Brunello di Montalcino 2015 Canalicchio di Sopra

トスカーナ州の赤 > Montalcino

更新履歴 2020/10/14
販売価格

4,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

2020年10月15日(木曜日)9時更新:初回入荷分60本が売切れとなりましので12本追加しました。
2020年10月15日(木曜日)15時更新:は、早い。24本追加しました(汗)
2020年10月24日(土曜日)9時更新:24本追加しました。

希望小売価格 7,700円税込→ 通常特価 5,980円税込→ 特別価格 4,980円税込

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2015 カナリッキオ・ディ・ソプラ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》

モンタルチーノ中心部の北側、オルチャ渓谷の中央に1962年、プリモ・パチェンティ氏により設立されたのが、カナリッキオ・ディ・ソプラ。初めてのボトリングは1966年でモンタルチーノでも歴史のある造り手で、モンタルチーノ協会設立時の生産者のひとつでもあります。モンタルチーノ市街のあの建物を描いたエチケッタは当時からのもので現在、あの建物をモチーフにしたエチケッタが唯一許されている造り手でもあります。1990年代には、息子のピエル・ルイジ・リパチョッリ氏の時代となりますが2001年には、その子供達であるシモネッタ、マルコ、若いながらモンタルチーノ協会の代表も経験したフランチェスコ・リパチョッリの代となりました。コンルタントはパオロ・ヴァガジーニ。

所有する畑は合計15haを所有し、ロッソ・ディ・モンタルチーノ、アンナータ、リゼルヴァをリリースしています。カナリッキオ・ディ・ソプラが所有する畑は海抜約300m付近。2カ所の個性の違う土壌で栽培されたブドウを混醸しますが、いずれも北側の畑であるのも特徴。

40%を占めるカナリッキオ地区ははマグネシウム、鉄、マンガンのような鉱物、ミネラルが豊富なガレストロ土壌の畑からのブドウ。60%を占める銘畑モンテソーリのシルトの多いローム土壌で栽培されたふたつの個性がより複雑味を増します。収穫されたブドウは温度管理されたスチール製の発酵槽で25日間の醸し発酵。発酵中は毎日ポンブオーバーが施されます。樽熟成はスラヴォニア産の50hlから25hlの大樽で36ヶ月の樽熟成後分詰めされます。初ビンテージは1966年と歴史がありますね。

この2015年はワイン・アドヴォケイト誌95点、ジェームス・サックリング97点、デキャンター96点など安定した高評価と得ています。

ワインアドヴォケイト/95点

This bottle marks the special 50th anniversary of this wine. A little red sticker on the front label commemorates the five decades that have passed since grandfather Primo Pacenti did his first harvest. The medium-weight Canalicchio di Sopra 2015 Brunello di Montalcino shows a generous spread of forest fruit, licorice, blue flower, bay leaf, Provence herbs and fragrant wet soil aromas. There is a touch of earthy muskiness that some like to refer to as "foxy." Fruit for this Brunello represents a selection of clusters harvested over 10 hectares at 300 to 320 meters above sea level in two sites: Canalicchio and Montosoli. Canalicchio has clay soils for the structure of the wine, and Montosoli adds to the clarity of the aromas. All the vines are over 10 years old. Fermentation is in stainless steel, and aging spans 36 months in Slavonian oak casks. This wine from the warm and sunny 2015 vintage maintains its trademark crispness and freshness nonetheless.

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

一時期は●ルディさんだけオリジナルラベルで一般流通のロットは違うラベルが貼られていた暗黒の時期もありましたが、今は一般流通もオリジナルラベルとなります(検品したところ、シールのないボトルもありますが気にしない、気にしない)。あの時計台(?)を描くことが唯一許されているラベルでもありますね。アンナータは黒地のラベルとなりますが、ラベル下部に丸いシールが追加されています。実は50年目の収穫年なんですね(設立50年というわけではない)つまり1965年に初めてブルネッロ・ディ・モンタルチーノとなるサンジョヴェーゼを収穫したということになりそうです。控えめな主張はカナリッキオ・ディ・ソプラらしいですね。コルクはもうちょっと頑張って欲しい5cm、グラスはヴィノムのブルネッロ型一択、バックラベルに表記のアルコール度数は15度となります。

コルクを抜いたとたんから果実香が広がりますね。まだ注いでもいないというのに。色調は濃いわけではありませんが、暗さのある艶やかな赤、いやあ、香りが開いてますね。派手ではないロースト香を持つ樽香と、分厚い果実香、スミレの香りがピュアですよ。これぐらい開いていると口に運びやすいですね。

