Purple Rose 2018 Castello di Ama

イタリアのロゼワイン

更新履歴 2022/02/15
販売価格

3,000円(税込)

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パープル・ロゼ 2018 カステッロ・ディ・アマ
《イタリア/トスカーナ/ロゼ/サンジョヴェーゼ、メルロ/辛口》

1972年の創業‥当主となっているロレンツァ・セバスティ女史の夫で醸造家を勤めるマルコ・パッランティ氏は1982年から参画したそうです。ガイオーレ・イン・キャンティ地区の優れた生産者であるのはご存知の通り。メルロからなるラッパリータを代表とする国際品種からなるワインも醸していますが、単一クリュを名乗るキャンティ・クラッシコは歴史が古いですね。

2010年からキャンティ・クラッシコ・ゴラン・セレツィオーネがデビューしたのを機にアイテムの再編がございました。現在、カステッロ・ディ・アマがリリースしているキャンティ・クラッシコは5種類。うち3種類は、キャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネDOCGとなり、アマと言えば‥な、サン・ロレンツォ、ベッラヴィスタ、カスッチャのクリュを名乗ります。そして、キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァDOCGが1種類と、「アマ」の名前を冠するスタンダードなキャンティ・クラッシコDOCGが1種類となります。他にはラッパリータなどのIGTも複数、ロゼ、シャルドネ、ピノ・ネロなんかもリリースしております。

2017年から「パープル・ロゼ」に改名となったカステッロ・ディ・アマのロザートです。アマとしては、1982年からロゼを生産しています。セニエ方式で醸造されるようですが、改名のきっかけはアルコール発酵の手法のようです。2016年まではステンレスタンクのみでの発酵でしたが、2017年のパープル・ロゼからは、バリックの古樽での発酵が一部取り入れられています。二年落ちのバリックでモストの30%を発酵させています。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

ラベルデザインは、カステッロ・ディ・アマの他のワインと基本は同じですが、お馬さんにのった誰かの線画や、やわらかいピンクと淡い赤のドットは草間彌生っぽくもあり、キャップシールのピンク、文字の淡い赤とともに統一感もあるし、とても愛らしい。透明瓶、グラスはシュピゲラルのユニバーサル型を選んだのは一部バリックでのアルコール発酵や、熟成を考慮してのこと。色調は幼い頃に駄菓子屋で食べたゼリーのようなセルドイドっぽいオレンジから赤へのグラデーションなロゼ色で透明度と発色の良さがとてもいい。香りは確かにサジョヴェーゼだし、メルロの風味もあれば、樽のニュアンスもしっかりあり、軽やかなロゼの風味とは異なる。もちろん、サンジョヴェーゼが主体であろうスミレやイチゴ、チェリーの果実香が主体で、奥深い甘味を感じる香り、ミネラル香、抜栓後一杯目ながら旨味を感じさせるまとまり、密度のある香りがとてもいい。

口に含みますと、ピュアながら、密度感のあるサンジョヴェーゼ、いや、キャンティ・クラッシコのような果実味が輪郭からやわらかく、程よい密度をもつ果実味でとてもおいしい。あ、書き忘れてましたが、樽も使ったロゼ、品種構成もあり、冷蔵庫では冷やしていませんが、11,5度です。公式サイトでは2019年も詳細されており、画像は2020年ですので、少しビンテージは遅れてるのかな?それなりの落ち着きとまとまりがありますね。樽熟成もさせているからこそ好都合で、フレッシュさはありませんが、質の高い(まるでキャンティ・クラッシコ的な)酸味と、奥底にくすぐるように在るタンニンもいい。

これ、旨いですね。

確かにロゼとしてはいいお値段だし、まるでキャンティ・クラッシコのようなサンジョベーゼ感バリバリのロゼとしては、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノや、ヴァルデッレコルティのロゼよりもお値段は高くなりますが、そこは、皇帝カステッロ・ディ・アマなんだからという理由でも納得してしまう。もちろん、このお値段なら、それらのCCよりも高いロゼとなりますから、軽々しくオヌヌメはできませんが(コスパが悪いとまでは言わないぞ。この個性、唯一無二)、これ、確かにおいしいし、2017年よりも俄然おいしくなってますね。

うん、樽の風味が繊細。ぜんぜん、嫌らしくないのがいい。

樽の風味があるから、あくまでもロゼだけれども、それなりに厚みもある。あ、これも忘れてました。表記のアルコール度数は13度となります。非常に不足感がない。公式サイトの文言だと、樽を使うことによってえええええええみたいな感じで書いてあったんだけど、このセカンドビンテージの2018年にして、バランス、目指すスタイルになったようですね(2017年をスルーした俺、天才)。

二杯目。うん、ロゼはロゼなんですよ。継ぎ目なく密度がある。でも、フルボディとかじゃないですが、サンジョヴェーゼとメルロの混醸という黄金コンビらしい、補い合う複雑さもあって十分満足感がある。これはいいな。旨味にも鮮烈なサンギョヴェーゼ感がある。

二日目もシュピゲラルのユニバーサル型。温度は11,5度。樽の風味はありますが、やっぱり馴染んでいるし派手なものではない。いい意味で酸化が進んだ(酸っぱいとは違うのよ)果実の香りと、新鮮さを残すチャーミングな果実達が共存していてレンジが広い。口に含みますととても上品な甘味を持つ旨味がとても鮮やかでクリア。口の中のボディ感は、初日よりも増しており、とてもおいしい。終盤にかけてくすぐるような渋味があり、酸味はあくまでも溶け込んでいる。赤の代わりにつかうロゼか?うーん、そういう使い方もできるけれども、この二日目のピュアな甘味は、(甘口じゃないよ)まんまイチゴ系のフルーツに合わせたいし、ドライフルーツの入ったブランデーケーキとか、上質なシフォンケーキと軽いホイップ+フレッシュベリーとかもイケそう。どこか赤い柑橘を彷彿させる風味もあり、ブラッドオレンジのピールなんかもいいかもしれない。もちろん、サラミや、ハム類、それらのサンドイッチ(パニーニ)などの軽食もいいでしょうね。

三日目もシュピゲラルのユニバーサル型。温度は11度ですね。色は初日から変わりません、とても艶やかで透明度のある赤オレンジとなります。ロゼだと、三日目ともなるとある程度落ちるのは(許容範囲内で)覚悟してたんですが、落ちませんね。酸味も嫌な感じにならないし、少しタンニンが明確になってきて、構成感が出てきたようにも思います。いやあ、旨味、甘味、そして樽は適切でとても満足度の高いロゼですね。さすがアマ、感心しちゃいます!

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