Barbameto Millesimato Brut / Colsaliz

イタリアのスパークリングワイン

2023年度版!イタリアのオヌヌメスプマンテ特集

更新履歴 2016/12/23
販売価格

1,980円(税込)

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バルバメト・ミレッシマート・ブリュット / コルサリス
《イタリア/ヴェネト/泡/白/グレラ50%、ビアンケッタ20%、ヴェルディーソ20%、ペレラ10%/辛口》


東にコネリアーノ、西にヴァルドッビアデーネ‥その中心にあるのがレフロントロの地。その地はヴァルドッビアデーネ・コネリアーノ・プロセッコ・スペリオーレDOCG地区のド真ん中なんですね。第三紀時代より何千年もの時間を経た土壌は、白雲石を多く含み砂地という意味の「サリス」は会社名にも含まれます。コルサリスは1989年からプロセッコを作り続ける歴史ある生産者ですが、現在の当主アントニオ・ファガネッロ氏に代になり、近代的な醸造設備を整え、質の高いプロセッコを生産しています。

所有する畑は15ha‥海抜200mから300mの西南西向きの畑が中心です。粘土層には、砂、石灰岩が混ざった土壌で、シルヴス,カプチーナと呼ばれるこの地では古典的な仕立てで葡萄が栽培されています。そんな15haの畑は5つに分かれ、それぞれのミクロクリマに合わせたブドウ栽培が行われています。

また、最新の醸造設備により低圧圧搾機で温度管理をしながら酵母と共に低圧でゆっくりと40日間もの時間をかけて行う二次発酵がキメ細やかな泡を作る秘訣で、最新のフィルター機もいち早く導入しその品質向上には目を見張る注目の生産者です。

もちろん、そのプロセッコが著名な生産者ですが、このプロセッコを名乗らないスプマンテが非常に秀逸なんですね。Barbaは方言でおじいさん、Metoはドメニコさんの愛称(ドメニコって誰やねん)ドメニコおじいさんのレシピ…という意味が込められていますが、その昔は、グレラ(旧プロセッコ)以外の土着品種も一気に収穫して、一気に(混ざったまんま)醸造していたらしく、当時の一般的な品種構成で醸すスプマンテとなります。

そうなんですよね。イタリアでも古い畑となると混植されてて当然。エトナでもそう。ネレッロカプッチョの記載があるのは、混植されている可能性もあるから‥とはマルク・デ・グラツィアの話。フラスカティなんかもあれだけの品種混醸なのは混植だったんですよね。きっとプロセッコも色々な品種が混植されている歴史があったり、今ドキはDNA判定するんでしょうが、昔は同じと思ってた‥なんてこともあるだろうしね。

ただし、透明感と酸を表現するために1%か2%ほどのトレンティーノはチェンブラ産のリースリングが混醸されます。これは当主であるアントニオ氏の隠し味的なものだそうで、まあ、ワイン法上モロモロあるかもしれませんし、テクニカルには記載されないようです。

これまで販売していたエクストラ・ブリュットと基本的には同じで、最後のドサージュの量の違いで、エクストラ・ブリュットまたはブリュットとなるのが基本ですが、比較的先に収穫したブドウからブリュットを仕込む傾向にあるとのこと。

この地域ですと、前述の通りコネリアーノ・ヴァルドッビアデーネ・プロセッコDOCGを名乗るには、グレラが85%以上となります。残りの15%に混醸してよい品種は、ヴェルディーソ、ビアンケッタ、ペレラ、グレア・ルンガ‥ピノ・ビアンコ、ピノ・ネロ、ピノ・グリージョ、シャルドネとなっています。つまり、このスプマンテはプロセッコそこ名乗りませんが、この地域で古くから栽培される土着品種4種類が混醸されているんですね。ですから、DOCGやDOCも名乗りませんが、その分お手頃価格を実現できているとも言えます。なおかつ、ミレッシマート、そう年号入りなんですよね。この(価格)クラスならNVがほとんどですが、この地域のその年の味を、そんな生産者の意気込みが伝わる一本です


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


これまで扱っていたエクストラ・ブリュットもラベルやキャップシールがリニューアルされたようですが、このブリュットは茄子紺のラベルやキャップシール、バックラベルがなかなかいいですね。特徴的なオリジナルボトルは変わらず、キャップシールは質感がアップしましたので、1,580円税込には見えない。冷蔵庫キンキン温度、グラスはフランチャコルタ公式グラス、表記のアルコール度数は11.5度となります。

色合いはほぼ黄色のない白、グレラらしい白い花、ブリュットですがブドウ本来の甘味をほんのりと感じる果実香、皮が赤く、シャクっとしたリンゴの果汁、薄らと白い桃、グラス内壁縁にある泡はとてもクリーミーに見えますね。

口に含みますと、思ったよりも果実にボリュームがありますね。ブリュットですからエクストラ・ブリュットよりも辛口のはずですが、そこはプロセッコ(これはプロセッコではないけどね)、元々の果実の甘味は口の中でも感じます。ガス質はいいですよ。新鮮な酸味とともに溶け込んだガスもよく果実味をマッチしています。香りと味に確かに甘味はありますが、終盤はそんなガスと酸味でしっかりとドライに感じさせるところはさすがブリュット。鼻から抜ける香り的余韻も長いんですよねこれが‥。

逆にプロセッコという記載がないのがいいのかもしれません。プロセッコにネガティブなイメージは私はありませんが、どうしても先入観ありますもんね。

白い花のアロマがポイントですね。リンゴや柑橘(控えめ)、白い果肉果汁、思った以上のボディ感も安っぽくない。だって1,580円税込なんだけどね。これを思うとほんと良く出来てるし、戦略的価格設定か?コスパは尋常じゃない。

この果実味の厚さは、2015年由来のものかもしれませんが、決して酸やガスに不足感がないのが優秀ですね。しっかりとしたミネラル、少し石灰を舐めたような感覚もある。

十分に美味しいですね。そして、黙ってだされたらプロセッコと答えること間違いなしです。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはフランチャコルタ公式です。シュポっとガスも問題なし。グレラってミネラルがラムネっぽいんですよね。ほんのり甘味があって爽やかな感じ。リンゴは少し青リンゴが混じってきました。白い花、白い果肉のフルーツ、案外余韻が長いのよねえ。

ブリュットとはいえ、ほのかな甘味がるわけですが、これがドサージュ由来ではないのがポイントなんですよね。ブドウ本来の甘味がほんのりと‥。もうノン・ドサで詰めてよ…とも思うのですが、これぐらいがいいんだよなあ。

ガス質、量申し分なし‥でもこの価格は素晴らしいですね。気軽に飲めるスプマンテ、イタリアらしい一本です!

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