Barolo Carobric 1999 Paolo Scavino
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バローロ・カロブリック 1999 パオロ・スカヴィーノ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
父であるロレンツォ・スカヴィーノと息子であるパオロによって1921年にカスティリオーネ・ファレット地区で創業。パオロの息子であるエンリコは10歳だった1951年からアジェンダで働き始め、現在はその娘であるエンリカとエリーザの四代目への世代交代の真っ最中な家族経営の生産者ですね。
現在所有するバローロDOCG認定の畑は23ha。クリュはカスティリオーネ・ファレット地区のみならず19のクリュを持ちます。本拠地カスティリオーネ・ファレットならブリック・デル・フィアスク、バローロ(村)ならカンヌビなど素晴らしいクリュを所
有していますが、ラ・モッラの銘クリュであるロッケ・デル・アヌンツィアータなどなど。バローロ・ボーイズの中心的な生産者ですね。
パオロ・スカヴィーノ所有の畑の地図(公式サイト)
www.paoloscavino.com/vineyards/
初ビンテージは1996年。カンヌビの畑からのブドウを80%、ブリック・デル・フィアスクの畑からのブドウを20%混醸したもの。別々に醸造し、10ヶ月はフランス産のバリックで。14ヶ月は大樽で熟成した後ブレンドされるそうだ。2010年実績の生産本数は5,500本。残念ながらテクニカル情報は公開されていません。
今回のボトルは後継者であるエリーザ・スカヴィーノ女史のサイン入りボトル。
さて‥状態は、卵色のラベルに一筋、擦れ汚れがありますが気にしない、気にしない。それ以外はとてもラベルはキレイです。キャップシールも問題なく、DOCGのピンクの帯封は縦貼りですのでキャップシールはくるくるは回しておりませんがいい感じで歪みます。液量はちっとも減ってないのでは?と思うほどの高い位置をキープしており、液漏れはないはずです。ラベルに向かって左角あたりに「Elisa Scavino」と白いペンでサインが入っております。液色はとても深いですね。ボトルネック部分にオレンジが射すのはネッビオーロらしいですね。透明度があり、瓶底には少しだけ澱があり、底部分のみモヤりますが、あまり気にするほどではなくとても状態がいいですね。表記のアルコール度数は14.5度となります。
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