Chianti Classico Riserva Badia a Passignano 1999 Antinori
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キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ バディア・ア・パッシャーノ 1999 アンティノリ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
トスカーナの名門、貴族でもあるアンティノリ家。1385年、ジョヴァンニ・ディ・ピエロ・アンティノリがフィレンツェのワインギルドに加盟した頃から生産者としての歴史が始まったと言われている老舗中の老舗。1506年に購入したアンティノーリ宮を本拠地とし、現在はトスカーナ州のみならず、ウンブリア州、プイーリア州、ピエモンテ州にもアジェンダを所有しており、多彩なワインをリリースしています。
そんなアンティノリ家の軸はやはりキャンティ・クラッシコ。キャンティ・クラッシコ地区の中でも複数のブドウ園、醸造所を持っており、それまではサンタ・クリスティーナブドウ園の一部であった(現在は独立している模様)ティニャネッロブドウ園からはティニャネッロとソライアというスーパートスカーナが生まれますし、ペポリブドウ園からはCCペポリが、CCRマルケーゼ・アンティノリや、CCヴィッラ・アンティノリなどキャンティ・クラッシコだけでも豊富なラインナップを誇ります。
そんなアンティノリがリリースするCCGSにはバディア・ア・パッシャーノブドウ園のこれまでCCRとしてリリースしていたもの。CCGSとしての初ビンテージは2009年となります。
このブドウ園はティニャネッロブドウ園から南に位置するグレーヴェ・イン・キャンティの西側に位置し、1987年からアンティノリの所有なんですね。海抜250mから300mの約56haにも及ぶ敷地があり、このブドウ園で栽培されているサンジョヴェー
ゼは元々はティニャネッロブドウ園の高樹齢の樹が移植されたそうです。かつてからこのブドウ園ではCCRが醸されており、アンティノリ家のCCの(R)中では一番の高価格のワインでもありました。また、DOC法改定後真っ先、かつ唯一サンジョヴェーゼ100%のCCRになったのもこのバディア・ア・パッシャーノとなります。
現在は少し陰気なラベルデザインに変更になってしまいましたが、このスイス造幣局が印刷したと言われるまるで紙幣のような細やかな印刷が特徴の旧ラベルは、当時、CCRとしても高額で憧れたお客様も多いのでは?と思います。
さて‥状態は、ほんとこのラベルは大好きなんですよね。一部汚れがあるボトルもありますがこの緻密なデザインがゆえにまったく目立ちません。バックラベルともに破れ、擦れなくとても良い状態です。小豆色のキャップシールも良い状態。シール裾に横巻きされたDOCGのピンクの帯封も発色良くとてもいいですね。横巻きがゆえにくるくるとは回しませんが液面も十分な高さをキープしており液漏れはないはずです。液色も艶やかな赤で透明度も十分。瓶底の凹み外周には比較的細か目の澱がありますが、経年を感がるとその量は微量でまったくもって状態がよろしい。ちなみに表記のアルコール度数は13.5度となります。
状態もいいのでついついストックしたくなるのをグッとこらえてそろそろ飲み始めにもいいかもしれない1999年。元々アンティノリのCC(R)の中でも高額な銘柄となりますし、これだけの古酒がこの価格はお買い得です。
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