Climat Chardonnay 2015 Vie di Romans(6種6本セット)

イタリアの白ワイン > Vie di Romans

ヴィエ・ディ・ロマンス

更新履歴 2019/11/09
販売価格

59,800円(税込)

在庫数 SOLD OUT

※こちらの商品は木箱入りとなり、他の商品との同梱不可となります。

クリマ・シャルドネ 2015 カステッロ・ディ・アマ ポッジオ・スカレッテ
《イタリア/フリウリ/白/シャルドネ/辛口/6本木箱セット/同梱不可》


フリウリ州‥スロヴェニアとの国境沿いの街、ゴリツィアの西に位置するマリアーノ・デル・フリウリ地区はイソンツォDOCエリアとなります。祖父の代から100年もの間、ガッロファミリーの手によって守られたその土地は、水はけのよい平らな土地で、海と山の両方から吹く風に恵まれるミクロクリマを持つテロワール。

17歳で家業を継いだ現オーナーのジャンフランコ・ガッロ氏は、同地区のみならずイタリアの生産者が一目置き、イタリア最高の白ワインの生産者として最も尊敬され信頼される‥「北の巨人」と形容される人物です。ジャンフランコが三代目‥次は息子さんが四代目となるそうです。

創立以来「ガッロ」と名乗っていたものの、カリフォルニアの大規模なワイン生産者である「(EJ)ガッロ」との商標権の兼ね合いで1986年に名称の変更を余儀なくされたそうで、現在の「ローマ人の道」という意味のヴィエ・ディ・ロマンスになったそうです。

彼の考えるテロワールとは「人間、土地、気候、ブドウ品種」であり、その中でも最も重要なのは「人間」であるとのこと。また「テロワールに最も適したブドウを栽培すること」「凝縮したブドウを作ること」「完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫すること」な、当たり前のことを当たり前に‥に向かって邁進する生産者。

流行の醸造法や、市場に流されることなく、彼がその地で得た知識、経験を元に毎年生み出されるワイン達。何度かご一緒させて頂きましたが、本当に偉大さを感じる人物ですね。そこには包容力もあるわけですが、自身の目標や探求へのストイックさをヒシヒシと感じます。とても几帳面でブレない‥見習いたいものですね。

2009年からの樽発酵やマロラクティック発酵の廃止、リースリングレナーノ単一のプリン・フリートや、メルロからなるロゼのチャントンスの生産終了もあり、転換期にあると言え、それまでのスタイルとの差異は少なからず感じて当然ですが、思想としては進化をたどっているはずなんですよね。

イソンツォDOCエリアは北緯45度から46度、日本でいうと最北端である稚内あたりとなります。この地区は平地で海抜も30m前後ながら「北」であることや、大陸性気候と地中海性気候の両方を併せ持つこの地区だからこその要因も多数でそのひとつにロシアから吹き付ける冷たく乾いた風"ボーラ"が平地ながら滞留を興さずに冷涼な気候を保っています。

イソンツォ川の南部は粘土質や石灰質が多い土壌で、畑での仕事量は半端ない。グリーンハーヴェストは二度行い、一本の樹から収穫されるブドウは600g、一本のワインを造るに1000gのブドウが必要と言われているので、そのためには二本の樹から収穫したブドウを使うことになりますね。

また徹底的に酸化を防ぐ醸造も彼ならでは。除梗の段階から極力酸化を防ぎ、発酵が始まるまではドライアイスの粒を混ぜることで酸素を寄せ付けません。またタンクには窒素を充填することで酸化を防ぐ徹底ぶる。酸化を防ぎきった果汁は、ブドウの粒の中味と同じ色、香り、味を持つそうです。


 2015年のビンテージ情報

 4月、5月は雨が少なく気温が高く素晴らしい春でした。6月、7月に適度に雨
 が降るも長雨にならず、水不足の心配もなく、非常に素晴らしい状態で初夏
 に突入しました。7月末から気温が上がり始め、40度に近い日も何日かありま
 したが、初夏から収穫までの間は昼夜の気温差がかなりあったので、気温が
 上がった日でも夜は涼しく、ブドウの育成には完全にマッチ、パーフェクト
 な年になったと言えるでしょう。収穫は9月上旬から始まり、雨にあたること
 なく完璧な状態で行われました。2015年はまさに記念すべき素晴らしいビン
 テージで自身にあふれる年になりました。

