Nebbiolo d'Alba 2019 Bruno Giacosa

ピエモンテ州の赤 > Bruno Giacosa

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更新履歴 2023/06/06
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ネッビオーロ・ダルバ 2019 ブルーノ・ジャコーザ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》

本筋はブルーノ・ジャコーザの本拠地であるネイヴェ‥つまりバルバレスコの銘醸。祖父カルロ、父マリオ、そしてブルーノと三世代に渡り、その名声を築きあげてきました。

現在、自社で所有する畑は約20ha。過半数は買いブドウでワインを醸していますが、これは祖父カルロも、父マリオもブドウの仲買人も仕事だった歴史があるんですね。とはいえ、カルロ氏は自社での醸造も初めていたんですね。第二次世界大戦の戦中や戦後は、ボトルワインの市場がなかったために瓶詰めのみで量り売りをしていた時期もあるそうです。1961年、1929年生まれのブルーノ氏の名前を冠した"ブルーノ・ジャコーザ"が誕生しました。

今なお、買いブドウも使用していますが、仲買人の家系な歴史は、どこの畑が優れているのか、誰が栽培しているブドウが優れているのか‥熟知しているんですね。そんなブルーノ・ジャコーザのワイン達…実は、ラベルには二種類の表記があるんですね。

・(Casa Vinicola) Bruno Giacosa

 契約農家の畑から購入したブドウで醸されるワイン。

・Az.Ag.Falletto di Bruno Giacosa

 自社で所有する畑から収穫されたブドウで醸されるワイン。

自社畑の方が優れているか?長年、買うブドウでの醸造の歴史を持つブルーノ・ジャコーザにそれは当てはまりません。ただ、2004年に脳梗塞を患い、2018年1月21日に他界されました。現在は娘のブルーナとマリーナが跡を継ぎブルーノ・ジャコーザの品質と名声を守り続けています。

ブルーノ・ジャコーザでは、このネッビオーロ・ダルバのために四つの生産者からネッビオーロを購入しています。毎年、四つの中から、状態のよい生産者からのものを中心に醸造ブレンドしているようで、いずれもロエロ地区ネッビオーロとなります。よってランゲのバルバレスコやバローロの若樹からのセレクションやセカンドではないんですね。ブルーノ・ジャコーザの場合、バルバレスコやバローロで樽落ちするキュベがあるとするなら‥それはバルクで売ってしまうのだと想像しています。あくまでもブルーノ・ジャコーザを名を名乗らせることはないと。とはいえ、ロエロ地区のネッビオーロをロエロ・ロッソで出さずに、ネッビオーロ・ダルバ(そう、あくまでもアルバのネッビオーロなのです‥ロエロもね。ランゲは名乗れませんが。)としてリリースています。スタンダードなネッビオーロ・ダルバと、ヴァルマッジョーレ地区を名乗る二種類がリリースされています。

スタンダードなネッビオーロ・ダルバは、27度から28度の温度管理されたステンレスタンクでの10日から12日間の醸しと発酵。20HLと110HLの樫樽で10ヶ月の樽熟成の後、澱引きを兼ねてステンレスタンクで2ヶ月ほど休ませて清澄。後瓶詰めされ3ヶ月以降にリリースとなります。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味(2023年6月)

お馴染みのブルーノ・ジャコーザらしい白ラベル。コルクもジャコーザらしい良質の5cmなのも嬉しいですね。グラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型、ちなみに表記のアルコール度数は14度となります。

真っ当なネッビオーロの色調。エッジにはオレンジがあり、中心部に向かうグラデーション。いい色ですね。ロエロ地区のネッビオーロらしい、バラの花、ローズヒップティー、甘味のあるイチゴ。ジャコーザのロエロ・アルネイスも別格だと思いますが、ネッビオーロ・ダルバとはいえ、ジャコーザのロエロのネッビオーロもロエロらしさを感じながらも別格です。決して濃さを売りにしてはいないが、密度感は十分。香りから心地良い果実の酸味を感じ、まあ上品に詰めた果実だと悟ります。

口に含みますと、なおさら紅茶感があるタンニンを感じます。重さではないが果実味の密度やエキスは十分で、まったく不足感がない。14度というアルコール由来のボリュームや甘味は感じますが、過度ではありません。砂質を思わせるタンニンもサラっとしており、香味は開いていてとても飲みやすい。スムーズながらも、しっかりと印象に残る果実味があり、余韻がある。まだ1年ちょいになるかと思いますが、すでにバックビンテージでもあるので、初日の一杯目から旨味も出てるしまとまってますね。味わいも素直なんだけど、飲んだ感想も素直に「おいしい」。グラスも良かったのかもしれませんね。ネッビオーロだし、ジャコーザだしと思うと、ブルゴーニュ型が第一選択ですが、バルバレスコでもバローロでもないのもあって、いつものユニバーサル型にしたんだけれども、これが座りがいい。口の中をふくよかに、やさしく満たす。今すぐおいしいネッビオーロ。

二日目もシュピゲラウのディフィニッション、ユニバーサル型です。香りからして艶っぽくしっとりとしてますね。華やかながら過ぎないバラの香り、青さではないがハーブ系の爽やかな香りがある。そして、果実味はしっとりとした程よい密度を感じさせる香り。口に含みますと、無理がない密度。実際にはエキスはそれなり感じますので、フルボディとしていますが、すんなり飲めるミディアムとしても過言ではない。茶葉系の渋味、なるほど、青くないハーブは、茶葉系だな。紅茶系とはまた違う。たまに例える井草(畳)系の風味にも通じる部分ですね。

三日目もシュピゲラウのディフィニッション、ユニバーサル型です。初日からですが、少し甘味のある香りがとても親しみやすいですね。イチゴの甘味な香り。しっとりしてて、無理がないなあ。浸透するようにおいしいんだけれども、心地良い渋みに複雑さがあります。茶葉だったり、いわゆる渋味だったり、酸味と同調する部分もあるし、飲み疲れないですね。非常にブルーノ・ジャコーザらしいネッビオーロに仕上がっています。なかなか、バローロやバルバレスコは村名でも手が届きませんが、その片鱗はしっかり感じていただけると思いますよ。

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