Palazzo Altesi 2000 Altesino
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パラッツォ・アルテージ 2000 アルテジーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼグロッソ/ミディアム》
1970年に創業したアルテジーノ社は、モタルチーノの北、ほぼブオンコンヴェント地区に程近い場所に位置します。モンタルチーノ地区の北限となるこの位置の地質は粘土質も豊富だそうです。その単一クリュであるモンテソーリを筆頭にリゼルヴァ、アンナータのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ三種とロッソ・ディ・モンタルチーノを醸しますが、IGTもいくつか醸しているんですね。裾もののロッソ、ビアンコは置いといて‥有名なのがアルテ・ダルテージと、このパラッツォ・アルテージとなります。前者は、サンジョヴェーゼに、メルロやカベルネソーヴィニョンそ混醸するいわゆるIGTですが、今回ご案内する後者のパラッツォ・アルテージはサンジョヴェーゼ100%なんですね。
1980年が初ビンテージとなるパラッツォ・アルテージは、同じくサンジョヴェーゼ・グロッソ100%となる、ロッソ・ディ・モンタルチーノやブルネッロ・ディ・モンタルチーノとどこが違うのか?実は、そのマセラシオンの方法に違いがあるようす。ロッソやブルネッロはいわゆる普通に発酵や醸しが行われますが、このパラッツォ・アルテージは一部にマセラシオン・カルボニックが採用されています。炭酸ガス浸漬発酵法となるその手法、ボジョレーなどで採用されており、渋味や酸味穏やかでフルーティーなワインに仕上がる‥あら、そこのあなた!!ネガティブな妄想したでしょう?しかし、熟成ポテンシャルは、ロッソよりも上‥とアルテジーノの公式サイトでは紹介されていまし、ボトル形状をご覧の通り、サンジョヴェーゼをブルゴーニュをイメージして醸しているんですね。過去にはバートン・アンダーソン氏がこのパラッツォ・アルテージを飲んで、まるでブルゴーニュの‥と評したそうですよ。当時としては、先駆的な手法だったこともありますし、そんな狙いの違いからIGTとして(当時はVdT)としてリリースされたようですね。熟成はフランスはアリエ産、ミディアムトーストのバリックで約12ヶ月となります。
さて‥状態は、2004年と同じく撫で肩のブルゴーニュ型便。2004年よりも大きめのラベルと文字使いでもあります。実は今回入荷したのは、ニューヨークの著名なワイン卸であるWine Bowの扱うボトルとなり、表にも裏にもその旨が表記されていますし、750mlという表記以外にOZ表記があるのがニューヨークのワイン商らしいですね。この2000年の表記のアルコール度数は13.5度となります。この2000年ボトルにはキャップシール裾に一般にキャップシール頭に印字されているイタリア製です(キリッみたいなマークのシールが貼られておりますのでくるくるとはさせませんが、すべてのボトルでいい感じ歪みますので、実質キャップシールは回りますね。液面の特に問題もなく液漏れしているボトルはないと思われます。ボトルを光にかざしますと‥これが透明度ある明るいルビー色が素晴らしく、なるほどブルゴーニュ型ボトルに入っている理由がわかる…まるでキレイなピノ・ノワールを見ている様です。また長らく寝かして熟成されていたボトルの様で、側面に波跡のような澱もありますし、底部分に固まり動く澱がありますが、濁らせるものではありません。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ギャーーーッ!!
コルクを抜き、コルク片が落ちてないか覗き込みますと‥澱で蓋が出来とる^^;。どうやら、長らく横に寝かせて保管されていたわけですが、ブルゴーニュ型の撫で肩瓶が故に、澱がコルク尻に溜まってるんですね。瓶の側面にも波跡のように澱の形も残りますし、底にも少々あるのですが、まさかこんなところに‥割り箸にテッシュを巻いてみて絡めとりますが、そこそこの量があるし、まるで葡萄の皮や果肉のような澱で、澱じゃなのかもしれない(なんやねん)。
食べてみました。
めっさ美味しい‥
白飯に「ごはんですよ!」の代わりに乗っけて食べたいぐらいやわ。
さて、グラスはそんなブルゴーニュ型瓶に敬意を表してブルゴーニュ型グラスです。エッジにはオレンジが射し、ちょっとネッビオーロちっくな深いルビー色‥そして、香りがめさくさ素晴らしい!ブルネッロに時折感じるハーブ香がスパイス香と相まって複雑さに拍車をかけています。そしてふわっと広がるスミレの香り。熟成も感じないわけではないが、ブラックチェリー、軽いカシス、ワイルドベリーの果実香がふんだん。
口に含みますと‥おっとフルボディ。密度もあるし、口の中を満たす塊感‥舌にはじゅんわりとした酸味、ほんのり苦味もあるかもしれない渋味も美味しい。いやいやブルゴーニュなら、こ‥こ‥これはグランクリュやな。いやいやこれはブルネッロそのものでもある。マセラシオン・カルボニックにネガティブなイメージも必要ないし、アリエなバリック12ヶ月もまったく派手ではない。思った以上に華やかに開く香味にうっとり。
まっだまだ熟成も可能だし、酸味や渋味の角取れ度も七分といった段階でポテンシャルを感じるが香味が開いているもんで、今とても美味しい。二杯目ともなると‥まるでムッツリスケベーな感じの香りが広がるな。ブルゴーニュグラスだからなおさら香りが開いて感じるわけですが構成が緩むわけではない。旨味も出てきて酸味とのバランスも良い。2000年という暑いビンテージ‥まだ力強ささえ感じますが、過熟感はありません。目から鱗のグロッソの旨さを実感。
二日目もブルゴーニュ型。熟成香がムン♪としてきた。香味は相変わらず開いたままで、スパイスにヴァルサミコ、いい苦味と渋味があり、ほんのり(微かに)甘味も出てきた。空気を含むとなお旨味が出てくるし、まろやかになってくる。いい酸味を持ち確実に食中酒にして伸びるタイプで余韻も長い。ロッソ・ディ・モンタルチーノや、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとそう遠く離れるわけではない。ぜひお試しを!
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