Gaiospino - Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Superiore 2008 Fattoria Coroncino

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更新履歴 2010/05/21
販売価格

2,980円(税込)

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ガイオスピーノ ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・イエージ・クラッシコ・スペリオーレ 2008 ファットリア・コロンチーノ
《イタリア/マルケ/白/ヴェルディッキオ/辛口》



元々はローマ人であったルチオ・カネストラーリ氏が、マルケ州のスタッフォロに移った理由は、ローマという都会の喧騒に嫌気がさしたから‥とのこと。1982年に2.8haの畑から始まったコロンチーノは、1985年には瓶詰を開始しました。今でこそ、ヴェルディッキオも高品質化してきましたが、当時は、それなりの酒質で満足された地酒の粋を出ないものであり、設立当初からの高品質なヴェルディッキオ造りがようやく受け入れられてきたのかもしれませんね。

1988年には、スペシア地区の畑を買い増しし、醸造設備も一新。新しい畑はより密植を高め有機栽培も当時から実践してきました。古い資料には、レ・ラメと呼ばれるトレッビアーノ主体のIGT白や、モンテプルチアーノからなるガンツァレッロという赤もあるようですが、、現在、日本市場に導入されているのは、ヴェルディッキ・ディ・カステッリ・イエージの三種類のみのようです。

最もスタンダードなヴェルディッキオはイルバッコと呼ばれ、その上位に区画の違う畑から収穫されたイル・コロンチーノと、ガイオスピーノが並びます。イル・コロンチーノは、コロンチーノ・チェッレーテ地区の、粘度の多い混合土から生まれ、ガイオスピーノはスペシア地区の石灰と泥炭土から生まれます。イル・コロンチーノは、ガイオスピーノとほぼ同じ醸造で樽は使われずステンレスでの仕上げとなります。


標高が高く、傾斜の厳しいスペシア地区からのヴェルディッキオで醸されます。以前はスタッフォーロ地区にある畑からのヴェルディッキオを(も)使用していたようですが、スペシア地区の方がより畑は痩せ、ポテンシャルが高いと判断。実は、まだ樹齢は3年あまりですが、ガイオスピーノは、ガイスピーノということになります。

収穫後は除梗された後、優しくプレス…ファーストプレスのみ使用されるモストは、20度以下に温度管理されたステンレスタンク内で、約28日間の発酵と醸し。発酵が終わったモストの30%は、トノー樽でマロラクティック発酵が施され、18ヶ月の間、シュールリーの状態で樽熟成が行われます。残りは70%は、ステンレスタンクで熟成され最終的にアッサンブラージュされ瓶詰めされます。




独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味




ボボルドー型の瓶には、コロンチーノ‥いや、ガイオスピーノであることが一目で理解できる特徴的なデザインのエチケッタが‥。「誰やねん‥」と突っ込みたくなるオリエンタルな、緑色のパンチパーマの坊主のようなオッサンがこちらを見つめます。キャップシールの色合いと、パンチパーマの色を合わせてあるのも粋ですな。バックラベルは白地に赤文字‥表記のアルコール度数は15度とたっぷりなものです。コルクは、イル・コロンチーノと同様の4.5cm未満ですが、こちらの方がやや上質で、お尻と頭にビンテージが刻印されています。冷蔵庫キンキン温度、まずはヴィノムでスタートです。

グラスに注ぎますと、色は、イル・コロンチーノの方が黄色味が濃いかな?やや黄緑のフィルターを通す18金な麦ワラ色ですね。干し草、ドライフラワー、ドライフルーツ。ほんのりとトノーな樽香に、トロピカルフルーツ、黄桃、ビワのシャーベット。よく熟した洋梨。

口に含みますと、ふくよかな厚み、アルコールのボリューム。ミネラルの、冷ややかな輪郭の内側は、なめらかで優しい果実で満たされています。高音の酸味は、コロンチーノに共通しますが、キツさはありませんね。丸い果実味とのコントラスト。中盤から余韻にかけて、イル・コロンチーノ同様に苦味を伴い、それがコロンチーノの個性ともいえますね。

アルコールは15度とは思えないほど馴染んでおり、樽香もよく溶け込んでいてあまり意識させません。よいバランス。溶け込んだ酸味と、高音の氷山の一角的な酸味が良いアクセントになっています。白ワインとしては余韻は素晴らしく長い。密度もあり、継ぎ目がない。

ドロドロに濃いわけではないし、甘味が突出するわけでもない。ブルゴーニュ型グラスでも飲んでみます。さほど変わらないかな‥ミネラル感が強めに感じますね。ミネラルに伴う塩分も。

オヴァチュアの方が、密度を感じるかもしれません。思ったほど濃過ぎるスタイルではないのですね。もちろん、十分に密度≒濃さを感じる酒質ではありますが、どこかキレを感じさせるので、疲れないですね。温度が上がってくる方が、その密度、トロっとしたニュアンスを良く感じとれるかもしれません。

温度が上がってくるとヴェルディッキオらしい生葡萄な感じの生感な香りが上がってきます。温度が上がると、アルコール感も増してきますので、なおさらトロっと感じるのかもしれませんね。

二日目です♪冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアです。なんだか初日よりも色が濃くなったような気がします。香りも一段と密になってキタかな。黄色の花びらと、フルーツの香りのマリアージュがとてもイイですね。

うん。二日目めっさ旨い♪

口に含みますと、うーんっ!!めっさ濃く‥トロっとなってますよっ!!この二日目にして本領発揮かな。鼻に抜ける、ハーブ‥ミント、乾燥野菜。アルコール感もたっぷりで満足感がありますねぇ。でも、余韻は香りは長いが味わいはクドくはありません。ワイン単体でも楽しめますが、何を喰おうかなぁ。ナッティーなニュアンスもたっぷりですね。ハチミツのスパイスも感じます。

個性がありますねぇ。度数が高いと‥酔うのも早いですよ‥マジで。この二日目の方が、ガイオスピーノらしい濃さ‥も楽しめると思います。コアなファンがいらっしゃる銘柄‥なるほど、旨味ある濃さがいいですね。

三日目です♪洋梨に柑橘、若いバナナなど‥色んなタイプの果実香がミルフィーユな感じですね。口に含みますと、まとまってきました。ライチ抜きのゲヴェルツ的なニュアンスもあるんですよね。

よく冷えたミネラルが喉に嬉しい。余韻も相変わらず長いんですよ。でも、決してベタつかないのがいいですね。甘いんじゃなくって、甘く感じさせるタイプです。アルコールのキレもあり、味わいはしっかりとドライ。

温度が上がってきても、ダレる感じはないんですよね。ふんわりと、羽を伸ばすようにタイトな感じから、ふくよかに大きく感じるだけで。

うん、満足感あり!


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