Brunello di Montalcino La Mannella 2013 Cortonesi

トスカーナ州の赤 > Montalcino

更新履歴 2018/06/22
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ラ・マッネッラ 2013 コルトネージ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》


当主はマルコ・コルトネージ。エノロゴはその息子であるトンマーゾ・コルトネージとなります。そのURもも"www.lamannnella.it"であり、ヴェロネッリ誌にも生産者名としてラ・マンネッラと記載がされていますが、ラベルにもコルトネージの表記があます。近い将来(すでに?)、トンマーゾは家族の名前であるコルトネージを生産者名とする予定だそうで、ラ・マッネッラは区画名となりそうですね。※コルトネージとしての新しいURLはこちら www.cortonesimontalcino.it

1970年代にはワインの醸造も行っていたようですが、コルトネージ家が瓶詰めを始めたのは1990年のこと。本拠地はモンタルチーノの北西部であるそこのアジェンダと大半の畑(ラ・マッネッラ)を持ち、南東部分にも土壌のことなる畑(ポッジャレッリ)を持ちます。自社瓶詰め当初はそれら二カ所から収穫されるブドウも大きな意味でブルネッロ・ディ・モンタルチーノのひとつの個性として混醸してきましたが、1998年より北西部のラ・マッネッラ地区のブドウから醸されるブルネッロはクレッシック・ブルネッロとして位置づけています。また、南東のポッジァレッリ地区からのブドウで作られるブルネッロは新しいブルネッロとしてリリースしています。

ラ・マッネッラ地区の土壌は石灰質が主体。対してポッジャレッリ地区は砂質が主体でガレストロも豊富。ことなる個性を持つブドウを個別に醸造します。ラ・マッネッラ地区から生まれるこのRDMやアンナータ、リゼルヴァは3,000Lを越えるスラヴォニア産の大樽との相性が良く、ポッジャレッリ地区からはアンナータのみをリリースしますが、フランス産のトノー樽で熟成させることにより新鮮さをも兼ね備えます。

今回ご紹介するのは2種類あるクリュ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのひとつである「ラ・マッネッラ」北西地区のラ・マッネッラブドウ園からのブドウのみで醸されます。もうひとつのクリュ・ブルネッロは、先に記載した南東部のポッジャレッリとなります。ただ、コルトネージは、ロッソ・ディ・モンタルチーノ、このブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、さらにリゼルヴァはすべて「ラ・マンネッラ」のクリュを名乗っており、「ポッジャレッリ」は、ロッソやリゼルヴァはなく、クリュ・ブルネッロのみとなります。

「ポッジャレッリ」はフランス産のトノー樽が使用されるのに対して「ラ・マッネッラ」を名乗る3種類のワインは、すべてスラヴォニア産の大樽が使用されます。このクリュ・ブルネッロは40ヶ月の樽熟成期間と、6ヶ月の瓶熟成期間を経ます。ロッソ・ディ・モンタルチーノの樽熟成が6ヶ月ですから、36ヶ月(3年)の差があるんですね。なお、リゼルヴァは優良年のみの生産で48ヶ月から60ヶ月樽熟成されるようです。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


白地にアジェンダを中心とした風景画、シンプルな書体、繊細な色使いがシックかつ正統派(語弊あり)なラベルデザインも好感が持てますね。ロッソとの違いワイン名が青文字(RDM)か、赤文字か(BDM)‥まあ、DOCか、DOCGかでシールも違うのですが‥。コルクはなかなかの質の5cm、グラスはヴィノムのブルネッロ型、バックラベルに表記のアルコール度数は14.5度となります。しっかりと深く暗い赤、香りがやっぱりいいんですよね。そのロッソ・ディ・モンタルチーノもコスパという点では秀でていますし、このブルネッロ・ディ・モンタルチーノとの共通項も感じますが、ほっくりと炊いた小豆とスミレの紫は惜しげも無く開いています。樽は木質な気質の爽やかな樽と、スラヴォニア産らしい溶け込んだ樽があり少しスモーキーさもありますね。しっかりと密度感のあるブラックチェリーとベリーの熟した香りもピュアで汚れがない。樽熟成の長い分、いい意味で酸化や熟成したニュアンスもあるわけですが、そこに少し甘味のある紅茶葉があり、そこからのタンニンも感じます。14.5度のアルコール、少し揮発的な香りの開き方も感じますが、それは抜栓したてならでわでこれも落ち着くのも予想できる。深いスミレがいいっすねー。香りだけでもうっとりとしてしまいます。

口に含みますと、とても(いい意味で現代的な)やわらかな果実味。嫌なアタリがちっともない。十分な密度があり、十分な塊感があり、甘過ぎず、タイトな渋味と酸味は構成感に繋がります。飲み干してからの戻り香りに、スミレ、バラの芳香さがあり、イキナリ香水的な香りではないのも好き。

