Chianti Classico RIserva 1995・1997・1998・2006 Riecine

トスカーナ州の赤

更新履歴 2017/09/17
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※4種合計4本セットとなります。

キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ 1995・1997・1998・2006 リエチ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/ミディアム/4種合計4本セット》


ガイオーレ・イン・キャンティ地区。1971年にイタリア人の妻パルミラを持つイギリス人のジョン・ダンクリーが避暑地としてバディア・ア・コルティブォーノの近くにある1.5haほどのブドウ園がついた修道院近くの別荘を購入。使い古された醸造設備を補修と、ブドウの植え替えを行い本格的にブドウ栽培とワイン生産を始めたのがリエチネの始まり。

初めてのキャンティ・クラッシコは1973年ビンテージで1975年にリリースされました。ジョン・ダンクリー氏はDOC法では認められながらも決してカベルネ・ソーヴィニョンを栽培するつもりはなかったらしく、「バロン・フィリップ・ド・ロートシルトがサンジョヴェーゼを植える時こそ、私はカベルネ・ソーヴィニョンを栽培し始めるでしょう。」だなんて名言も残しています。

リエチネのワインは80年代にも高い評価がされました。ラ・ジオイアはサンジョヴェーゼからなるスーパータスカンとしてご存知の方も多いでしょう。リエチネの醸造を勤めていたショーン・オキャラハンは1988年にリエチネを訪れ、ジョン・ダンクリーに出会います。1990年までは他の生産者の元で醸造を行っていましたが、1991年にジョン・ダンクリーから畑や醸造設備を引き継いだショーンがオーナーとして再出発をします。しかし、1996年に経営状態が悪化し出資者を募ります。翌年にはニューヨーク在住のガリバーマンの出資により再建、1998年には元々セラーだった場所に醸造所を移設し経営を再建後はまたショーンが継続して醸造を担当していました。

新しい出資者のもと2012年には設備も一新、セラーも拡充されました。新しく清潔な醸造所に、流行りの(語弊あり)卵形セメントタンク。もちろん栽培だってビオに移行している途中かと思われます。それが今‥なんですよね。ブドウ栽培だって醸造だって、少なからずトレンドがあるものです。

再建後は実験的に"improvvisazione(即興)"というシリーズでピノ・ノワールやメルロに挑戦したり、新しいサンジョヴェーゼ100%のワイン、その名も「リエチネ」をリリースするなど順風満帆だった‥はずでした。

ショーン・オキャラハンがリエチネで本格的にワインの醸造を始めたのが1991年、1996年には経営難に陥りますが、出資者が決まり1998年に新たに設備投資もされ、その醸造方法も変化します。次に出資者が代わるのが2012年ですから、今回ご紹介する1995年と1997年は第一世代、1998年と2006年は第二世代となるかもしれません。2012年以降、しれーっと辞めざるを得なくなる2016年あたりまではショーンが手掛けた作品で第三世代(最終世代)となるかもしれませんね。

リエチネからの公式のテクニカルシートをまとめています。それを読んでも共通項もあれば、ショーンの趣向、目指すスタイルの変遷も伺えます。とはいえ、リエチネの看板を背負ってるわけですから、それまでの歴史を覆すわけではなくリエチネのリエチネたる範囲内なのでしょうけれども。なかなか4種類を同時に開けることはないかと思います。飲み始めたら3ヶ月以内にでも4種を、飲んだワインのイメージが残り、季節が変わらない程度の間にぜひ。同じということ、違うということ。垂直の醍醐味ですね。


【1995年】

ガイオーレの街を見渡す標高450mの南斜面せ栽培されるサンジョヴェーゼ100%。1970年から1973年に植樹したサンジョヴェーゼは徹底したグリーンハーヴェストと収穫制限でhaあたり25hlの低収量。収穫は手摘みでおこなわれ。厳しい選果により未熟なブドウや、腐敗果を完全に取り除きます。

1995年の収穫は10月2日から12日。暖かい春先、適度な降雨があり温暖な夏、心地よい暖かさが続いた秋。非常に良いビンテージでしたが、唯一の難点は収穫直前に嵐にみまわれたこと。果実の表面についた雨が乾くのを待ってからの収穫となった。収穫が始まれば快晴が続いた。

収穫されたブドウの発酵は10月5日から30日までの25日間。全体で約15%の果汁をセニエで抜き取りました。発酵温度は18度から33度まで。プレマセレーション時には一日に4度のポンピングオーバーを行い、アルコール発酵期間中は2回までに減らします。果帽は毎日一度のパンチダウンが施されました。暖かい日が続いた1995年は果実はしっかりと熟成、粒も小さいことから香味の濃縮した果汁を得ることができました。

