Langhe Nebbiolo Martinenga 2016 Marchesi di Gresy

ピエモンテ州の赤

更新履歴 2017/10/14
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ランゲ・ネッビオーロ・マルティネンガ 2016 マルケージ・ディ・グレシィ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》


マルケージ・ディ・グレシーは12世紀から続くトリノの貴族、スイスの不戦条約にサインしたベネディット・ディ・グレシーを先祖に持つ名家。現在の当主はアルベルト・ディ・グレシィ氏で、1990年、彼の祖父の代に避暑と狩猟を目的としてバルバレスコの土地を購入したのが始まりで、1973年にマルケージ・ディ・グレシィを興し、バルバレスコを始めとするワイン生産を開始します。

所有するブドウ畑は合計35haで、バルバレスコ村のマルティネンガ、トレイゾ村のモンテ・アリバルト、カッシーネ村のモンテ・コロンボとラッセッラの4カ所となります。すべての醸造はその本拠地であるマルティネンガの醸造所で行われています。特にマルティネンガは著名な畑(区画)で、現在もグレシィ家の単独所有(モノポール)となります。

ランゲ・ネッビオーロはマルティネンガ区画の一番下の畑で標高280m、南西向きの畑。バルバレスコ認定の畑となりますが、比較的樹齢も若い樹が栽培されランゲ・ネッビオーロ用となっています。ビンテージによっては、マルティネンガや、ガイウン、カンプ・グロの両クリュのブドウが使用されるビンテージもあります。

収穫されたブドウはステンレスタンクで果皮と共に6日から7日間、ルモンタージュをしながらのマセラシオン。タンク内でのアルコール発酵とマロラクティック発酵。ステンレスタンクとセメントタンクの併用で約5ヶ月の熟成後瓶詰め。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


グレシィはボルドー型瓶ですね。バルバレスコは茶封筒のようなラベル地ですが、このランゲ・ネッビオーロは白地、文字や紋章は茄子紺でフォントも繊細で上品ですね。キャップシールがシルバーなのもとても似合っています。グラスはヴィノムのブルゴーニュ型、コルクは嬉しいディアム社製の圧縮コルクの4.5cm、表示のアルコール度数は14度となります。

色は決して濃くはありませんが、透明度と深みを両立した赤がとても鮮やかですね。そう、ネッビオーロがあまりにも黒いのもどうかと思います。香りはすでに開いており、抜栓やグラスに注ぐ時点でうっとりしてしまいますね。赤いイチゴや、ラズベリー、チェリーなどの果実香に新鮮さと十分な熟度を。ローズヒップの風味もとてもいいですね。樽は使われていませんが、14度というアルコール由来のボリュームもありますし(とはいえ、暑苦しさはない)、香りもたっぷりとあり満足感がすでに高い。

口に含みますと、すでに旨味があり、よりローズヒップの風味がマシマシ。とてもキレイで、エレガントな酸味が行き渡りますね。ほどよいタンニン、もちろんさらなる熟れも期待できる酸味、溌剌と新鮮ですが、未熟さはありません。セミナーではグレシィのバルバレスコ達との飲み比べとなりましたが、バルバレスコ達は樽の風味があり、より密度が高いのはもちろんですが、ランゲ・ネッビオーロはとてもシンプルに(単調という意味ではない)、グレシィのマルティネンガのネッビオーロの個性が表現されています。同じランゲ・ネッビオーロでも、バローロでなないバルバレスコのエレガントで女性的な(イメージ先行)部分を感じますね。

セミナーではオヴァチュアと似た形状のグラスでしたが、やっぱりブルゴーニュ型グラスが似合いますね。しかも、ランゲ・ネッビオーロでもこれぐらいは必要‥と感じます。

うーん、赤い果実がとてもいいですね。キュンとした部分と、またーりとした部分。ミネラル感もあるんだけれども、あくまでも果実が前。温度にも寛容かもしれない。セミナー時はもっと低めだったが、今はそうではない。脱力することなく、力が抜けて香味開いています。

思った以上に味わいはしっかり。若さ由来の力強さ、前へ外へのベクトルもあるんだけれども、しっとりと旨味もあり落ち着きさえ感じる。ランゲ・ネッビオーロ格だけれども奥行きもあり、ネッビオーロを楽しむにはとても良いワイン。

二杯目。香りはより芳香、力強い。ローズヒップに花びらの色の濃いバラ。まだ若いので枯れはないのだが、どこか茶葉系の要素(紅茶とかね)にネッビオーロらしさがあるんだよな。もうスワリングする必要がないくらい開いてる(ある意味、こういうのも珍しいかも)。

酸味を覆うようなまろやかさも少し出てきました。もちろん、そこをカイ潜るように行き渡る酸も健在だけれども。良質な酸なので、豊富でもヘーキヘーキ。少しヴァニラ香(樽)にも似た甘味ある香りもあるんだけどね。ああ、飲めば飲むほど旨いなこれは。

二杯目はじっくりと飲んでますが、グラスの中で旨味が沸いてきますわ。旨味が沸くと密度感も出て(ある意味)濃く感じる。酸もじっとりとしてくるしね。でも、濃過ぎることなくとても美味なネッビオーロで間違いない。

二日目です。なんだかんだと度数も14度ありますので、ヴィノムXLのオレゴンピノにしてみます。色の鮮やかさが増したような気もします。二日目も注いでいる途中から香りがよく出てきますね。ローズヒップ、バラに甘味あるイチゴの香り、うん、やっぱり紅茶葉の香りがネッビオーロだなあ。14度というアルコールは香りの押し出しに確かに感じますが、決して飲み口がアルコール主体のボリュームではない。

この独特の甘いスパイスにどこかオリエンタルなニュアンス。果実味もさらに開いて感じますが、酸味もさらに隅々まで行き渡り、終盤の乾いたタンニンが濡れるのか、濡れないのかどっちなんだよー!な旨さ。

旨味もあるが、旨味推しではないのも二日目。

ほんと美味しい。とてもいいネッビオーロだし、若い内から楽しめるネッビオーロに仕上がってる。セミナーで飲んで気に入ったから毒味し直しているわけだが、試飲会の時よりもよっぽど印象がいい。赤い果実とバラの要素がいいですね。重苦しくないのは酸味の恩恵だけれども、まだまだ美味しくなるぞこのワイン。

三日目はヴィノムのブルゴーニュ型に戻します(深い意味はありあせん)。さらに華やかに甘味を帯びたバラや赤い果実の香りが開きまくってますね。ローズヒップティーがまたいい。

樽熟成はされていないことによる、このネッビオーロそのもののフルーツの香りがとても素直に無理なく表現されてますね。飲み口もスパイスなども混じり複雑さもある。そして余韻が長い。若い力強さとエレガントさの共存。

旨い。やっぱり旨味強過ぎない。甘味強過ぎない、やわらか過ぎない。

酸とタンニンがビシっとしてて構成感がある。これは硬さとはまた違うんだよ。

これは素晴らしいネッビオーロですよ!

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