口に含みますと…うおっほ!チェリーやベリーのチャーミングな果実味にはチャーミングな甘味があります。とても15度とは思えない素晴らしいバランス。いやあ、まだ一杯目ですが完成度高いわあ。舌先に乗る果実味にしっかりと酸味とミネラルが溶け込んでます。渋味もとてもしっとりとして、クリアな酒質かつ、まろやかさがあります。引っかかりのないスムーズさ、15度ですがスルりと飲めてしまう。フルボディではありますが、暴力的濃さや大きさではありません。

余韻に繋がる味わいの力強さは感じますが、やっぱり「バランスの2015年」をブルネッロでも実感していますね。少し前にペルカルロの2015年を飲んだばかりですが、ある意味同じなんですよ。濃さとか、甘さとか、ある意味わかりやすさじゃないんだな、わかりにくいというわけでもな(どっちだよ)。あまりにも均整がとれているので、上品(この表現が陳腐かもしれんが)なんですよ。ペルカルロも2015年は15度でしたが、同じくまったく15度っぽくはない。

しっとりと濡れた渋味はありますが、粉っぽい渋味もある。そこは今後の熟れでさらにしっとりはしそうだけれども、それぐらいかな。ミネラルの香りもしっかりとしていますが、あくまでも果実香が主体なので飲みやすい(鉱物香が前過ぎると飲み物としてはどうかと思うでしょ)。甘味も甘味ある香りもあるんだけれども、樽やアルコール由来ではないから疲れないんだな。

旨味はすでにあります(出ています)。もちろん、そこに甘味を感じたり、余韻に繋がる味わい(=旨味)に繋がりますが、そこも上品ですね。いや、このカナリッキオ・ディ・ソプラの2015年はめっちゃ旨いですね。しかも、安い。

終盤にサラっとした渋味が、ベースにある酸味の上をストレスなく転がっていう感覚。いいですねえ。ワイン単体で飲むのもいい。このバランスの良さを感じるにはまずはワイン単体で飲んでいただいて、特定要素が突出するという分かりやすさではない、バランスを確認して欲しい。もちろん、食中酒にも最適。やっぱり香ばしく外側を焼いた肉もいいし、奥深いトマトと肉の旨味を持つソースならパスタでもパンでも。パンならレバーペーストも塗りたいよねえ。ランプレドットなんかはどうだろう。実はサルサヴェルデを口に含むと、このワインの新しい部分が引き出せそう。まあ、おいしいオリーブオイルと塩とトマトと、できれば肉があればいいな(十分だろ)。

逆により渋味が明確と言えるかもしれない。とはいえ果実味が主体なんだけどね。渋味が明確なのでタイトでスタイリッシュなバランスが、媚びない感じなんだよね。わかりにくいわけではないが、分かりやすい方に振れてはいない。

まだ初日で三杯目かな‥でも、二日目的なまとまりと、旨味も出てきたように思います。甘すぎないんだけれども、旨味と甘味があって、それに負けない渋味もあり、もちろん酸味もあり、って、要はバランスなんだけれども、2015年らしいおいしさがありますね。

二日目もヴィノムのブルネッロ型です。思ってたよりも少ない‥(汗)。それだけ初日からスムーズに飲めちゃう感じです。二日目も香りは開いていますが、ギラギラしているわけではない。しっとりと上品な開き。旨味もありますが、旨味推しではありません。二日目はさらに甘味も増してきたようです。渋味や酸味はしっとりと濡れてイガつくことはありませんね。まとまりがあり、さらに飲み進むに障害はありません。樽もそんなに強くないんですよ。15度も感じさせませんしね。ほんとにバランスがいい。

スミレが華やか過ぎない。あくまでも果実香味の主体。いやあ渋味も美味しいんだよね。口先から飲んでもおいしいし、舌腹か飲んでもおいしい。フルボディだけど、ほんと重過ぎませんね。マジで15度なのか疑わしいほどスムーズ。

三日目もヴィノムのブルネッロ型です。いやあ艶っぽい香りだなあ。旨味を感じる甘味の香りがなかなかエロいし、2015年のBDMはエモい。樽もあるんですけどね、それにしてもよく開いてらっしゃる。飲み口もまとまってるわあ。でも、落ちることのない果実味を支える酸に、濡れた上質のタンニン、言うことありません。

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