Langhe Nebbiolo Perbacco 2018 Vietti

ピエモンテ州の赤

Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円

更新履歴 2021/06/04
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ランゲ・ネッビオーロ・ペルバッコ 2018 ヴィエッティ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》

ピエモンテ州はクオーネ県、カスティリオーネ・ファレットに位置する生産者です。特徴的なアートラベル、これまでは日欧商事さんの扱いでしたから百貨店などでも見たことあるあるな生産者でもあります。1800年代後半、初代のカルロ・ヴィエッティからスタートした生産者。その息子であるマリオに時代になってからヴィエッティの名前での自社瓶詰めが始まります。1952年からエノロゴとして従事していたアルフレード・クッラードが1957年にはマリオの娘であるルチアーナと結婚、ヴィエッティ家の哲学を引き継ぎます。2000年に引退後は四代目として長男のルカと娘のエマニュエラの夫アルフレッド・クラッドが引き継いでいましたが、この夏、アメリカのコンビニチェーン「KUM&GO(カム&ゴー)」のオーナーであるカイル・クラウゼに買収され参加となりました。実は2015年にはエンリコ・セラフィーノも買収していたようですね。

2007年のリゼルヴァ・ヴィレッロがモニカ・ラーナー(ワインアドヴォケイト)誌で100点が付けられたのも記憶に新しいですが、それが買収に少なからず影響を及ぼしたと考えています。ただし、傘下に入っただけで実際のアジェンダの運営はこれまで通りとのこと。まあ、色々あるんだと思います‥うんうん。

カスティリオーネ・ファレットでは最も早く単一クリュのワインを瓶詰めすることとなり1961年にバローロ・ロッケとバローロ・マッセリアを誕生させます。絶滅の危機に瀕していたアルネイスの復興にもアルフレードは一役買い、ヴィエッティのロエロ・アルネイスは品質の高いものです。もちろん、ピエモンテの生産者らしいドルチェットやバルベーラ、モスカートからなるワインもありますし、バルバレスコは当時から所有するマッセリアのクリュを。そして要はやはりバローロですね。

最もスタンダードかつカスティリオーネ・ファレットの個性を表現するバローロ・カスティリオーネに、ロッケ・ディ・カスティリオーネやラヴェーラ、ラッツアリート、ブルナテなどのクリュバローロ、その頂点にはリゼルヴァ・ヴィレッロが光臨します。

基本的にはバローロ・カスティリオーネのセカンド的な位置づけですが、ヴィエッティが所有するブドウ園、クリュ(畑)、樽などが選別されランゲ・ネッビオーロに格下げされたもののようです。つまり、バローロとなるかもしれないブドウが使用されているかもしれないわけで平均樹齢は35年としっかりとしたもの。28度から35度に温度管理されたステンレスタンクとバリックを併用しての18日から28日間のアルコール発酵、マロラクティック発酵が施されます。熟成はまずはバリックでの4ヶ月。追ってスラヴォニア産の大樽に移されて20ヶ月の樽熟成後、澱引きも兼ねてステンレスタンクに移され数ヶ月落ち着いてから瓶詰めされます。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

ヴィエッティと言えば淡い色使いながら繊細なタッチのアートラベルが有名ですね。このランゲ・ネッビオーロは、たぶんタンポポの種(綿毛)ですね。花が散ってから‥という意味ではなく、これから種を撒くまでの序章だと考えれば、ランゲ・ネッビオーロらしいともいえます。瓶型はお馴染みのALBEISAの共通瓶。コルクは安心のディアム社製、2015年以降は5cmとなります。グラスはヴィノムXLのピノ型、ラベルに記載のアルコール度数は2013年、2015年は13,5度、2016年からこの2018年も14度となります。

暗さや深さを感じる赤ですが、先が見透かせる透明度もあります。2017年よりも少し暗さがありますかね。2017年よりも樽香は控えめの印象ながら、果実香は深い。イチゴ、ラズベリー、新鮮さと甘さを感じますが、深味、コクを感じさせるフルーツの香がいいですね。香りにも立体感があり、まだ全開ではなさそうですが、閉じ感はありません。まだ、少し青さを連想させる香りがありますが、未熟さではありません。

