Retromarcia Chianti Classico 2011 Monte Bernardi

トスカーナ州の赤 > Montebernardi

更新履歴 2014/04/06
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キャンティ・クラッシコ レトロマッチャ 2011 モンテ・ベルナルディ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ100%(修正しました)/ミディアム》


キャンティ・クラッシコ地区の中でもパンツァーノ・イン・キャンティ地区に居を構えるのがこのモンテ・ベルナルディ。その歴史は1085年から続いているそうですが、自社瓶詰めを始めたのは前オーナーであるスイス人フォトグラファーのスターク・アイヴァリオティス氏の代、1992年から‥となります。スーパートスカーナ全盛期の時代でそのサエッタや、ツィンガナを初めて知ったのはブルータスのワイン特集だったでしょうか(遠い目)。スタークの時代にはパリスという名を付けられたCCもあったと記憶しますが、2003年からシュメルツァー姉弟が現オーナーとなり代替わりしています。

所有する畑は53haで、内ブドウ畑は9.5ha。ブドウの平均樹齢は40年となかなかのもの。ガレストロやライムストーンなどトスカーナらしい土壌で海抜は約350m。栽培されるブドウは80%がサンジョヴェーゼで、メルロ、カベルネソーヴィニョン、カベルネフラン、プチヴェルドがそれぞれ5%ずつとなっています。エノロゴは弟であるミハエル・シュメルツァー。


モンテ・ベルナルディが所有する畑の中でも平均樹齢10年という比較的若樹のブドウが使用されるスタンダードなCC。収穫されたブドウはコンクリートとステンレスタンクの併用で最高30度に温度管理され約20日間の醸しと発酵。2年または3年落ちのバリックとトノー樽の併用で18ヶ月の樽熟成後、無濾過にて瓶詰されます。

スターク・アイヴァリオティス氏の代からシュメルツァー姉弟の代になり、前の意匠も取り入れつつなラベルデザインになっていますが、このワインはシュメルツァー姉弟の代になってからのワインになりますね。前述の通り、"RETROMARCIA(レトロマッチャ)"は、(車などで)バックする、戻るという意味だそうで、"RETROMARCIA"のフォントはまるでイタリア車のロゴを彷彿とさせますし、クラシカルなフォント使いはシンプルで配置もとてもいいデザインですね。ネック部分にはガロネロのシール、キャップシールのDOCGの帯封はこの2011年から新デザインになった模様。

もっとも洒落てるのはキャップシール頭ですね。車のシフトレバーのデザインになっており、数字は1,2,3,4ではなく、2,0,1,1…そう2011年な年号を表しています。バック(Reverse リバース)の意味でも"R"と記載があるのがポイント。コルクは圧縮の4.5cm‥ブショネ知らずと評価したい。

実は2010年を飲んでいます。合格だったのもでオーダーしたら2011年に変更になってまして‥大汗。そんな2010年のまだ余韻覚めやらぬ状態での2011年の毒味です。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


グラスはヴィノムのキャンティ型一択。エッジにほんのりと紫に近いピンク、思ったよりも深みのある赤ですね。2010年よりもブドウの熟度を感じさせるよく熟したベリーの果実香、2〜3年落ちのバリックとトノー樽の併用とのことだが、炒った小豆のようなローストな樽がふわり。低質なCCにありがちな果実香の生っぽさはなくよく熟した果実香がありますが、決してジャミーというわけでもない。サンジョヴェーゼらしいスミレも熟れているし、やわらかな甘味を感じる香りがある。スパイスもあるが決して青さではない。少しの鉄分、HBの鉛筆。

モンテ・ベルナルディにとっては原点回帰としてのレトロマッチャなわけだけれども、決してそのスタイルは古臭いを意味するクラシカルなものではない。過ぎることはないが現代的なスタイルと感じる。2010年は抜栓直後は少し籠った感じがあったが、この2011年は無理なく開いていますね。

口に含みますとなめらかな紫色のイチゴ、熟したフランボワーズ。2010年よりも複雑さを感じます。酸味のレンジは広く不足感はありません。すでにそれなりの密度も感じるミディアム。2010年の感じたスモーキーなニュアンスはなく、熟した果実が全面ですね。エキスぃというほどでもないが、味わいがしっかりとあり余韻も続きます。樽のロースト香は含み香にもありますが、よく溶け込んでいて美味しいですね。

一杯目の印象は2010年よりもしっかりと熟度を感じ、ややモダンに感じる。暑かった2011年らしいですね。ただし、酸が不足しているわけではありません。

二杯目です。少しまとまりました。奥底に2010年に感じた干し肉っぽさがあるかなあ。複雑な要素を構成するいい材料ですね。余韻はほんと2010年よりもよっぽど長い。熟したプラム、プルーン。タンニンもいい質感ですね。

公式サイト表記のセパージュ比率は2009年がサンジョヴェーゼ95%、メルロ3%、カナイオーロ2%で、2010年はサンジョヴェーゼ100%となっています。この2011年は発表になっていませんが(調査中)、サンジョヴェーゼ単一ではないと感じます(ほんまやな)。メルロが混醸されてると思うんだけどなあ(当たってくれ)。サンジョヴェーゼ100%でした(あかんやん)

二日目もヴィノムのキャンティ型。初日同様によく熟したフルーツの香りがありますが野暮ったくない。少しのスパイス香の中にどこかオリエンタル。口に含みますと甘味のあるタンニン、やわらかな果実味の厚みがミディアム以上に感じさせるかも‥。スミレもベリーの風味も紫が濃いですね。そのやわらかさは旨味に通じ、酸味もじゅわっと溶け込んでいます。ライチの赤ワイン漬けのようなオリエンタルな果実香もスミレの中に隠れています。

2010年はもう少しエレガントな路線、この2011年はとてもわかりやすい果実味や甘味が感じられますね。暑かったビンテージの特徴がよく出ています。

三日目もヴィノムのキャンティ型。それほど香りは強くは感じませんが閉じでもなさそう。飲み口はよくまとまり、一体感がスムースです。酸も隅々まで行き渡ってますね。2011年はしっかり熟した果実味もありますから、初日が一番わかりやすい濃さや
甘味もありますが、終始CCらしさは逸脱しないサンジョヴェーゼ。三日目にして果実は紫からやや赤に、すこしのフラボノイド。うん、この三日目はエレガントになって食事栄えしそうだなあ。あーなんか喰いたい。この価格帯なら十分なコスパを誇るCCですね。

なお、無濾過での瓶詰めとなります。ボトル差あるかと思いますが西野嘉高が毒味したボトルの最後の一杯は澱(のようなもの)が混じっていました。

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