Apogeo Riesling Oltrepo Pavese 2012 Ca di Frara
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アボジェオ オルトレポ・パヴェーゼ・リースリング・スペリオーレ 2012 カ・ディ・フラーラ
《イタリア/ロンバルディア/白/リースリングレナーノ/辛口》
ケルナーなシルヴァネールの方が、ドイツやアルザスのそれに近いスタイルかもしれない‥というのが、今回リースリングを色々試した結果の課題。いや、ドイツやアルザスっぽさを求めているわけではないのですがね。ドライなリースリングも扱ってみたかったワインですが、ピエモンテ、アルト・アディジェ、このロンバルディアのそれは、確かにドライな白として終息するが、色はなかなか黄色味が濃く、アカシヤの花や、蜜のジンジンとしたスパイスや苦味もアクセントになるタイプ。総じて石油香は控えめなのも相違点かもしれない。どこかゲヴェルツにも似た果実の香味は甘味があるんだけど‥というスタイルでもあり、それが好みのお客様にはこの上ない。
色々と試した結果、(イタリアの)リースリングさとコスパを両立でこちらをセレクトしました!!
カ・ディ・フラーラ社は、パヴィアの南、オルトレポ・パヴェーゼDOC地域ないに個性豊かな三種類(三カ所)の畑を持ちます。いずれも盆地特有の気候条件…ことなるのは土壌の質なんですね。それに応じて例えばアルト・アディジェの組合はどは同じ畑からなるブドウを樹齢や醸造、熟成などの要因でクラッシックやセレクションなどに振り分けますが、このカ・ディ・フラーラは完全に土質によって栽培するブドウを分けています。
それは"Chalk(チョーク)""Marl(マール)""Cray(クレイ)"の三種類となり、このリースリングは"Chalk"のカテゴリー(土質の畑)、このワインを含め三種類のリースリングと二種類ピノ・グリージョがラインナップされています。それぞれの土質に適したブドウを植樹しているということですね。
さて、このアポジェオのリースリングは海抜120〜180m、北〜北西向きの石灰質の土壌にhaあたり6600本の株密度で栽培されるリースリング(レナーノ)で醸されます。収穫されたリースリングは16度に温度管理されたステンレスタンクで18日間の発酵の後、短い熟成(落ち着かせる程度だと思う)の後、瓶詰となります。
オルトレポ・パヴェーゼのワインをご紹介するのも稀ですのでDOC法をおさらいしておきましょう。オルトレポ・パヴェーゼDOCは1970年に制定され、ビアンコと名乗るにはリースリングまたはリースリング・イタリコ60%以上。ピノ・ネロは40%まで。ロッソまたは、ロザートを名乗るにはバルベーラ、クロアティーナ25〜65%で、ウーヴァ・ララ(←知らんがな)、ピノ・ネロは45%まで。品種表示ワインの場合は、その品種が85%以上の規定となります。
リースリングらしい細長いロングボトル。楕円形のラベルには畑、ブドウ、鳥の画。生産者オリジナルのバックラベルの上から輸入元シールが貼ってありましたので、慎重に剥がしますトリースリング・スペリオーレと記載されています。生産者の公式サイトには、Oltrepò Pavese Riesling Superiore D.O.Pと記載されていますが、輸入元資料にはスペリオーレの名前はありません‥見なかったことにします。
飲んでみました(2011年の感想です)。
コルクはまぁまぁの4cmで短め。キンキンではなくホドホドに冷やしてグラスはオヴァチュア。軽くキンモクセイとその花の蜜、透明度はもちろんありますが、想像よりも一段黄色味が強めの色調。柑橘の要素もありますね。特にリースリング的石油香が顕著というわけではなく果実香や黄色い花の香りが主体。口に含みますと、おお、思った以上に厚みがありますね。ちょっとトロっとした感じにも思える。とてもやわらかい酒質、含み香の中に確かに石灰なニュアンスも感じるが、これがアルト・アディジェあたりだとミネラル推しなんでしょうが、オルトレポ・パヴェーゼのこの地らしい標高が高いわけではない感が良く出ていますね。
ブドウの熟度の高さを感じさせるヌケのなさ‥もちろん酸も不足がない。これで2000円以下となるととてもいいコスパですね。
二日目は冷蔵庫キンキン、グラスはオヴァチュア。どこかアカシアの花のような香り。ゲヴェルツからライチを抜いた感じもある。石灰の香りが駆け抜ける際にふわりと石油っぽさがないわけでもない。含んだ香味もよく開いているのも初日同様‥ドイツやアルザスのリースリングとはまた違った感じ。洋梨や、熟れ過ぎないバナナ、メロン果汁、白い花のスパイスもある。
終盤に乾いた白いピロピロ、果実味はおだやかでほど良い厚み、ふくらみも感じるが、酸味はなかなかシャープでドライ。リーデルのヴィノムの場合、リースリングとキャンティ・クラッシコは同グラスとなりますが、リースリング飲む日に限ってそのグラスがないのが‥ない^^;。オヴァチュアよりも若干タイトで、スルっと一本線で香りもでるかと思いますが、それも似合うかもしれませんね。このワインの場合、案外‥中重口なニュアンスと甘味(←香り)もあり、それはオヴァチュアで活きてるとも言えますけどね。
三日目も冷蔵庫キンキン、オヴァチュアです。うん三日目も普通に旨いですね。ヌケもないし、香味がしっかりと出続けていますよ。リースリングとしては色もしっかり、アカシアなどの花、蜜の香りも果実の密度もありながらも、酸味がサラッと飲ませてくれますね。うん、イタリアのリースリングもいいね!
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