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Brunello di Montalcino Riserva Santa Caterina d'Oro Pianrosso 2016 Ciacci Piccolomini D'Aragona【第二回】

トスカーナ州の赤 > Montalcino

	更新履歴 2022/08/31 販売価格 16,800円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ・サンタ・クリスティーナ・ドーロ・ヴィーニャ・ディ・ピアンロッソ 2016 チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴーナ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ／フルボディ》

モンタルチーノ村の南端、カステルヌォーヴォ村に位置するのが、このチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴーナ。17世紀の銘家「ヴェスコヴォ家」を起源とします。カステルンォーヴォ・デッラ・バーテの司教で教会を運営し、街周辺からオルチャ川までの荘園を全て所有していたそうです。19世紀に「フランチェスコ・チャッチ」がこの荘園を全て購入、その後「ピッコロミニ・ダラゴナ」家との結婚により「チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ」が誕生します。しかし、1976年に伯爵が、1985年に伯爵夫人が亡くなり、遺言により前当主であるジュゼッペ・ビアンキーニが相続しました。しかし、ジュゼッペは相続税などの関係で荘園のほとんどを手放すことになりますが、ブドウ畑だけは残すことを決意しワイン造りを始めました。2004年、ジュゼッペは亡くなり現在は息子のパオロと、娘のルチアがその志を継いでいます。

本拠地はモンタルチーノ最南端のカステルヌォーヴォ・デッラ・バーテ」。オルチャ川の対岸地域はサンタンティモとなります。17世紀からブドウ栽培に適していたとされる区画のみをブドウ畑にし、その以外は森を残し、オリーブなども栽培しています。海抜は240mから360m、南から南西を向いた岡の一面をブドウ畑とし、赤い年度に丸い小石が多く含まれる表土で粘土の比率は高め。赤土は鉄分やマグナシウムが多く含まれ、小石は石灰が多い。この土壌バランスがチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナの個性を作る。

オルチャ川の影響で日中は温暖で夜間は冷されるのも特徴。現在は有機栽培を実践しており除草剤も一切使用していないとのこと。森に囲まれているのでイノシシやシカにブドウを食べられるので石鹸を吊るしたり、鉄線を張るも毎年20%ほどは食べられてしまうとのこと。ただ逆に、動物達も食べにくるほど、薬剤まみれのブドウでないことの証明でもあるようです。設立当初のエノロゴは現在ラ・フィオリータを率いるロベルト・チプレッソでしたが、現在はモンタルチーノのエキスパートのひとり、パオロ・ヴァガッジーニとなります。

ピアンロッソの畑は海抜240mから360mの11,69ha。始新世に由来するマール土壌で表土は赤い粘土質が強く出ている真南を向く日当たりの良い畑。向かい側がオルチャ川なので遮るものが無い理想的環境。そんなピアンロッソのクリュ・ブルネッロの中でも、良年のみ生産されるのがこのリゼルヴァ・サンタ・カテリーナ・ドーロとなります。最近では、1995年、1997年、1999年、2001年、2004年、2006年、2007年、2010年、2012年、2015年‥に続く2016年となります。基本的な醸造はピアンロッソのクリュ・ブルネッロと同じで、発酵はステンレススチールのタンクと、内側がガラス処理されたコンクリートのヴァットで温度管理をしながら約22日から28日間の発酵。樽熟成にはバリックは使用せず、7,5hlから30hlのスラヴォニア産の大樽で36ヶ月熟成され、12ヶ月の瓶熟成期間を経てリリースとなります。

ジェームス・サックリング／99点
Glorious aromas of flowers, nutmeg, dark berries, earth and black cherries follow through to a full body with ultra-fine tannins that are long and extremely polished. They go on for minutes. Reserved and shy still, due to its excellence. Give this four or five years to come around. (2/2022)

ワインスペクテイター／98点
Both fluid and concentrated at once, this exudes cherry, black currant, violet and mineral aromas and flavors.Saturated with ripe fruit, this has beautifully integrated acidity and tannins, with a racy profile that drives the superlong finish. The tannins flex their muscles at the end yet remain refined. (BS) (6/2022)

ワインアドヴォケイト／97+点
The Ciacci Piccolomini d'Aragona 2016 Brunello di Montalcino Riserva Vigna di Pianrosso Santa Caterina d'Oro is gorgeous, full stop. It shows an incredible level of Sangiovese purity and sharpness, and you taste the grape as if you were eating berries straight out of the vineyard. On top of that healthy and bright primary material, the wine layers on elegant aromas of spice, ferrous earth, balsam herb and red rose potpourri. The aromas meet with seamless integration and segue to ongoing depth and complexity offered to the palate. This Riserva is rather delicate in terms of mouthfeel; however, it is powerful and long, with high alcohol, polished tannins and a silky texture. A hint of sweet cherry mixed with menthol freshness pulls it together at the end. (ML) 97+ (2/2022)

ヴィノス／94点
Dark yet wonderfully perfumed, the 2016 Brunello di Montalcino Riserva Vigna di Pianrosso Santa Caterina d'Oro blossoms in the glass to present a bouquet of dried strawberries and roses complemented by hints of blood orange and clove. It shows the power and grace of a well-muscled dancer as a dense wave of ripe red and black fruits rushes across the palate, lifted by bright acidity, while leaving a mix of saline-minerals and grippy tannins toward the close. Though structured for the long haul, the 2016 maintains unexpected vibrancy, finishing with hints of plum and almond. This is simply stunning. (EG) (12/2021)