Langhe Riesling 2015 Ca del Baio
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ランゲ・リースリング 2015 カ・デル・バイオ
《イタリア/ピエモンテ/白/リースリング/辛口》
バルバレスコ村の南、トレイゾ村の北端あたりに位置するカ・デル・バイオは、4世代100年にわたりワイン造りを行っている歴史ある生産者ですが、初代のルイージ、二代目のエルネスト、そして現当主であるジュリオ・グラッソが2001年に近代的な醸造設備を持つ新しい醸造所を作ったのを転機にメキメキとその実力が開花した生産者です。現在はパオラ、ヴァレンティーナ、フェデリカの3人の娘(なかなか美人!)も加わる家族経営の生産者。エノロゴは設立当初からピエモンテでは名の知れたジュゼッペ・カヴィオラ。当主であるジュリオ・グラッソ氏は2016年度のガンベロロッソ誌で最優秀ブドウ栽培家にも選出されたブドウ栽培のスペシャリストでもあります。
合計約26ha所有する畑の内14haがネッビオーロで、お馴染みのバルベーラやドルチェットも栽培していますが、白はシャルドネとモスカート以外にリースリングも栽培しています。バルバレスコはクリュのみで、アジリとポーラ(バルバレスコ村)ヴァルグランデとマルカリーニ(トレイゾ村)の4種類。いずれの土壌もバルバレスコらしい石灰質泥灰土。
トレイゾ村のフェッレーレと呼ばれる北向きのブドウ園、石灰質と砂質主体の土壌で栽培されるリースリングは、リースリング・レナーノです。醸造は約16度に温度管理されたステンレスタンクでのアルコール発酵(マロラクティック発酵は行われません)、シュール・リーでタンク内で12ヶ月の熟成。熟成中には定期的にバトナージュが行われます。瓶詰後も12ヶ月以上としっかりと熟成させてからリリースとなり、カ・デル・バイオのランゲ・ネッビオーロや、ランゲ・シャルドネよりも1年遅れてのリリースとなっています。この2015年の生産本数は約5,000本。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
Albaisaではないが同等の撫で肩瓶。輸入元が変わったから‥ではないはずですが、ラベルデザインが変わったように思います(何時からかは知らない)。跳ね馬か、これはブレードランナー的に(なんでブレランやねん)ユニコーンなのか(ツノねーじゃん)‥まあいい(ええんかい)。ランゲ・リースリング‥という、ランゲDOCの品種名付きとなります。コルクはなかなかの質の4.5cm、冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型‥これはリースリング型とも呼ばれますのでいいかも?ちなみに表記のアルコール度数は13度となります。
まだ若いという意味での緑も少し射しますが、透明度があり、決してオレンジではないのですが、おもったよりも深みのあるレモンイエロー。ほう、香りにまずは「重さ」を感じますね。リースリングらしい「オイル」な高密度感ある重さと言えます。軽い火打石的なミネラル香がとても印象的だし、リースリングらしい。むむ、これはいいかも?
輸入元資料では、パイナップルやマンゴー、なるほど。でもね、シャルドネ的なそれではないんです。ちょっと口に含んでみます。ああ、これはいい。果実香は確かに南国系のフルーツを含むし、柑橘推しではないのも伺える。ずーんと深い位置にある酸があり、ずばばばーんと伸びる。
果実の黄色と、ミネラルやオイリーなリースリングの「肝」となる白い部分のバランス、これは完全にいいリースリングですね。うん、酸味は、確かに柑橘由来の酸味だから、柑橘が強く感じなんだけれども、黄色の要素寸止めで、あくまでも白いリースリングがちゃんとある。
しっかりとドライなのも好印象。これでスパイス甘味が前に来るとトラミネール系になりがち、それが過剰になるとゲヴェルツ系になる。リースリングはあくまでもリースリング。ミネラルの厚みがあり、果実の密度がある。決して軽いワインでもないし、リースリングらしいオイリーさもあるんだけれども、真っ当な酸味がシュっとさせてくれる。
グラス、ディスクからの香り、これこれ、すんごくリースリングです。柑橘の要素もありますが、基本は白いリースリング、酸味の質、量もとてもいい。アルト・アディジェにも秀逸なリースリングがありますが、オイリーに通じるボディ感はランゲの方が豊富なのかも‥でも、とても涼しい酸味があり、なるほど北向きの畑にはリースリングが合うのかも?と思った次第。
二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型です。柑橘香が前、少しレモンバーム、黄色いハーブ、そして黄色の花。飲み口にはミネラル、輪郭に張りのあるミネラル、その内側にリースリングらしいオイリーさ。この二日目はリースリングらしさもあるが、どこかアルネイスやガルガネーガにも似た風味がある。でも、オイリーな香味がリースリング。
温度があがるとリースリング感が増す。少し高めもおいしい。黄色の要素はあるが、ジンジンしたスパイスはないのでトラミネール的でないのが好き。温度が上がると黄色な柑橘だけではなく、そのオイリーっぽさに近いところに白い果肉の果汁。
三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。一筋の酸味、オイリーな輪郭、黄色い果汁と白い果肉の果実味。うん、いいですねえ。クローンはレナーノですからドイツやアルザスなどと同じリースリングとなりますが、イタリア内でもアルト・アディジェもリースリングの栽培は比較的盛んですが、ピエモンテも実はリースリングがんばってる生産者いくつかあるのよね。いくつか飲んでますが、これはコスパ凄過ぎますね。リースリングって大抵、お高目なんだけれどもこの価格で、この品質、何度も書きますが、トラミネールっぽさのない白さがちゃんとあるのが嬉しい。
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