Bolgheri Rosso 2015 Le Macchiole

トスカーナ州の赤 > Le Macchiole

更新履歴 2017/09/03
販売価格

2,680円(税込)

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ボルゲリ・ロッソ 2015 レ・マッキオーレ
《イタリア/トスカーナ/赤/メルロ60%、カベルネフラン20%、シラー10%、カベルネ・ソーヴィニョン10%/フルボディ》


1997年までは「レ・コンテッシーネ」、2003年までは「マッキオーレ・ロッソ」と、名前だけでなく内容も進化してきた歴史を持つレ・マッキオーレのスタンダードラインがこの「ボルゲリ・ロッソ」。公式サイトには2004年が初ビンテージの記載となります。

レ・コンテッシーネも、マッキオーレ・ロッソもサンジョベーゼ主体のワインでしたが、2004年からボルゲリ・ロッソになってからは国際品種主体となります。近年では、サンジョヴェーゼもブレンドされることはなくなり、2009年あたりからメルロ、フラン、シラーの三種の混醸がデフォとなっているようです。

主な畑は1983年に植樹されたカーサ・ヴェッキア、1999年のヴィノーネ、2002年のマドッニーナから…と、2013年は記載しましたが、1993年のプントーネ、2002年のカーサ・ヌオヴァの畑が増え、1983年のカーサ・ヴェッキアの畑の名前は現在は記載がありません。四種類の畑から三種類のブドウ品種の混醸となりますね。

平均樹齢は約13年、収穫されたブドウ達はステンレスタンクでのアルコール発酵の後、マロクティック発酵が施されます。80%は、225Lと、228Lのバリック(すべて古樽)で11ヶ月の樽熟成。残りの20%はコンクリートタンクでの11ヶ月の熟成後ブレンドされて瓶詰め、2ヶ月の瓶熟成を経てリリースされます。

トスカーナはもとよりイタリアの国際品種混醸で3,000以下となると、このワインがファーストチョイスになるのは間違いありませんね。ビンテージによる出来不出来の落差もこのクラスだからこそ上手く調節されている色んな意味でバランスに秀でたワインとなります。

 2015年のビンテージ情報

 2015年は記憶に残る当たり年になりました。8月は例年よりは涼しかったものの
 ブドウの成熟はゆっくりと進み、最終的に非常に良い状態に生育しました。9月
 も気候は順調で寒暖の差がしっかりあり、十分な日照と降雨に恵まれました。
 しっかりとブドウも熟し、バランスが良く最上のブドウを収穫することが出来
 ました。まさに、すべてがパーフェクトと言えるヴィンテージです。

 ボルゲリ・ロッソ2015年はワイン・アドヴォケイト誌で91+点を獲得。2008年の
 92点に引き続き過去二番目の高得点を獲得しています(飲み手違うでしょうけ
 どね)。ワインは深みのある紫色で凝縮したカシスやブルーベリーの果実香、
 やわらかい口当たりでフレッシュさと華やかさが際立ち、旨味が口いっぱいに
 広がります。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


すっかりお馴染みになった白地に筆で描いたような一本の糸杉。その糸杉の部分の印刷が2013年からグレードアップしているようです。

バックラベルには、"da uve Merlot,Cabernet franc,Cabernet Sauvignon,Syrah"と記載の記載となります。コルクは2014年よりも質が上がりましたね。十分な質の4.5cmとなります。表記のアルコール度数は2013年が14.5度、2014年は14度、この2015年は14.5度となります。グラスはヴィノムのボルドー型一択。

さすがにこの品種ならではの深く暗い黒。紫の花の深い香り、カシス、黒いベリーの果実香にとても上品な樽香が馴染みます。思ったよりも落ち着いた雰囲気。決して開放的ではないという意味ではない。樽由来のコーヒーなロースト香も思ったよりも控えめで装飾なく果実香がストレート。メルロ、カベルネや、シラー由来のタンニンを思わせる香り。微かにシナモン、スパイス、酸味や渋味を連想させつつも果実香が支配的。

口に含みますと、フランとメルロの金属的(血的)な部分がアクセント。たっぷりと渋味、酸味があるが、質が高く、イガイガしない。膨らみよりも、深さなボディ感があり重い。14.5度に負けないアルコール。

若さは青さではなく輪郭の張りにそれを感じる。その張りは硬さでもあり、熟成、時間経過がもたらすはずのやわらかさへのポテンシャル。

まだ一杯目ですが、たっぷりと(ゆっくりと)空気を含ませるとまろやかさも出てきますね。サンジョヴェなどの土着と違うのは、「旨味」というモノサシはそれほどそれらよりもポイントではない。

二杯目、まとまってますね。あからさまな濃さや、樽香の強さではない密度感があり、満足度が高いですね。全体的に八分咲きで、まだ果実味にも硬さがありますが、これは時間が解決してくれる。十分な余韻もあり、相変わらずイタリアのブルドーブレンドとしてコスパが高いですね。

そう、エキスぃなわけではない。4種の混醸だけれどもシームレス、それぞれの個性が凸凹でないのもいい。

二日目もヴィノムのボルドー型。明らかに初日よりも香りが開いて感じますね。カシス、ブルーベリー、どはいえ、決してエキスぃ過ぎることのない香りは、そうジャミーとまでは言わない。あくまでもよく熟した果実香であり、ジャムに仕立てた‥ではない。そういう意味でも甘味も派手であないし、初日同様に樽香も上品なもの。

含み香には初日よりも樽のニュアンス、まろやかなヴァニラ、果実味もやはり紫色の濃いベリー系の完熟感がいいですね。深みがあってしなやかに高い密度が飲み応え十分です。完熟のピオーネ的でもあるかな。皮からのタンニンを感じながらも紫の果実味深くでも、酸味もちゃんとした‥。フルボディな密度感ですが、「重い」か?と問われればそうでもない。それほど重さを感じさせずに濃さは感じさせる飲みやすさ。

旨いなあ。2015年、レ・マッキオーレも自負する優良ビンテージとなったわけですが、なら、国際品種なカベルネ系の強く、濃い味わいなのか?それが違う、これまでで一番イタリアワインらしさを感じる国際品種混醸になってると思う。そう、そうだわ。

三日目もヴィノムのボルドー型。三日目のまとまりや、甘味って好きだなあ。カベルネフランの甘味が前に来ましたね。メルロのふくよかさ、カベルネとシラーの渋味、スパイスが〆てくれるのですが、2015年のバンラスはやっぱりいい。国際品種の濃さ推しだけじゃないのがね。

紫の深い果実と花、三日目は甘味増しなので、少しエキスぃに感じるし、そもそも、14.5度あるので、アルコールなボリュームもあるが、クドくない。そう、濃さが嫌味じゃないのは、2015年のとても上質な酸とタンニンのおかげ。

文句なしに旨いです!

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