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Chianti Classico Riserva 1996 San Giusto a Rentennano

トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano

	更新履歴 2013/03/02 販売価格 4,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ 1996 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア／トスカーナ／サンジョベーゼ97%、カナイオーロ3%／赤／フルボディ》



好きこそものの‥

まぁ上手かどうかはわかりませんが、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノの古酒に関しては全力買いしております（もちろん大人の事情でスルーする場合もありますけども‥）。今回はＣＣＲの1996年。実は1998年までしか飲んだことも扱ったこともありませんもので、この1996年は初めてです。1998年を飲めばあと何年先まで遡れるか？の推測も‥もちろん古酒ですから状態にもよりますけどね。

今回もアタリを引いたを実感‥全量買い占めできてシアワセ。

さて‥状態は、ＣＣＲ時代お馴染みラベル。一部擦れなどがあるボトルもありますが気にしない、気にしない。ラベルに記載の生産本数は9521本となります。キャップシールも状態も良く、裾に巻かれたDOCGのピンクの帯封の影響で回りませんが、液面は経年相応、液漏れはないはずです。液色は透明度があり明るいルビー色、瓶底に澱が数カ所固まったものがありますが経年を考えると量は少ない。澄んだ液色で状態がいいですね。なお、表記のアルコール度数は13.5度となります。


コルクは引き締まり密度の高い5cm。グラスはヴィノムのキャンティ型。まだまだ深い色合い、ふわりとバリックな樽香はヴァニラ80%、木質20%そんな感じかな。もちろん派手な新樽香ではないですが、樽の甘味も感じる。それがクリーミーにも感じさせるヴァイオレット香、度数は13.5度ですが、なかなかエキスィな香りにボルドー型でも良かったかも？1996‥香りはパッキパキに開いているわけではないが、閉じではない。熟成香とすれば、ちょっと梅酒ちっくですね。13.5度とアベレージなアルコール度数ですが、アルコール的甘味も感じます。口に含みますと木樽的樽香を添えた果実の香味がありますね。輪郭に厚みがありとてもなめらかで密度がしなやかだなぁ。

まだ一杯目ですが‥熟成を感じるとすればほどよく弱くなる感じでしょうか‥でもそれはヌケではないんだな‥味わいは終息してゆく‥そんな感じ。香りは残り、余韻はとても長い。ストレスなく、落ち着きを感じつつもハイトーンの軽やかな果実味。サーッと細かい砂を平らな床に撒くようなタンニンがビシーっとキマる。

とてもいいＣＣＲだな。ＣＣＲらしい凛とした‥が、ある。1996年というビンテージも見直した。実は決して悪くない評価なんだが1998年同様に五つ星なビンテージの狭間で過小評価されているかもしれない。

カベルネ系の青さではなく（いい意味での）野菜香のようなものも感じる。それって時計の針を戻すように若さにも感じたりするから不思議。とても口当たりがいいし、喉越しもスムース‥キレイだなぁ‥研ぎ澄まされた旨さがあり、酸味もキレイに溶け込んでいる。とはいえ、明日も期待できる酒質できっとダクダクするのかと思うと、唾液がダクダクする。

しっかりと熟度は感じるがどこか冷涼さもある。重過ぎない旨味、でも旨味。ほんのりと甘味が出てくるね。1998年も旨かった‥1996年も旨い‥いや、ほんとお買得だわどっちのビンテージも。

実は、すごーくゆっくり飲んでますし、ゆっくり飲めてしまうワインでもあるんですね。今年2010年のＣＣＲ レ・バロンコーレがリリースされますので同格ワインとして考えれば、13年ほど追瓶熟成が施されていますが、初日の二杯目ぐらいでグラスの中でヘタりそうにもない。どころか、ゆっくりと深みを増してるんだから。

二日目もヴィノムのキャンティ型。よほど初日はスムースに飲めてたのか‥半分以下になっていることに気付く（苦笑）。グラスに注いでいる際に、初日に感じた野菜香のような何か‥はメロンに似てるかもしれません。注ぎたてのグラスからはヴァニラを伴う樽香、カランとした飴っぽい甘味ある香り、スミレも軽いリキュールっぽさがあるんですね。ただアルコール度数は13.5度の表記でアベレージだと思われますが、14度に近いかもしれません。口に含みますと、いいまとまりですね‥とても丸いんです。重過ぎずしっとりとした味わいで格別の旨さ。酸も渋味もよく溶け込んでますね。旨味がねぇ‥旨味ににねぇ甘味があるんだなぁ。

三日目‥最後の一杯です。大人の事情でオヴァチュアです。どっぷりと深い甘味ある果実と樽香がほんといいですね。なんだか1996年のワインを買いに走りそうな気がします。いやぁ旨い‥ほんと旨い。

正直売りたくない。


もちろん俺の分確保（役得‥役得‥）。

1996年ということもあり、仕入れは安かったので正直に値段を付ける‥俺バカバカバカ！