 ヴィエ・ディ・ロマンスの熟成樽に関しての追加情報

 西野嘉高もテクニカル情報を書きながら気になっていたのが熟成樽の容量の
 情報なんですね。225Lと228L‥その3Lの違いに何があるのか?輸入元さんか
 ら回答が来ましたので追加情報として記載しておきます。

 樽の製造メーカーによってブルゴーニュタイプである228L容量の樽と、ボル
 ドータイプである225Lの樽のが異なるそうです。元々ヴィエ・ディ・ロマン
 スではブルゴーニュタイプの228Lの樽を使用したいたそうですが、樽メーカ
 ー(ダルジュ、バロン)がブルゴーニュタイプ(228L)の樽の製造を止めて
 しまい、以降はその樽メーカーからボルドータイプ(225L)の樽を購入する
 ことになったので、熟成に使用する樽の容量が複数あるようです。

 なお、現在ヴィエ・ディ・ロマンスのワインの熟成に使用されている樽のメ
 ーカーとタイプは下記の通り。なお、3Lの差はワインに及ぼす影響はないと
 のことです。

 ・タランソ  :ブルゴーニュタイプ
 ・セゲンモロー:ブルゴーニュタイプ
 ・ダルジュ  :ボルドータイプ
 ・バロン   :ボルドータイプ

ヴィエ・ディ・ロマンスのシャルドネを醸造するにあたり、そのシャルドネが産まれる畑は元々6つの区画に分かれていたそうです。単一品種でも区画毎の収穫や醸造は今の時代は当然のことですが、それを個別の作品として‥は、30年来の構想だったそうです。

ヴィエ・ディ・ロマンスでは、それを「クリュ」とは呼ばずに「クリマ」と呼んでいます。「クリュ」とすれば、ヒトが規定する人為的な区画を意味し、「クリマ」とすれば、誰もが規定できない自然の影響のみを考慮した区画とし、「クリマ」と呼んでいるようです。その、区画毎の違いを同じ条件(人の手や、技術、方法)でワインに転化すれば、その違いこそが土壌やそのクリマでの環境の違い、その素性を純粋に表現でき、どの年でも同じものにはならないと考えています。

この6つのクリマは、ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ(以下、樽ドネ)に使用される3区画、そしてチャンパニスに使用される3区画の合計6つのクリマをそれぞれ瓶詰めしたということになります。


■ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ(樽ドネ)用畑

GLESIE(13,5度)

ドロマイト(苦灰岩)が非常に豊富。主に年度とシルト土の深い層。表土には石灰岩はないが、最深層部に豊富に含まれる。土壌有機物は豊富である一方、微生物量は中程度。鉄分は豊富、リンは少ない。保湿力は中程度。

収量:37HL/Ha
生産本数:1,330本
面積:2,4ha
平均樹齢:8年
発酵:ステンレスタンク発酵、バリックでマロラクティック発酵。
   低温マセラシオン18時間から20時間
   発酵温度14度から22度。発酵期間25日
熟成:オーク樽熟成9ヶ月(新樽比率20%。228L、フランス産、澱ともに)
   ステンレスタンク9ヶ月間(11HL、澱とともに)
瓶熟:24ヶ月以上。ノンフィルター


CURIE(13,5度)

ドロマイトは豊富。非常に深さのある土壌で表土から深層部まで炭酸カルシウムが豊富。粘土含有量は中程度。土壌有機物は豊富に含有している。微生物量は少ない。多量要素(一次・二次)共にバランスよく土中に含まれている。保湿力は控えめ。

収量:40HL/Ha
生産本数:1,330本
面積:4ha
平均樹齢:12年
発酵:ステンレスタンク発酵、バリックでマロラクティック発酵。
   低温マセラシオン18時間から20時間
   発酵温度14度から22度。発酵期間18日
熟成:オーク樽熟成9ヶ月(新樽比率20%。228L、フランス産、澱ともに)
   ステンレスタンク9ヶ月間(11HL、澱とともに)
瓶熟:24ヶ月以上。ノンフィルター


