Chianti Classico 2022 Poggio Scalette

トスカーナ州の赤 > Poggio Scalette

更新履歴 2024/03/05
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3,000円(税込)

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キャンティ・クラッシコ 2022 ポッジオ・スカレッテ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/ミディアム》

ポッジョ・スカレッテと言えば、サンジョベーゼ・ディ・ラモーレとなりますね。もちろんこのキャンティ・クラッシコも、サンジョヴェーゼ・ディ・ラモーレが100%使用されています。ただし、比較的樹齢の若い区画から‥とのこと。現在、ポッジョ・スカレッテが所有するブドウ畑は22ha‥その内、サンジョヴェーゼは15haとなり、そこからイル・カルボナイオーネとキャンティ・クラッシコのブドウが収穫されますが、その樹齢が80年の区画、40年の区画、10〜20年の区画と分かれており、どの区画のブドウもイル・カルボナイオーネにもキャンティ・クラッシコにもなる可能性を持っていますが、やはりイル・カルボナイオーネになるブドウはたいていが高い樹齢からのブドウとなるそうですが、収穫後、アルコール発酵とマロラクティック発酵が終了する月から12月後半の段階で試飲をして、最終的に振り分けられているそうです。

ポッジョ・スカレッテの畑の規模であれば、年間10万本ほどのワインの生産が可能。ながらこれまではその30%にあたる3万本のみのイル・カルボナイオーネを中心に、あとは極少量のワインばかりで残りの70%はバルクで販売していたわけですが、現在は25%の規模に相当する約2万5千本ほどのキャンティ・クラッシコをリリースしています。とはいえ、残り45%に相当する4万5千本相当は変わらずバルク売りのようですね。

標高350mから550mの西南西の畑は、砂質、砂岩質(水はけに優れた石だらけ)と、少々のガレストロ、泥質の土壌に、コルドーネスペロナートとグイヨで仕立てられた樹齢30年から35年のサンジョヴェーゼは、若い畑はhaあたり7,250本の高い植樹率、古い畑はhaあたり3,000本の植樹率となります。収穫されたサンジョヴェーゼはセメントタンクにて15日から18日間の醸しとアルコール発酵の後、マロラクティック発酵が施され、セメントタンクの中で約10ヶ月の熟成後、40ミクロンという非常に軽いフィルターで濾過された後瓶詰されます。

2022年のビンテージ情報

やわらかなボディと厚みのあるビンテージ。暑く乾燥した春の後、夏には旱ばつがありましたが、意外にもブドウの房の発育に影響を与えませんでした。日中は気温が高い状態が続きましたが、夜には気温は探し、サンジョヴェーゼが十分に生育できる気温圏内でした。(畑が位置する山奥の450mから600m近い標高は、他のキャンティ・クラッシコ地区と比較しても夜に大きく気温も下がる)8月16日の降雨の後は、気温は穏やかになり、ブドウがベストなポイントまで成熟するに十分な水分や環境が確保されました。収穫されたブドウの状態は非常に良好で、病気のリスクもなく収穫を終えました。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

ラベルデザインはお馴染みのもの。もはやユーリの時代かと思われますが、ヴィットリオ・フィオーレの筆記体のサインが入っているんだから、やはり偉大な方なんですね‥を実感。2011年の度数は14度でしたが、2012年から2014年は13度、2015年は13.5度、2016年は生産されず、2017年から2019年までは13度、2020年からこの2022年は13,5度となります。コルクは表面がつるん系の4,5cm。グラスはシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型。ポッジオ・スカレッテのサンジョヴェーゼはラモーレとのことですが、他のラモーレを使用する造り手の作品よりも色深く暗いのが特徴的。非常にピュアながら深い密度を持つ果実香。スミレも果実もしっかりと凝縮感がありますが、例年のアメリカンチェリー系の果実は控えめ、より皮の色の赤いチェリーの風味が多いですね。

口に含みますと、少し鉄分を感じさせるミネラルの風味に塩味、ギュっとしたタンニンとキュンとした酸味もあり、甘過ぎない果実味は端正な密度感があります。バランスいいですね。余韻も長い。昨年感じたローストの風味はほぼなく、セメントタンク系のピュアなサンジョヴェーゼの風味がストレート。うん、おいしい。いい意味でニュートラルなCC。少し値上がりましたが、イマドキは、3,000円税込ポキーリ価格もなかなか大変と思うとコスパも良い。サクサクとした心地よいタンニンもいい。

二日目もシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型。2022年のビンテージ評を読みましたが、確かに果実香にもやわかさがありますね。やわらかいということおは、ある程度厚みがあり、そこがしなやかな感じ。とはいえ、暑さは決して感じませんよ。最近は高めのアルコール度数でも(14度以上)でも、アルコールによるボリュームや熱量を感じさせないワインは増えましたが、物理的にアルコール度数13,5度は適切だなと思うほどバランスも良い。CCの場合は酸味が前に来るタイプが少なくありませんが、スカレッテのCCは酸味のみならず、タンニンもしっかりと主張があります。全体像としてのバランスは良く、香味もしっかりありますが飲みやすい真っ当なミディアムボディ。渋味による骨格。アセロラのような酸味に伸びがありますね。

三日目もシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型。アメリカンチェリーの香りが少し出てきましたね。しっかり渋くて、しっかり酸っぱいんだけど、しっかり果実味もある。若さゆえのまだまとまりきらない部分はありますが、キャンティ・クラッシコとして裏切りのないスタイル、過剰ではない度数や、ボリュームを思うととても安心して選べます。お料理欲しいですね。とりあえず、おいしいオリーブオイルとトマト、塩でなんとかなるタイプでもあります。

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