Rosse in Bianco 2008 Castello di Torre a Decima

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更新履歴 2008/02/01
販売価格

1,000円(税込)

在庫数 SOLD OUT

ロッセ・イン・ビアンコ 2008 カステッロ・ディ・トッレ・ア・デチマ
《イタリア/トスカーナ/白/サンジョベーゼ/辛口》



カステッロ・ディ・トッレ・ア・デチマ…知らねーよっ!!はい、知らなくてもいいし、覚えなくても結構。実はこの生産者‥元々はシチリア州はエンナ県(?)ピアッツァ・アルメリーナ地区でワインを醸すマウリーニ社が、トスカーナに進出した醸造所なんですね。シチリアでは「サイア」なんていう、どこかで聞いたことのある名前のワインを醸しており、そちらはシラーとメルロと‥ピノネロ‥なんていう変態なセパージュ比率だったりしますが、このトスカーナの蔵では「チンクアンタ」なんていう、どこかで聞いたことのある名前‥しかも、ラベルにドドンと「50」の文字…なワインを醸しており、そちらは、トスカーナのサンジョベーゼ50%に、シチリアのプチヴェルド50%という‥これまた変態なブレンドでワインを作っちゃったりするのが、当主のフランチェスコ・マウリージ氏。

そんなマウリージ氏がトスカーナで醸す‥サンジョベーゼを素直に赤ワインとして作らずに白ワインに仕立てちゃったのが‥このロッセ・イン・ビアンコなんです。輸入はされていませんが、ロゼに仕立てちゃってるのもあるから‥やっぱり変態ですね。

フランスではピノ・ノワールを白に仕立てることを‥「ブラン・ド・ノワール」なんて言いますが、イタリアでは「ヴィニフィカート・イン・ビアンコ」なんて言うんですよ(ここは覚えておきましょう)。もちろん、イタリアではピノ・ノワール(ピノネロ)に限ったことではなく、本家トスカーナでもヴェルナッチャでお馴染みのテルッツィ&ピュトーが、サンジョベーゼの白仕立てを醸してたりしますね。醸造は、収穫されたサンジョベーゼはステンレスタンクでの発酵と熟成が施すシンプルなもの。果皮からの色をモストに付けないようにするんだろうなぁ(想像かよっ!)。

実は(久々の)ネタとして、期間限定での販売を考えていたのですが‥

想像以上の出来栄!

しかも超絶コスパの1000円ポッキリ!

とはいえ‥輸入元さんもスポット入荷ですので、いつまで販売できるかは‥謎。

ぜひお試し下さい!





独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味




ボルドー型のボトルは、たった1000円とは思えません。また、マウリーニ社の公式サイトも素晴らしいデザインなんですが、このワインも、文字列のみですが、なかなかセンスのあるデザイン。ブラウン地に白抜きの文字‥フォントもいいですね。キャップシールがツートンカラーになってて、これまた洒落てる。ほんとに1000円には見えません。バックラベルに表記のアルコール度数は12.5度となります。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュア一択です。コルクは真っ黒な合成コルク‥やっぱり変態だわ。

黄緑色の射す麦ワラ色で、決して薄くはないが、まさかサンジョベーゼとは連想できない「白ワイン色」でございます。高音の酸味を持つフレッシュだけで完熟したパイナップル、黄桃のシャーベット、金柑のコンポートは甘過ぎず、標高の高い地の白っぽい花の蜜、ついスミレの香りを探すが‥ない。

口に含みますと、ふわっとスモーキーな香り、舌の上にはヴィニフィカート・イン・ビアンコらしい、舌の表面に重心のある渋味混じりの重く、厚みのある液体。輪郭に塩っぽいミネラルと酸味と渋味。いい厚みがありますね‥まったくショボさはないし、バランス良好。酸味と渋味(ここポイント)が豊富で、さすがサンジョベーゼからなる白ワインを実感。終盤から余韻にかけては、そこはかとなく‥サンジョヴェーゼというよりも赤ワイン的な香り。余韻も長くて‥まさか1000円‥は恐ろしい。

使い方‥としてはロゼ的‥白じゃないけど赤じゃない‥白に渋味もあればな‥的な使い方となるが、ロゼのように赤い果実のチャーミングさは、ヴィニフィカート・イン・ビアンコにはない。その代わり、ロゼよりもさらに渋味をしっかりと感じとれて、味ワインはよりドライ。そう、チャーミングな赤い果実の甘味すらないわけだ。

口に含んだ香味は、それほど南国でも桃でもない。しかしシャルドネでもなければ‥ソーヴィニョンでもない。うーむ、含み香もハンパなく良いですね。

ただし、ヴィニフィカート・イン・ビアンコにもう一つ言える事は、カキンと芯まで冷えた感じがない‥ということである。このボトルも昨日から、じっくりと冷蔵庫でキンキンに冷えているはずですが、そう感じさせないのは、渋味や独特の厚み‥重さかもしれません。

どちらかと言うと味吟醸的なスタイルで、グラスから放たれる香りに、若干の生っぽさがあり、二杯目以降は開いてない感がありますが、それを覆い尽くすほど、口に含むと旨いワイン。いい酸味‥持ってるよ。酸の不足感はないし、そこに渋味が絶妙に絡み合う。そして、ショボくなく、まとまりのあるバランス‥。やっぱり、これで1000円は‥

ないわ〜。

味が旨いんだな。まさに味吟醸。この程度は、1000円ポッキリを考えるとオツリじゃんじゃん‥ぶっちゃけ、ヴィニフィカート・イン・ビアンコという珍しさも含めて‥となるが、西野嘉高の相場で1980円でも売らんでもない‥出来栄でもある。

二日目です。冷蔵庫キンキン温度、オヴァチュア一択。黄色い果実の香りがフレッシュ。でも、やはり‥一般の白ワイン的な開きはなく、閉じ気味に感じるかもしれないが‥口に含みますと‥初日よりもミネラル感もあり、酸味と渋味もやや溶け込み、一体感が出て来ました。うん、やっぱりバランスいいですね‥1000円とは思えません。

二日目でも落ちない‥緩まない‥酸っぱくならない‥。この二日目の方がより白ワイン的かな?二日目は初日よりも芯まで冷えて感じる。ヴィニフィカート・イン・ビアンコらしさは初日かもしれませんが、二日目もちゃんと美味しい。

1000円‥ビックリしました!


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