熟成はトスカーナで古くから使われていたボッテと、ステンレスタンク、バリックの古樽を併用して24ヶ月の樽熟成後1998年の2月に瓶詰め。1995年の清算本数は、フルボトル8,900本、マグナムボトル150本。表記のアルコール度数は13度となります。


【1997年】

ガイオーレの街を見渡す標高450mの南斜面せ栽培されるサンジョヴェーゼ100%。1970年から1973年に植樹したサンジョヴェーゼは徹底したグリーンハーヴェストと収穫制限で低収量に抑えられます。収穫は手摘みでおこなわれ。厳しい選果により未熟なブドウや、腐敗果を完全に取り除きます。

1997年の収穫は9月30日から10月8日。異様なほど暖かい春、特に暖かかった3月の気温は例年よりも10日早い芽吹きをもたらした。3月下旬からイースターの休暇明けにかけてこの地域では霜害があったい。特に標高350m以下のブドウ栽培地区では被害が大きくリエチネでも約15%のブドウがダメージを受けたが8月9月の暑く乾燥した気候は、ブドウにいいストレスを与え完熟に導いた。

収穫されたブドウの発酵は10月5日から30日までの25日間。全体で約15%の果汁をセニエで抜き取りました。発酵温度は18度から33度まで。プレマセレーション時には一日に4度のポンピングオーバーを行い、アルコール発酵期間中は2回までに減らします。果帽は毎日一度のパンチダウンが施されました。暖かく乾燥した夏であった1997年は果実はしっかりと熟成、粒も小さいことから香味の濃縮した果汁を得ることができました。

熟成は少量のみ新樽のフランス産のバリックと500Lの樽で24ヶ月の樽熟成後2000年の7月に瓶詰め。この1997年の生産本数はフルボトル9,00本、マグナム150本、ダブルマグナム30本。表記のアルコール度数は13.5度となります。


【1998年】

ガイオーレの街を見渡す標高450mの南斜面せ栽培されるサンジョヴェーゼ100%。1970年から1973年に植樹したサンジョヴェーゼは徹底したグリーンハーヴェストと収穫制限で低収量に抑えられます。収穫は手摘みでおこなわれ。厳しい選果により未熟なブドウや、腐敗果を完全に取り除きます。

1998年は1997年や1999年と比較してワインジャーナリストからは評価されていないが、リエチネにとっては1997年同等の素晴らしいビンテージとなった。酸度は強くないがPH値は高く、やわらかな仕上がり。1998年の収穫は10月8日から10月22日。この1998年から新しい設備や醸造所が稼働。新型のプレス機、真新しいタンク、これまで以上にブドウを慎重かつ丁寧に扱うことができるようになった。

収穫されたブドウの発酵は10月5日から30日までの25日間で53hlのコンクリート(セメント)タンクが使用されます。全体で約15%の果汁をセニエで抜き取りました。発酵温度は18度から33度まで。プレマセレーション時には一日に4度のポンピングオーバーを行い、アルコール発酵期間中は2回までに減らします。果帽は毎日一度のパンチダウンが施されました。暖かく乾燥した夏であった1997年は果実はしっかりと熟成、粒も小さいことから香味の濃縮した果汁を得ることができました。

熟成は新樽比率20%(残りは3年から4年落ち)のフランス産のバリックでの樽熟成(期間不明)。この1998年の生産本数はフルボトル7,000本、マルナム30本。表記のアルコール度数は13.5度となります。


【2006年】

ガイオーレの街を見渡す標高500mの南斜面せ栽培されるサンジョヴェーゼ100%。1970年から1973年に植樹したサンジョヴェーゼは徹底したグリーンハーヴェストと収穫制限で低収量に抑えられます。収穫は手摘みでおこなわれ。厳しい選果により未熟なブドウや、腐敗果を完全に取り除きます。

区画ごとの醸造。ブドウはマニュアルでの搾汁。発酵は小さな上面開放型の発酵層や、ステンレスタンクが併用されます。発酵期間中、上面開放型のタンクでは一日4回のピシャージュが行われ、ステンレスタンクではポンピングオーバーが行われました。培養酵母添加せず、ブドウの果皮にある天然酵母により発酵が行われました。発酵が完了後、30日間のマセラシオン。熟成は、様々な大きさと木材を使用したフランス産の樫樽で合計24ヶ月。2009年の9月に瓶詰めされフルボトル8,000本、マグナムボトル120本の、ダブルマグナム15本。表記のアルコール度数は14度となります。

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