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Chianti Classico Le Baroncole 2001 San Giusto a Rentennano

トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano

	更新履歴 2012/12/02 販売価格 4,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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キャンティ・クラッシコ レ・バロンコーレ 2001 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョベーゼ97%、カナイオーロ3%／フルボディ》


表記のアルコール度数は14度。以後は14.5度になるビンテージも少なくありませんでしたね。個人的にはこれぐらいがいいんだけどなぁ。生産本数は14513本となります。ロット番号から察するに2004年の2月の瓶詰めかと思われます。コルクはまだ十分な弾力を保ちよい状態ですね。グラスはヴィノムのキャンティ型です。透明度はあるが深いルビー色でまだまだ色合いはしっかりしています。エッジもオレンジっぽさはなく色合いからは熟成は感じません。スワリングするとグラスの内壁を垂れる脚はなかなかゆたーりとしておりますよ。グラスに鼻を近付けますと‥うーん、まとまってるなぁ。熟成香というよりも、まとまり香‥二日目や三日目‥そんな感じが抜栓直後から‥ですね。果実香に若いトゲトゲしさ‥というか荒さがないのな。果実香に丸みを感じます。甘味、旨味も感じる香りがあり、ちょっとヴァルサミコ的な香りがアクセントになっていますね。香りの開き具合は、決して強いわけではないが、これぐらいがレンテンナーノの全開で（やや）閉じの美学‥って久々だなオイ！ワクワクするぜ！

口に含みますと、舌にあたるタッチがとてもやわらかく旨味でコーティングされている感じ。まだミネラルの溶け込みも感じ冷ややか。味わいもまとまってますわぁ。コク味炸裂系ではないがチュっとしたエキスが旨い。サンジョヴェーゼの、レンテンナーノの地味、滋味があり余韻も穏やかに長い‥あああああ、旨いわぁ。味わいに閉じを感じることはない。しっとりとしていて、酸味はつゆだく‥まさに理想のレ・バロンコーレで、ペルカルロが交錯する2000年をモダンに感じる、どこかタイトな部分もある、あくまでもキャンティ・クラッシコとしてのレ・バロンコーレの初ビンテージとも言えよう。渋味もキメ細かく溶け込み、酸味はさらに‥。ゆたーりと杯を進めると、どこか熟成香と言える含み香が余韻に混じるようになる。そりゃそうだ‥現行が2008年ですからね。

二杯目‥うん‥これはキャンティ・クラッシコなんだなぁ‥もちろん最高に上質な。2000年ほど甘味はない‥とも言えるし、そこをタイト、モダンではないと感じているかもしれません。14度というアルコールも感じさせないしね。グラスの中でさらにまとまり、旨味と甘味の輪郭が純度の高い飴細工でできた薄張りグラスの様。溢れはしないが若さゆえの‥いや、過ちなどなく、落ち着きが出てきた。シャアではなくクワトロ。

二日目は、さらにやわらかさ‥しなやかさが増す。含み香にほんわかと熟成香が馴染むが、あくまでも果実の香味が主体。上品な甘味なんだなぁ‥久々にサンジョヴェーゼにこし餡を感じているが、粉っぽさは控えめでしっとりと濡れたこし餡。酸味も上質だが、渋味共々、まだまだ熟れる要素がふんだんで、その分ポテンシャルを感じる。

密度も高く、（ほんのりだが）甘味もあるが、決してモダンな酒質に感じさせるものではありません。とにかく出来がイイ。しっかりと熟した葡萄を素直に醸造した結果‥が、これだし、上等なキャンティ・クラッシコがどうあるべきか？がわかる。やはり個人的に半ダースほど熟成させてみようかと思う。二日目にしてなお‥グラスの中でその奥深さと艶やかなまとまりを魅せるのもさすが‥ああああああ旨い。めっさ旨い。