Fuori Misura Rosato 2019 San Giusto a Rentennano【私物】

イタリアのロゼワイン

更新履歴 2020/10/03
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2,980円(税込)

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フオーリ・ミスラ・ロザート 2019 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア/トスカーナ/ロゼ/サンジョヴェーゼ93%、カナイオーロ5%、メルロ2%/辛口》

2015年が初ビンテージとなったサン・ジュスト・ア・レンテンナーノのロゼ。2015年は商品名は記載されず、「ROSATO TOSCANA IGT」とありましたが、この2016年からは、「FUORI MISURA ROSATO TOSCANA IGT」と名前が付いたようです。日本語的には「測定外(規格外?)」なんていう意味になるのかもしれません。

セパージュ比率はサンジョヴェーゼ93%、カナイオーロ5%、メルロ2%、そのCC、CCR(レ・バロンコーレ)、ペルカルロ、リコルマのブドウが使用されています。収穫は2019年の9月25日から9月28日、それぞれの銘柄向けのブドウの圧搾工程の約12時間から234時間後に抽出したモストを混醸し、
25度を越えない温度に管理されたステンレスタンクでゆっくりとした醸し発酵が行われます。発酵途中に、全体量の約15%分の砕かれたばかりのフレッシュなサンジョヴェーゼを途中ブレンドする手法が施されます。アルコール発酵後は、ステンレスタンクで約5ヶ月ほどの熟成、2020年の3月20日に瓶詰めされます。2015年は3,498本、2016年は4,274本、2018年は7,400本、この2019年は8,050本と年々増産になっています。ちなみに表記のアルコール度数は14度となります。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

透明瓶、「暗いバラ色」という表現も理解できる深いロゼ色は、ドラマに登場する赤ワインに似た飲み物のような色合い(おい!)。2016年から「Fuori Misura」という名前が付きましたね。ラベルデザインは2018年と変更はなさそうです。冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。コルクがディアムやノマコルクではりませんが、同じような素材のコルクに変更され、長さも5cmと伸びました。きっとブショネの心配いらずかと思うと嬉しいですね。ちなみに表記のアルコール度数は14度と2018年と同じです。

色調は2018年よりも少し暗く見えますがきっと誤差の範囲内。まだ香りは大人しいですが、スミレヤバラ、ラズベリーやサクランボ、イチゴの香りもいつもの通り。ロゼだからって甘味の強い香りではない。小さな果実達の新鮮な酸味が香りますね。

口に含みますと、新鮮でミネラルもたっぷり。少し塩味があるのも特徴で、一般的なロゼと比較すれば、甘味は控えめで、酸味のみならず渋味が際立つのがレンテンナーノのロゼの特徴。「やや甘口」ではなく「辛口」と言える。いい意味でレンテンナーノのキャンティをその地の水で加水したようでもある。瑞々しいが軽やかながらも密度もある。非常にソリッドなサンジョヴェーゼで、やはり構成としてはロゼというよりもキャンティ・クラッシコからの派生。2018年よりも渋味が際立ち、2015年や2016年に少し近付いた(戻った)かのようだが、2018年のように酸味やミネラルもしっかり存在する。カジュアルではなくシリアスなロゼ、サンジョヴェーゼらしいタイトさはやっぱり渋味と酸味があるからですね。余韻にも渋味を感じ、サラっとしたタンニンが果実味をよりおいしくさせる。

ふむ、しっかり渋味のあるこのスタイルこそレンテンのロゼ。決して2018年が異質だったとは言わないが、2015年や2016年のスタイルに近い。少し温度が上がってくるとほんのりと甘味も出てくるが、それ以上に渋味もたっぷりと感じ、渋味(と酸味)主体のロゼであることに変わりはない。いや、もちろん果実味がない、不足しているという意味ではない。これは基本、キャンティ・クラッシコ的に使っていただいていいと思いますね。もちろん、ボディ換算にするとライトボディとなりますから、お料理ももう少し軽やかな味付けや脂分であるとなおさら良いのですが、このロゼのくせにしっかりとしたタンニンは、やはり脂分と相性が良いのも間違いありません。

温度が常温に近づくにつれ(まだ冷えてますよ)、渋味がグン、酸味がギュンとしてきますね。それこそ旨味はまだまだ少ない。ほんとソリッドでタイトな飲み口。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型です。やはり果実香がありますが、それよりも前に、先に渋味ある(これも果実香だけど)香りがキマすね。酸味を感じさせる香り、ほんのりと甘味ある果実香は最後で目立たない。飲み口は旨味が出てきましたね。酸味もあり赤い果実のジューシーさも出てきました。とはいえ、味わいも甘味ほんのり、果実味を渋味が引き立てる、いや、どっちが主役かわからない。ミネラルもあるのですが、全体的な旨味、深みが増しました。初日よりは果実の肉付きがよくなったように思いますね。ロースハム、チェリートマト…前菜にピンポイントもいいですが、サンドイッチやパニーニと一緒にもいいですね。少しスモモの風味も出てきました。余韻は相変わらず長いですね。2018年よりも2016年に似た、渋味推しのスタイルに戻りました。この渋味が果実味を引き立てるんですけどね。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型です。二日目には気づいてましたが、瓶底に小さな白い澱のような何かがあり、立てて置いておけば底に沈みます。最後の一杯もボルドー型瓶の肩部分を使い慎重に注げばそれらを避けて注ぐことができました。なお、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノの公式サイトからのテクニカル情報では、瓶詰め時には軽くフィルターをかけているそうですが、澱のようなものが出てくることもあさもありなんとの記載があります。

As the wine has been only lightly filtered some sediment may appear in the bottle.

この記載は、初ビンテージの2015年からこの2019年まで毎年のテクニカル情報に記載があります。実は、スタンダードなキャンティ・クラッシコにも、そしてペルカルロにも同じ記載がありますので、実はサン・ジュスト・ア・レンテンナーノのワイン達は、無濾過ではないということにもなりますね。で、最後の最後、澱らしき白い物体を触ってみましたが、ザラザラしますね。ケセルチンのようなタンパク質のモヤっとしてものではなく、酒石のような何か‥どうりで沈殿するのもそれが理由とも言えるでしょう。特に問題はありませんので、気にしないでくださいね。

三日目にもなるとよりミネラルを感じ、塩味も少し目立ってきましたね。相変わらず甘味は控えめ、渋味も少しトーンは落ちてきたかな。果実味や酸味は変わらずという感じかな。それにしても甘味はないわけではないが、それを上回る酸味や渋味がすごいですね。いわゆるロゼのほんのり甘口なカジュアルワインのイメージを払拭してくれます。

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