口に含みますと、十分に口の中を満たすボディがあり、イチゴやブラックチェリー主体の果実味は十分な熟度や密度を感じさせつつも、新鮮な酸もあり飲み疲れないタイプ。飲み口にも2017年ほど樽の要素は強くありません。渋み、酸味ともに、抜栓直後の一杯目ですので、まだ熟れの余地はありますが、一杯目でこの状態はかなり上出来で先が楽しみになる。2016年、2017年と同じ14度ながら、この2018年はそうアルコール感を感じるわけではない。ランゲ・ネッビオーロはステンレスタンク仕上げのタイプもあるし、このヴィエッティのように樽熟成させてものもあり、テクニカル情報などを確認して、お好みのタイプを選んでいただきたいと思います。うん、飲みやすいし、おいしいですね。時間経過とともに、タンニンにリンクする茶葉系の風味も出てくると、俄然、ネッビオーロ感マシマシになります。

二杯目になるとしっぽりと濡れた果実味にまとまりがあり、果実味もしっとりとしてきますね。全体的に潤いのある密度が、なおさら、スルリと飲みやすさにもつながるってわけ。余韻も長くなってきました。まだまだ旨味はそこそこですが、これも時間の問題かな。初日でも十分美味しいですが、二日目以降も期待できますね。

二日目はヴィノムのブルネッロ型にしました。理由は、何度か買いてますが、ヴィノムのブルネッロ型はパっと見はボルドー型の派生ですが、用途としてはブルゴーニュ型に近い部分もあると考えているんですよね。このランゲ・ネッビオーロのバランス的に、こっちもアリ寄りのアリなんじゃないかと思いました。うん、香りは初日よりも開いてますね。このグラス、いいかも。初日よりも果実香も深いですし、香りにもボディ感が出てきました。樽香は控えめですが、樽の要素はしっかりと感じますよ。口に含みますと、十分に満たす果実の密度とボディ感がありますが、14度を感じさせないアルコール、この2018年は酸味ん伸びがとてもいいですね。旨味も出てきましたが、旨味推しではなく、心地よい酸味と、渋味もしっかりありバランスもいいですよ。

押し迫るような濃さではありませんが、密度感は十分で、まだ若い荒さも感じますがこれは仕方ないですね。十分に複雑さがあり、終盤に向けて樽香がふんわりと上がってくる感じ。余韻も十分ですよ。やはりネッビオーロらしい茶葉なタンニンは食事が欲しいですね。軽めにクリームや、ゴルゴンゾーラのソースをローストした肉や野菜と合わせるのもいいかもしれませんし、キノコのソテーをバターで仕上げるのもいいかもしれませんね。そう、ワインはそんな重々しタイプではありませんが、重めのソースのお料理もすんなりと流してくれるような酸味や、渋味が豊富なのでそういうの、いいと思いますよ。

三日目はヴィノムXLのピノ型に戻します。野生のイチゴやチェリーの香りがさらに広がりますね。ネッビオーロらしい茶葉は含み香に多いですが、グラスからの香りにはイグサ、タタミのような香りがあるんですよね、青んだけど枯れた葉、茎のような香りのアクセント。口の中の果実味は健在ですが、渋味にもメリハリが出てきましたね。こういうタンニンで脂を流したい。旨味もほどよくありますが、きっちり酸味もあり、くどさがないですね。

2017年は暑かったビンテージということもあり、ワイン単体でも‥な重厚さや樽の風味も強めでしたが、2018年はそれと比較すると涼しさを感じますね。とはいえ、ミネラル推しではなく果実味はしっかりありますが、伸びよく、メリハリのある酸があり、より食中酒向きのスタイル、渋味も相まって少し重めのソースもすんなり流してくれそうなタイプですよ。若いうちから楽しめるネッビオーロはやっぱりランゲ・ネッビオーロ(やロエロ)がいいですね。罪悪感もありません(笑)。

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