NUTS(13,5度)

ドロマイトは豊富。主にシルト。表土には石灰岩が少々あり、深層部の炭酸カルシウム含有量は高い。土壌有機物、微生物共に豊富。またカリウム含有量が高い。保湿力は高め。

収量:40HL/Ha
生産本数:1,330本
面積:2ha
平均樹齢:14年
発酵:ステンレスタンク発酵、バリックでマロラクティック発酵。
   低温マセラシオン18時間から20時間
   発酵温度14度から22度。発酵期間20日
熟成:オーク樽熟成9ヶ月(新樽比率20%。228L、フランス産、澱ともに)
   ステンレスタンク9ヶ月間(11HL、澱とともに)
瓶熟:24ヶ月以上。ノンフィルター


■チャンパニス用畑

BOGHIS(13度)

ドロマイトは少ない。炭酸カルシウムが少し混じる表土に粘土とシルトの豊富な土壌の層(深さは中程度)。さらに炭酸塩が深くまで分布する。土壌有機物、微生物が共に豊富で、保湿力に優れる。

収量:48HL/Ha
生産本数:1,330本
面積:1,5ha
平均樹齢:27年
発酵:ステンレスタンク発酵、バリックでマロラクティック発酵。
   低温マセラシオン18時間から20時間
   発酵温度14度から22度。発酵期間25日
熟成:オーク樽熟成9ヶ月(新樽比率20%。228L、フランス産、澱ともに)
   ステンレスタンク9ヶ月間(11HL、澱とともに)
瓶熟:24ヶ月以上。ノンフィルター


CORTESAR(13,5度)

ドロマイトをある程度含む土壌。主に砂質、シルト土壌で炭酸カルシウムは表土に少々、下層部に豊富に含まれる。土壌有機物は豊富、微生物は中程度の分布。土壌中のカリウムとマグネシウムの含有バランスは良い。保湿力は中程度。

収量:44HL/Ha
生産本数:1,330本
面積:2ha
平均樹齢:25年
発酵:ステンレスタンク発酵、バリックでマロラクティック発酵。
   低温マセラシオン14時間から20時間
   発酵温度14度から22度。発酵期間18日
熟成:オーク樽熟成9ヶ月(新樽比率20%。228L、フランス産、澱ともに)
   ステンレスタンク9ヶ月間(11HL、澱とともに)
瓶熟:24ヶ月以上。ノンフィルター


GOSS(13,5度)

ドロマイトは非常に豊富。土壌の層は深くないが、メインの2層は炭酸カルシウムが豊富。主に砂質石灰土。土壌有機物は豊富で、微生物量は中程度。保水力は控えめ。


収量:39HL/Ha
生産本数:1,330本
面積:1,5ha
平均樹齢:10年
発酵:ステンレスタンク発酵、バリックでマロラクティック発酵。
   低温マセラシオン18時間から20時間
   発酵温度14度から22度。発酵期間20日
熟成:オーク樽熟成9ヶ月(新樽比率20%。228L、フランス産、澱ともに)
   ステンレスタンク9ヶ月間(11HL、澱とともに)
瓶熟:24ヶ月以上。ノンフィルター


熟成に関しては、バリックとステンレスタンクの併用ではなく、どちらかが先となります(確認中)。また、他のヴィエ・ディ・ロマンスのワイン達と違い、マロラクティック発酵が復活しているのが興味深いですね。こうなると、樽ドネや、チャンパニスとはまったくの別物となります。初ビンテージとなる2015年が、ようやく2019年末にリリースとなりました。アルコール度数は「BOGHIS」のみ13度で、他は13,5度の表記。混醸(語弊あり)の樽ドネは13,70度と公式サイトに記載されており、ラベル表記は13,5度でしたので、ほぼ同じということですね。

希望小売価格は63,000円税別。これには木箱代も含まれるでしょうが、1本あたり10,500円税別。と、樽ドネや、チャンパニスの倍のお値段になりますが、生産本数が各1,330本=そのセット数になります。日本への割当は50セットでしたが、破損などがあったそうで実際に販売されるのは43セットとのことです。

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