Refosco bottaz 2013 Venica e Venica

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の赤

ヴェニカ・エ・ヴェニカ特集

更新履歴 2019/10/25
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レフォスコ・ボッタ 2013 ヴェニカ・エ・ヴェニカ
《イタリア/フリウリ/赤/レフォスコ・フルボディ》

1929年にダニエレ・ヴェニカが古い醸造所を周辺のブドウ畑を購入して始まったヴェニカ・エ・ヴェニカ。現在の当主は四代目のジャンカルロ。イタリアのみならず、コント・ラフォンなどブルゴーニュなどでもワイン造りの経験を持ちます。ジャンカルロの母であるオルネッラがアグリツーリズモも運営、現在所有する畑は26ha。自社畑のみのブドウでワイン造りを行なっており、ドレーニャ・デル・コッリオの区域内に全ての畑が位置していますが、点在しており、厳密には55種類のミクロクリマに分類することができるそうです。

区画毎のミクロクリマと土壌を把握し、栽培する品種や、その仕立てを変え、5回から10回に分けての収穫により発酵用のタンクも比較的小さなものを数多く所有しています。畑ではビオロジックを実践しており、一切の除草剤や、防虫剤、ホルモン剤の不使用はもちろん、銅の使用も最小限に抑えています。下草は伸ばされ、畑の周辺には森があり、リンゴやアプリコットなど様々な植物が植樹されています。

醸造は父であるジャンニの時代から変わらないシンプルなもので、11度で20時間の低温マセラシオンでブドウの個性をモストに移し、ブドウ本来のエキスのみにを抽出することで、その土地で育ったそのブドウの個性を表現しているそうです。収穫したブドウの個性をワインへと醸す上で酸素や、澱との角な接触をさけるために、再利用できる二酸化炭素を先にタンクや、パイプに充填し、酸素を追い出してからモストを入れ、徐々に二酸化炭素のレベルを下げて発酵させるとのこと。基本的にステンレスタンク(一部大樽)で仕上げ、澱との接触期間は5ヶ月から6ヶ月と短い。ロングマセラシオンの造り手とは双璧ともいえ、果皮や澱との長期の接触はモストそのものの個性を隠してしまうとの思想。また、ブドウの状態によって収穫時期や、マセラシオン、熟成容器を変更していますが、新樽は一切使用しないとのこと。また酸素供給の必要性に応じて一部樽を使用しています。

公式サイトにはメルロが二種。2017年の品種名と、2013年のクリュ名付き。2017年のスキオペッティーノと、2012年のクリュ名付きのレフォスコとなります。ボッタ畑にはペドゥンコロ・ロッソとファエディスの二種類のクローンのレフォスコが混植されており、これが単一品種表記ながら複雑さに寄与するそうです。房が大きく、下半分を切り落とし、太陽のよく当たる上部のみを使用することで糖度を上げる。フリウリの中でも標高が高く冷涼な畑であることから粗いタンニンは出ない。マセラシオンは20日間。アルコール発酵後、バリック(古樽)に移して落ち着くまで熟成させてからアッサンブラージュと瓶詰め。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

ヴェニカ・エ・ヴェニカらしいスラリとしたボルドー型瓶。赤ワインは黒地のラベルなんですね。白と違いコルクはディアム社製ではなく生コルクの5cmで。硬めでなかなかいいコルクです。実は食事会で試飲済み。メルロはお値段がお手頃な分、ややカジュアルな感じ、スキオーペッティーノとこのレフォスコは限定品で、スキオペッティーノの方が希望小売価格も高いんだけれども(7,400円税別)、個人的にはこのレフォスコ(6,000円税別)が気に入ったわけ。で、グラスはもう少し大振りでもイケるはずなんだけれども、様子見も含めてザルトのユニバーサルで。ちなみに表記のアルコール度数は13度。深い赤、どこかカベルネフランに似た部分があるような、ないような‥で、レフォスコってなかなか経験値は上がらない。醸しているフリウリの生産者も限られるし、日本市場で‥となると、実は一番メジャーなのは、ミアーニのカルヴァリかもしれない。で、実は、あたしのレフォスコ履歴は、ほぼカルヴァリ。2015年のミアーニにコスットはまだ飲めてないけれども。で、この香り、密度感、カルヴァリに似てる‥というか、レフォスコってこうなんだ‥を試飲時に実感したので、赤ならコレに決めてた部分もある。

13度でもあるし、アルコールと的揮発ではない少し金属的(ここにメルロ的なそれではなく、フラン的なものを感じた)なニュアンスが混じるカシスなどのベリーな果実香、少し桜の葉的な香りがある。ほどよいスパイス香とタンニンを感じさせる香り。口に含みますと、シルキーなタンニンのサラっと感と、上質な酸味があり、13度というアルコールに頼らないボディ、どこかバラの風味混じる果実味、構成感があり、スクリとスタイリッシュ。カルヴァリのようなミアーニ的樽香や、濃厚さではないが、レフォスコの個性がはよく出てるしおいしい。レフォスコは土着品種だけれども、それに何もルーツを調べたわけでもないが、メルロや、カベルネフランと香味は比較的似ている。そう、サジョヴェーゼやネッビオーロとは個性はほど遠く、やっぱりそっちに似てる。だから、聞いたこと、飲んだことのない品種だったとしても、案外、すんなりとおいしく飲めるはずです。

乾いたタンニン、2013年だが、そう熟成したニュアンスはまだない。アルコール由来のボリューム感はないが、余韻に繋がる「味」の「エキス」が十分ある。どこかにスモーキーというよりも、香ばしいジャキー的な風味があるのかな。外側をガキっと焼いた赤身肉のステーキが欲しい。スパイスに野性味、青さではないが、どこか茎や、木質な部分があり、それらは渋味にも繋がる。とはいえ、雑味があるわけではない。そういう意味でも複雑さを感じますね。2013年ですが、二日目がどうなるのか期待度もUPします。

二日目はヴィノムのブルネッロ型にしてみます。ブドウの果皮、少しセミドライのブドウ、皮のスパイス、ベリーやカシスの密度感ある果実香、乾いたタンニンの風味、新樽を使わないがゆえの、控えめながらキチンとかかった樽の風味もいい。グラスも大きくなった分、ワインもひとまわり大きく、深い香りがたのしめます。口に含みますと、少しアパッシメントしたような風味もあり、密度感は初日よりも増してますね。甘味と少し樽を感じる旨味がより果実味に深みを与えておりボディ感も初日よりも増しました。うんまいですねー。

余韻も十分に長く、余韻に心地よいスパイスのリズムある果実味が続いてとてもおいしい。レフォスコらしいですね。やっぱり、サンジョヴェーゼやネッビオーロではなく国際品種寄りの使い方になると思います。クーポレがお好きなお客様はレフォスコ、イケると思います。タンシチュー、いわゆるデミソース系も欲しくなりますね。

三日目もヴィノムのブルネッロ型です。二日目の果実の香味がさらにネリネリとまとまった状態。果実香の甘味は、13度以上のボリュームに感じさせますが、実は13度ので飲みやすい。酸味や渋味も熟れてきましたが、終盤は少し爽やかなハーブと、ドライなフィニッシュがあります。隙のない密度、これも十分に飲み応えあるフルボディです。

三日目ですが、グラスの中で、グングンと深みも出てきてさらにおいしい。レフォスコ、旨いんだなあ。

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