Rossj Bass 2015 Gaja
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お一人様1本でお願いします。
ロッシィ・バス 2015 ガヤ
《イタリア/ピエモンテ/白/シャルドネ/辛口》
ガヤのシャルドネと言えば「ガイア&レイ」が有名‥かつ憧れですが、もう少しお手頃価格なのがこのロッシィ・バス(それでもイタリアの白ワインとして高額ですけどね)。このロッシィ・バスは1988年が初ビンテージ。ランゲ・シャルドネDOCを名乗れるはずですが、ランゲDOCのみのようです。
ブリッコ地区にある海抜役305m付近の石灰粘度質の「ロッシィ」と、ポッツォ地区にある海抜役260mの「バス」畑を中心に、一部セッラルンガで栽培されるシャルドネも混醸されているようです。ロッシィの畑名は、アンジェロ・ガヤの下娘であるロザンナが名前の由来だとか。バスはこの地域の古くからの名前で、ロッシィ畑よりも豊かで締まった土壌とのこと。
醸造は16度から20度に温度管理されたステンレススチール製のタンクで最低4週間の醸しと発酵が行われます。バリックに移されてマロラクティック発酵と樽熟成を6ヶ月から6ヶ月の後に瓶詰めされます。
熟成させるのもオヌヌメです。
実は、ガヤの白ワインの古酒を集めております。「ガヤ&レイ」は高いのでよほどの条件で見つからない限り買えませんが、樽ヴィニョンの「アルニテ・ディ・ブラッシカ」(←ロッシィ・バスより高い)と、この「ロッシィ・バス」は、お値段さえそこそこなら買って、飲んで、また買って。
元々は「アルテニ・ディ・ブラッシカ」の1997年と、1998年を数年前に入手し、そのまったく老ねない姿に感銘を受けたのが始まりです。シャルドネの「ロッシィ・バス」に関しても、熟成はすれど、急激に色が濃くなることもありません。90年代でもまだミネラルを感じ、老ねない。もちろん状態によりけりですけどね。他の著名なランゲ・シャルドネとは一線を画き、ガヤの白らしさが長く続くんですよね。2002年のような一般的にオフでも今なお、ミネラル感があり、老ねないのも驚き、とても美味しい状態を保っています。なかなか白を育てる(熟成させる)こともないかもしれませんが、どうせなら良いビンテージがオヌヌメですし、どうせならガヤの「ロッシィ・バス」はシャルドネ好きにはほんとオヌヌメです。
飲んでみました。
そう、熟成させてもそうすぐにその変化を感じることはありません。それは今飲んでも十分美味しいという意味でもあります。もちろん、まだ若さもあるのでミネラルは硬質、バリックでのマロ発酵、樽熟成が施されますが、樽ドネとしてはそう重い樽香ではない。とてもクリア、でも、樽ドネらしい南国系フルーツの果実味もたっぷりとある。「ガヤ&レイ」はもっと樽も効いていて、深みがあるそりゃあおいしい樽ドネですが、お値段は倍(以上)。「ロッシィ・バス」も価格的にもかなり上等ですが、飲み甲斐、熟成し甲斐はハンパない。
マジオヌヌメです!
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