Brunello di Montalcino 1997 Poggio di Sotto
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 1997 ポッジョ・ディ・ソット
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼグロッソ/フルボディ》
現在はコッレマッサーリ( Collemassari )社傘下というか所有となっております。コッレマッサーリは、マリア・イリスとクラウディオ・ティパの姉弟が運営する会社でもあり、チンギアーノ地区でモンテクッコDOCワインを醸す生産者でもあります。ポッジョ・ディ・ソットのみならず、ボルゲリのグラッタマッコも所有しています。
ポッジョ・ディ・ソットは1989年にピエロ・パルムッチ氏が設立しました。所有するぶどう園は約10haで、海抜200m〜400mの斜面に位置します。現在ではフェデリコ・スタディリニとルカ・マッローネがエノロゴを勤めていますが、設立当初からのエノロゴは、ソルデーラやモンテヴェルティーネを手掛けたジュリオ・ガンベッリ氏。
野生酵母のみでの発酵と30hlの大樽での48ヶ月もの熟成期間が設けられますが、リゼルヴァとの違いは、熟成途中の樽のセレクションのようで、リゼルヴァとして瓶詰されるものは60ヶ月熟成させられるようです。
さて、状態は、小豆色のラベルは特に問題もなくキレイな状態ですが、ひょっとすると小さな擦れや汚れはあるかもしれません。キャップシールも状態良く、DOCGのビンクの帯封が裾に横巻となりますので、キャップシールは回りませんが、一番液面の低いボトルを開けましたが液漏れはありませんでした。液面はボトル差がありますが、画像を掲載しているものが一番低いボトルです。茶瓶越しに見える液体は透明度がありそこの凹みには一部固まった澱がありますが、経年を考えるとこんなもんんかな‥やや少なめにも感じます。澱の周り1cm程度はモヤりますが、澱とともに沈んでおり、全体を濁らせるものではなく状態はいいですね。表記のアルコール度数は14度となります。
飲んでみました。
前述の通り、一番液面の低いボトルです。コルクはなかなかの質の5cm。グラスはヴィノムのボルドー型です。深い色調ですね。グラス内壁を垂れる足がなかなかゆったりとしています。グラスに鼻を近付けますと‥
むむむむぅー!!
熟成香というよりも、複雑な要素としての葉巻、枯葉に甘味があるの。熟したスミレの香りが華やかに果実を牽引します。3Bの鉛筆、果実香が深いですわ。軽くスモーキーなチャコールの香り、セミドライのイチジクやカシス、果実香も甘味があってほんと優美なふくらみを感じます。
嘘でも誇張でもなく‥ソルデーラに似てるっ!!
口に含みますと、びっしりと羽毛で満たされたような感覚。その羽毛が甘味ある果実で濡れ濡れなんですわぁ。酸味はすでにつゆだっくだくで、旨味に甘味が‥旨味に‥甘味がーっ!!
これは‥グラスはボルドー型(や、ヴィノムのブルネッロ型)よりも、ブルゴーニュ型の方が似合うかもしれません。
とっても甘味がある…完璧な状態。
とまらない杯‥。
ストレスなく旨味の海に溺れる。
おそるべしジュリオ・ガンベッリ!!
どこか柑橘の要素があるんですよね。赤を茶色く見せるにオレンジの要素が混じるの
です。
あかん‥これ、あかんヤツや…
こんなん飲んだら、口‥肥えてしまう(体はとっくに肥えてます)。
おおおおおおお!二杯目ヤバーーい!
甘い、甘いと書きますが、本当に甘いんです(甘口ワインではありません)。でも、甘味に軽やかさがありベタつくわけでもありませんし、エキスィでアルコールに由来する甘味ではありません。
旨味が強く‥そう力強い旨味になってきました。ふぅ‥こんなに旨いとは‥。
二日目です。三日目まで飲むつもりも、三日目まで最後の一杯を置いておける自信もありません。グラスはブルゴーニュ型にしてみました。さすがに表面積が広い分香りの量は膨大です。熟成という意味は少しのヴァルサミコな香り、果実は相変わらず旨味を連想させる甘味に包まれていますね。
参ったなぁ。
口に含みますと、やはりブルゴーニュ型の方がいいですね。舌全体に這う液体、両サイドからサラウンドな広がりがあります。香りも味わいも密度が高いわけですが、純度も高いわけですね。戻り香の甘味ったら‥。
まだ強さも感じます。もちろん熟れや落ち着きもありますが‥。もっと熟成させたり、もっと枯れの要素が混じってくるとさらに複雑さが増すでしょう。でも、今飲んでもとても美味しいですね。こういう旨味主体のワインはきっとリリースすぐからでも旨いはずなんです。もちろん、抜栓後の時間経過はさらに‥となりますけども。
グラスの中でゆっくりと時間をかけると香りに複雑さが出て来ますね。甘味あるシガーの香り、ああ‥でも甘味が素晴らしいなやっぱり。
二日目の二杯目≒ラスト杯。さすがにちょっと澱が混じりますが、底の部分って味が濃いというか旨味がさらにというか‥うーん、めっちゃ美味しい。もう、あとは好きに飲ませて‥。
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