Barbera d'Alba 2017 Matteo Correggia

ピエモンテ州の赤 > Matteo Correggia

更新履歴 2021/01/16
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バルベーラ・ダルバ 2017 マッテオ・コレッジァ
《イタリア/ピエモンテ/赤/バルベーラ/ミディアム》

ロエロ地方‥アルバから10kmほど北上したカナーレ地区にアジェンダを構えるマッテオ・コレッジアの設立は1935年。当初は様々な果実栽培や畜産業を営んでいました。当時のロエロ地方は、平地部分で栽培されていたこのアルネイス種からなる白ワインの生産が主でしたが、カナーレ地区最西端で、南向きの一枚畑を購入後、ネッビオーロとバルベーラを高密植で植樹し、品質の高いブドウを生産し始めました。

最初は、ロベルト・ヴォエルッツィオや、エリオ・アルターレなどに醸造前のブドウの段階で売り渡していましたが、当時若かったマッテオはロベルト・ヴォエルッツィオや、エリオ・アルターレに可愛がられており、1976年、彼らとともにブルゴーニュに視察に行ったのがきっかけに、1987年からは自社醸造、瓶詰めを始めます。。マッテオはブルゴーニュが「軽さ、エレガンス」と「複雑さ、フィネス」を兼ね備え持つことに驚き、ロエロとの共通点を感じ自信を深めたそうです。その後、エリオ・アルターレなどの助言を得ながらロエロの、マッテオ・コレッジアのスタイルを築き上げてきたのです。

しかし、2001年‥畑での作業中に不慮の事故でマッテオが帰らぬ人となりました。それ以降は婦人であるオルネッラ女史を中心に、マッテオの意思を引き継ぎ、そのスタイルを維持していますが、2012年からはアルバの醸造学校で学んだ息子ジョヴァンニが栽培や醸造に関わることになり、新しくスタートを切ったと言っても過言ではありません。

ランゲ地方とロエロ地方‥いずれの土壌も豊富な石灰分を保有しますが、ランゲは黄土の比率が高くなり、ロエロは灰色土の比率が多くなります。ロエロは東に行くほど表面の砂質が多くなる傾向にあるそうです。特に、マッテオ・コレッジアが位置するカナーレ地区の西端は、石灰岩と砂質が豊富で6層にもなる複雑な地層となり、表土の砂質には大量の貝殻が混じり5cm下には粘土層も存在する…それはマッテオ・コレッジアのワインに個性として表れます。

2012年から醸造にも携わり、父の意志を継ぎながらも自分の‥という息子であるジョヴァンニ・コレッジアの思想が徐々に具現化されており、これまでのマッテオ・コレッジアとはすでに違うスタイルになったようにも思います。ジョヴァンニも樽熟成も用いりますが、バリックから大樽に、樽熟成の期間も短めにしているようです。また最近はアンフォラにも挑戦しているようで、それも果実味を表現するために、樽の風味をあまりつけたくないという思いからかのようです。これまでを否定するのものではありませんが、最近の作品は、非常に果実味がピュアかつクリア。樽香も穏やかで、濃さ推しではない。とても親しみやすく好感の持てるワインに仕上がっています。

海抜250mから310m、ほぼ砂質の土壌。収穫されたバルベーラはステンレスタンクで7日間の醸しとアルコール発酵が行われます。輸入元資料には、バリックの古樽で12ヶ月の樽熟成後、ステンレスタンクで8ヶ月の熟成とあるが、公式サイトや公式資料には樽で最低約4ヶ月から6ヶ月の樽熟成とある。たぶん後者が現在の造りと思われる(知らんけど)。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

新デザインのカラフルでポップなラベル。コルクはディアム社製の4,5cmで安心。スタンダードなロエロ・ロッソは5cmでしたが‥。グラスはオヴァチュア(あら、久しぶり)。表記のアルコール度数は2015年と同じ14度(2016年は未試飲)。色調は、コルクのお尻も紫に染まってますが、液体も辛うじて向こうが透けてますが暗さあるバルベーラらしい色ですね。野生のベリーミックスとスパイス。樽香が少しあるのがバルベーラにはお似合い。スパイスに近い部分に少しハーブ系の爽快さもあります。飲み口は、どこかマルンを彷彿とさせるマッテオ・コレッジアらしいバルベーラ味ですが、もちろん、ミディアムな飲みやすさがこちらにはありますね。重さではなく、膨らみや口の中での密度感があり十分満足。酸味が果実味を重くさせないバランスで、目立ちませんが旨味もあり、結構余韻が長いんだなこれが。バルベーラらしいワイルドなチェリーやベリー達とスパイスはほんと品種特性が良く出てます。十分においしいですね。ついつい、ワイルドさやスパイスに雑味を感じるのがバルベーラなんですが(どんだけ偏見やねん)、マッテオ・コレッジアはスタンダードクラスも洗練されてますね。田舎臭くない。イノシシやシカなど、ちょっとしたジビエ料理でもいいかもしれませんし、おいしい脂身の豚肉もいいかもしれませんね。

二日目もオヴァチュアです。同じ2017年とロエロ・ロッソと同時毒味。ネッビオーロが先で、このバルベーラが後の順番です。色同様に、香りや味わいに黒い、暗い要素があり、語弊ありありですが、どちらが濃く感じるかとなると、こちら。構成する果実の色調もネッビオーロは明るさのある赤、バルベーラは暗い黒や紫の果実になりますし、あとは酸味や渋味との兼ね合いもありバルベーラの方がしっかりと感じるかもしれません。まあ、どっちもおいしいと思いますが。このバルベーラも王道のミディアムボディ、結構複雑さもあるし、余韻もある。ネッビオーロよりも、もう少し強めの味付けのお料理と相性がいいように思います。旨味もあるんですが、新鮮さとスパイスで軽快に飲めますね。この価格帯に求められている条件ですね。

三日目もオヴァチュアです。心地よい渋味とスパイス。三日目らしいまとまりは、すこしまろやかさも感じます。無理のないミディアムボディの飲みやすさ、ピュアな果実味で、何にもでも合わせやすい。果実味の純度って大事ですね。もちろん、フルーツ以外にも土壌の要素やスパイス、樽由来の香味など色んな香味があるのがワインですが、核となるのはやっぱり果実。

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