Battistelle Soave Classico 2011 Le Battistelle

イタリアの白ワイン

更新履歴 2014/04/20
販売価格

1,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

バッティステッレ ソアーヴェ・クラッシコ 2011 レ・バッティステッレ
《イタリア/ヴェネト/白/ガルガネーガ/辛口》


長らくブドウ栽培農家を営んでいたダル・ボスコ家。ヴェネト州の大手生産者にブドウを卸していましたが、良いビンテージのみしか購入してくれないこともあり、その後はソアーヴェの生産者組合に入るもなかなか‥。ジェルミーノとクリスティーナ夫妻は一念発起し、2003年に自社醸造・瓶詰めを始めます。ソアーヴェ・クラッシコDOC地区内の東側、ブロニョリーゴ地区にいくつかの畑を所有しており、ガルガネーガ種のみの栽培。将来的にスプマンテや、自家消費用にヴィン・サントも醸していますが、現在リリースしているのは三種類のソアーヴェ・クラッシコのみ。

いずれも、畑の立地や土壌に差異もありクリュを名乗ります。今回ご紹介するバッティスティエッレは、価格的に真ん中のソアーヴェ・クラッシコ。所有する畑の中ではもっとも大きく、ブロニョリーゴ地区の中でも、アジェンダの周辺であるモンテ・カステッラーラに畑を持ちます。

ブドウ栽培農家として生計を立ててきたジェルミーノ氏はさすがにブドウ栽培にかけてはその知識も経験も。ペルゴラ・ヴェロネーゼという古い仕立てで栽培されるブドウは、まるで垣根仕立てのように上からブドウが垂れ下がるようなスタイル。中腰でのブドウ栽培は機械が使えず効率的ではありませんが、樹齢も高くガルガネーガには一番適した栽培方法とのことで頑に守っているそうです。

温暖化の影響は少なからずあるそうで、日当りが良過ぎてブドウが焼けたり過熟しないようにブドウ房を隠すように葉の量や向きをコントロールすることや必要最小限の殺虫剤のみを使用、ペルゴラ・ヴェロネーゼの場合、土壌からブドウ房まで距離がありますからそこを風が抜けるなど病気に対するリスクも実は少ないようですね。

自社醸造・瓶詰めを始めるにあたり投資した醸造設備もステンレスタンクは大き過ぎることなく、各クリュや、区画ごとに醸造も行っているようです。醸造は専門のエノロゴを雇いお任せしているそうで、とてもキレイなワインを造るヒト‥と信頼おけるエノロゴだそうです。

生産者を規模で選ぶつもりはありません。小規模な生産者=丁寧な栽培や造りをしている‥とは思ってないからなんですよね。設備投資ができてないことや、栽培や醸造に関してのノウハウやそれの蓄積も少ないかもしれません。結果、不安定なワインや不潔なワインを生む生産者もいます。大手生産者になると一定品質のワインを(小規模生産者と比較すれば)大量生産も可能になりますが、それがすべて工業的とまで言い切れませんしね。結果、出来上がった作品が美味しければいいのです。とはいえ、このレ・バッティステッレのジェルミーノ氏はほんとに畑で仕事をされている方なんだなーを実感させますね。奥様とともに人柄も良く、真面目‥レ・バッティステッレのワイン達のワインそのものなんです。

このバッティステッレのクリュは東〜南東向きの畑で、他のクリュ同様に非常に火山性の土質がはっきりと個性として表現されています。一時期はアメリカ市場が好むからと、このバッティステッレを樽熟成させたロットも醸した経験があるようですが、このガルガネーガにはそれは似合わないと一年で終了。現在もステンレスタンクでの発酵と熟成を守っています。下のクラスのモンテセイはシュール・リーは施されませんが、このバッティステッレより上はシュール・リーも施されるそうで、優しく搾ったボストは直ちに冷却され温度管理されたステンレスタンクで約20日間の醸しと発酵。熟成もタンクの中で、時折バトナージュさせて香味を引き出します。

モンテセイも他の生産者のスタンダードなソアーヴェ・クラッシコと比較すると、ひとクラス上なコスパを誇りますが、このバッティステッレも他のクリュ・ソアーヴェと比較すればひとクラス上ですね。

ヤバダバ・ドゥー!

