Barolo Cerequio 1997 Michele Chiarlo
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バローロ・チェレクイオ 1997 ミケーレ・キアルロ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
本拠地はアスティ県はカラマンドラーナ。1956年にそれまではブドウ栽培農家であったミケーレ・キアルロが自社醸造、瓶詰めを開始。その地を代表するバルベーラ種で一躍有名になりましたが、バローロではチェレクイオやカンヌビ、ブルナテ(ブルナテは手放したようです)などのバローロの銘畑、アジリやファセットのバルバレスコの銘畑も手に入れ、現在はイタリアの主要18社からなるグランディ・マルキ協会の一員となる銘醸のひとつです。
ミケーレ・キアルロを代表するクリュ・バローロであるチェレクイオ。所有する畑は9haでバローロ村とラ・モッラ村に股がるのもチェレクイオらしいですね。海抜は320m、南から南西向き、樹齢は1972年に植樹されたものと、1990年に植樹されたものが栽培されているようです。初ビンテージは1988年。
醸造方法は当時のものと異なる可能性がありますが、5,500リットルのオーク樽の発酵槽での15日間にわたるスキンコンタクト、果皮が槽内で常時浸漬状態を保つようになっているそうです。発酵温度は27度から30度。樽熟成は700リットルの中ダルで24ヶ月の後瓶詰め。最低15ヶ月ほど瓶熟成後に出荷されます。
さて‥状態は、ラベルにも凹凸がありシンプルながらデザインされたラベルですね。ラベルい一部に小さな点穴、端に微々たる捲れがあるボトルもありますが、気になららない程度で(裏ラベルともに)全体的にキレイな状態です。ミケーレ・キアルロらしいスクリとしたボルドー型瓶。肩部分には凸モールドのあるオリジナルボトルですね。キャップシールもとても状態が良く問題はありません。DOCGの帯封はやや色褪せがあります。シールに縦貼りとなりくるくるとは回しませんが、十分な液面を維持しており液漏れはないはずです。
液色はまだまだ濃さを感じる深い黒、赤。透明度も十分です。瓶底の凹み外周には、一部塊となった澱がありますが、微々たる量、まったく状態に不安はないですね。ちなみに表記のアルコール度数は13.5度となります。
1997年言わずと知れた超優良年のひとつ。バローロ村とラ・モッラに股がるチェレクイオの個性、まだ熟成させます?どうしましょう。
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