すでに旨味がありますが、渋味と酸味は豊富で、やわらかいだけではないし、しなやかだけではなくそれらの乾き、カーボンな部分がグッと引き締めてくれるんですよ。

ロッソと比較すればミネラルもあるが、果実味やタンニン、酸味などが豊富、たっぷり感はやはりある。スラヴォニア産の大樽で40ヶ月もの熟成を経ているが、老ねは感じさせないし、まだ若さすら感じるスミレやバラと果実香も健在。いやあ、まだまだ若さすら感じる。もちろん2013年は最新ビンテージなわけだけれども、もっと、もっとやわらかく、しなやかに熟成する。

このブルネッロにはプラムの風味があるですよね。酸味に近い部分は梅っぽさでもあるんだけれども、どこか果実としてのプラムがある。それらがスミレやバラをより華やかにしているとも言える。あまり芳香過ぎる(とって付けたような香水のような)香りは好みではないが、この芳香さは丁度いい。ほんと華やかさがある。そして香ばしさ‥.

正直、このスペックでこの価格は安いですね。フランス産トノー(=バリックというわけでもない)のだが、「ポッジャレッリ」の価格差を思うとこの「ラ・マッネッラ」はかなりお買い得のはず。

香ばしくほっこりとした小豆の風味がとてもいい。

二杯目、旨味が乗ってくる。うん、ノリノリ。旨い。グンと深く旨い。甘味や香ばしさもあるだけれども、しっかりとブルネッロ・ディ・モンタルチーノの渋味と酸味に秀でたバランス。強いんだけれども、決して強さが勝ってるわけでもない。

二日目もヴィノムのブルネッロ型です。密度の高い、いや深い果実味に甘味、旨味がグーンと奥深く出て来てますね。力みのない果実香の開き、決してジャミーではないが、どこかインキーな部分はあり、それ相応のエキス、濃さ、強いワインでもある。それはRDMと比較すれば尚更なんだけれども、そこに違いも感じとれる。

無理のない濃さ。飲めばわかる。まったくストレスがない濃さ。そう、濃いのは間違いないが無理がない。二日目にもなると旨味もありよりなめらかにもなるが、タンニンがしっかりしている。もちろんキメ細やかなんだけれども。

旨味は前だけれども、旨味推しでもない。余韻もしっかりある。実は、RDM2016年の希望小売価格は3,800円税別、このBDM2013年が6,900円税別はかなり安い。ちなみにBDMR2010年になると17,000円税別となる。RDMは相場だし、内容を思うと正直安い。そして何よりも安いのがこのBDM2013年の6,900円税別かもしれない。もうひとつのクリュであり、フランス産のトノー樽熟成のポッジヤレッリのl規模小売価格が10,000円。これは生産本数の差かもしれない(調査中)。まだ飲んでいないがボクが輸入元なら、生産者の意図や、都合(にもよるが)は無視して、同じ価格、間をとって8,500円税別にするだとう。畑の違いは品質差ではないはずだとすれば、価格差が(顕著に)あるのは納得がいかないから。

で、調査完了。コルトネージとしては「ラ・マッネッラ」はクリュ名というよりは、元々そこから出発した土地、地域の名前的に使用しているようですね。対して「ポッジャレッリ」はクリュとなるそうです。生産本数も「ラ・マッネッラ」のBDMが2万本ほどに対して、「ポッジャレッリ」は4,000本ほどとのこと。ここに価格差があるようですが、何も縦の品質差ではなく横の個性の差であれば、価格差をつけることもないのに‥だなんて、まだ飲んでないのでなんとも言えない。

三日目のヴィノムのブルネッロ型。スミレやバラ、そして果実も赤から紫、そして黒へと様々だけれども、軽々しくな葡萄本来の果実香もある。それは時としてファンタグレープっぽい陳腐なものだがこれはそうではない。カーボン、少しスモーキーな部分もあり、飲み口にはようやく白い樽香(ヴァニラ)も前に出てきた。まったりとした密度があるが重苦しさはなく飲みやすいフルボディ。これくらいまとまってくると、グンと旨味が旨くなる。旨味を引き連れる酸味もあるし、いやあいい造り手だなあ‥を実感する。

そう、濃いだけの生産者は掃いて捨てるほど‥いや、淘汰されたと思うが、やはり複雑さや、バランスをも兼ね備え、アルコールのコントロールができているワインはとてもいい。

RDMも抜群だったけれども、BDMも素晴らしい。

きっとあたしが参加した当時のベンヴェヌート・ブルネッロでも飲んだんだろうなあ。でも、きっと聞いたことのない生産者だったし、その良さにも気付かなかったのかもしれない。でも、実際にはそんなもん。やっぱりメジャーな評価者に高い評価を得るワインに興味の矛先が向くのは当然だと思う。誰かが、実はいい生産者にスポットライトを当てることが必要だし、あたしは今後ともに、こういういい造り手に注目したいし、紹介したい。悪いけど、これは受け売りではない。俺が選んだんだ。もちろん、輸入元さんも共感できたから尚更だけれども、その共感を増やすにはおいしいものを、声を大にしておいしいと言うことが大事。

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