Rosso di Montalcino 2016 San Giuseppe / Stella di Campalto
| |||||||
ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2016 サン・ジュゼッペ/ステッラ・ディ・カンパルト
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
当主であるステッラ・ディ・カンパルト女史は19歳の時に結婚と出産、経済的にも恵まれそのまま大学にも進学する予定だったそうです。しかし義母からモンタルチーノの土地を贈与され1992年にサン・ジュゼッペを設立します。1996年には有機栽培の認証も取得し、1999年にブドウ樹を植樹、醸造所を構えます。
最初のワインは2001年のロッソ・ディ・モンタルチーノ。ブルネッロを名乗れる畑からのブドウのみで醸造されながらも、熟成期間を寸止めでロッソを名乗るのを数年。1999年に植樹したブドウ樹達がビオデナミの認証を受けたのを機に2004年からブルネッロ・ディ・モンタルチーノのリリースが始まります。公式サイトでは、ロッソの生産本数はビンテージによってまちまち。ブルネッロも当初よりも増えましたが、本数は年号によって大きな変化もありそうです。
師は、元サリクッティのフランチェスコ・レアンツァ。そのサリクッティでエノロゴも勤めるピアン・デッロリーノのヤン・ヘンドリック・エンバッハ氏も仲良しですね。実は、以前にモンタルチーノを訪問した際はセン・ジュゼッペにも訪問しました。エージェントを勤める林氏も惚れ込むモンタルチーノで最高の立地を誇ります。
現在、下記のクリュを持ちます。一部、メルロ他を混醸するロッソ・ディ・ステッラなども発表されていますので、一番下のサンタンティモDOC管轄内ではメルロ他の品種を栽培していると思われます。
・Vigna al Leccio 340m 南西向き Brunello di Montalcino DOCG
・Vigna Curva 320m 南西向き Brunello di Montalcino DOCG
・Vigna al Sasso 290m 南東剥き Brunello di Montalcino DOCG
・Vigna Bassa 270m 南向き Brunello di Montalcino DOCG
・Vigna all'Ulivo 280m 西向き Brunello & Rosso di Montalcino DOCG & DOC
・Vigna al Bosco 240m 南向き Sant Antimo DOC
サンジョヴェーゼを主体にメルロなどを混醸したIGT格。NVとなり複数のビンテージのキュベが混醸されているそうです。コルテンポ(Coltempo)とは、ステッラ女史の祖母がのこした「こうり(古いイタリアのお屋敷のベッドルームなどに置いてある物入れ)」の蓋にCholtempoと書かれていたことが由来となっているそうです。
1998年の植樹。ロッソ・ディ・モンタルチーノに使用されるブドウの畑は、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ認定の5haと、ロッソ・ディ・モンタルチーノ認定の1,4haのうち、選ばれた約6haのブドウ畑からのものでhaあたり5,500本の株密度となります。主に南東向きで、一部東西方面に向いており海抜は280mから360mに位置します。ガレストロ、火山性土壌、粘土質や鉄分の多い土壌。円錐型の20HLから42HLのオーク樽でのアルコール発酵とマセラシオンを合計で24日から35日間行います(区画と樽による)。マロラクティック発酵は自然に開始されるため、パーセルにより発酵樽内または、熟成樽内で行われます。15HLから17HLのオーク樽で18ヶ月の樽熟成後の2018年の6月に瓶詰(ただしラベル裏のロット番号はL07/18なので7月瓶詰めの可能性あり)。31ヶ月以上の瓶熟成を経てリリース。スペックはそこいらのBDM凌駕しますね。生産本数は2014年は9,507本、2015年は13,700本、この2016年は9,777本(別途マグナムが1,400本)。
サン・ジュゼッペではブルネッロ・ディ・モンタルチーノとロッソ・ディ・モンンタルチーノの間で畑に対する低入れ、収量、発酵などの栽培、醸造に関して差は全くありません。アッサンブラージュの際に、ブルネッロにするか、ロッソにするかをステッラが試飲して振り分けます。それぞれの樽のキャラクターの違いにより、それに応じた樽熟成期間が与えられますので、ロッソ・ディ・モンタルチーノはブルネッロ・ディ・モンタルチーノと兄弟ワインと言えるでしょう。
なお、ラベルのビンテージ下には「GRAZIE」の凸モールドがあります。バックラベルに表記のアルコール度数は13,5度。無濾過の影響もあるかもしれませんが、瓶底には結晶状が粒状の澱が少しだけあります。
2016年ビンテージ情報
春前の降雨はしっかりとあり、植物活動の観点からもポジティブに始まり、少し遅めの開花と 結実も問題なく進む。5月と6月は時折降雨がありましたが、涼しく好天に恵まれました。夏になり強い日照が続きましたが、思ったよりも湿度は低く、夜の気温は低下しました。7月中旬に雨があり、本格的な夏までに十分な土中水分補給ができました。8月、9月も日照は強いながらも非常に過ごしやすい夏となり、ゆっくり、そして確実にブドウが成熟しました。常時風があり疫病からブドウが守られ、何の不安、不満のない申し分のないビンテージとなりました。
TOPに戻る |
イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus
大きな地図で見る |
[運営] 株式会社ニシノ酒店(会社概要詳細)
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4 [電話] 06-6731-7406(実店舗専用) [電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用) こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。 [URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/ [MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com [MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp |
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。 | |
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。 | |
|会社概要|プライバシーポリシー|特定商取引法|送料|決済方法|サイトマップ|お問い合わせ| |
TOPに戻る |