と叫びたくなるようなフリンティーなニュアンスは火山性土壌由来。緑のハーブではなく黄色の柑橘ですが、柑橘の色は薄めなのがガルガネーガ。モンテセイよりも果実味の密度はハッキリと目が詰まっているのも感じますし、豊富な酸はフレッシュかつシャープですが果実味を持ち上げる役目も。硬質なミネラルがあり、スッキリ系ながらも、力強く、口の中を満たします。

ダル・ボスコ夫妻との会食では和食のコース料理だったのですが、合いますよお。ほんと和食とソアーヴェっていいと思う。ミネラリーで酸のクックリした白は全般的に相性いいんでしょうけどね。この時期ならワカメと竹の子の炊いたんとか、焼き魚…塩焼きがいいと思う。木の芽和えぐり緑の要素が強くなると、ソーヴィニョンあたりの方が相性良さそうですが、酢みそに合わせると思えばこのソアーヴェもありですね。

ちなみに‥

ソアーヴェDOC、ソアーヴェ・クラッシコDOC。1968年の制定されています。ガルガネーガ70%以上で、トレッビアーノ・ディ・ソアヴェ、ピノ・ビアンコ、シャルドネなどが30%までの混醸が可能。ソアーヴェってこんなに有名な銘柄なのでいつまでもDOCなんだなーと思ってましたが、2001年に制定されたワイン法でソアーヴェ・スペリオーレはDOCGとなっています。もちろん、特定の古い地域はソアーヴェ・クラッシコ・スペリオーレを名乗れますし、リゼルヴァも可能。

TOPに戻る TOPに戻る

イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus


大きな地図で見る
[運営] 株式会社ニシノ酒店会社概要詳細
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4
[電話] 06-6731-7406(実店舗専用)
[電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用)
 こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。
[URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/
[MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com
[MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。
会社概要プライバシーポリシー特定商取引法送料決済方法サイトマップお問い合わせ

TOPに戻る TOPに戻る

Members:にしの組

ログイン ログイン
ご購入時に会員登録された場合、登録したメールアドレスとパスワードにてログインが可能です。(パスワードをお忘れのお客様→パスワード再設定
はじめてのお客様は 新規会員登録をお薦めいたします。会員登録いただきますとログインが可能となり、会員限定商品の購入が可能となります。

Profile:にしのよしたか

にしのよしたか
西野 嘉高(1970年4月22日:A型)
イタリアワインに関することは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
ライン
campany 株式会社ニシノ酒店
(会社概要・実店舗所在地地図)
campany イベントスケジュール
定休日・臨時休業日・西野嘉高のスケジュールや、ワイン会などのイベントスケジュールの確認はこちら。
faq サイトマップ
メール お問い合わせ
モバイル 090-1899-4351(西野嘉高直通)
カフェ "極主観的イタリアワインブログ"(新ブログ)
"Buona Scelta!"(旧ブログ)

Cart:お買い物かご確認

カート お買い物かご確認

Category:商品一覧

TOPに戻る TOPに戻る

新着イタリアワイン情報

FAQ:総合案内所

faq お買い物全般に関するご利用ガイド

送料や決済方法の他、お買い物に関する情報、よくある質問に対する回答をまとめました。何か疑問に思ったら、まずはこちらをご覧下さい。
ライン
caution ワインをお求めのお客様への情報

ワインをお求めのお客様に、ワインならではの品質管理などの情報などをまとめました。ワインをご購入のお客様はご一読下さいませ。
ライン
会社概要 特定商取引法に基づく表記:返品
会社概要 プライバシーポリシー
モバイル 携帯電話からもご注文可能です。
qrコード
カメラ メディア掲載履歴

株式会社ニシノ酒店がメディアに紹介された掲載履歴をご紹介。取材依頼なメディア様もご一読下さいね。

イタリアワイン啓蒙活動

カメラ イタリアワイン会履歴

不定期ながらイタリアワインの啓蒙活動を兼ねたワイン会を開催しております。ワイン会の参加者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
ペン イタリアワイン教室|Vino Labo

比較試飲(人体実験)を通して、イタリアワインをより深く経験するワイン教室です。実験教室の被験者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
用語集 イタリアワイン用語辞典

イタリアワインを飲んで感じたことを表現・比喩するための、"使わないかもしれない" "使わなくてもいい"独断と偏見に満ち溢れた極主観的用語辞典です。
ライン
リンク イタリアワイン数珠繋ぎ

イタリアワイン情報サイトや、お客様のブログと繋がるリンク集です。

その他..

フィード RSS フィード ATOM


TOPに戻る TOPに戻る