Langhe Nebbiolo 2015 Oddero

ピエモンテ州の赤 > Barolo

オッデーロ

更新履歴 2018/07/10
販売価格

3,000円(税込)

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※希望小売価格 3,888円税込→ 通常特価 3,180円税込→ ポッキリ価格 3,000円税込

ランゲ・ネッビオーロ 2015 オッデーロ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》


現存するバローロやバルバレスコの造り手として最も古い歴史を持つとされるのがこのオッデーロ。現在でも1700年代に建設されたというラ・モッラ地区のカンティーナでの醸造を続けています。最初の自社瓶詰めは1878年。それまではダミジャーナ(大きなガラス瓶)で販売していたそうです。

1960年代になりジャコモ・オッデーロ氏がジョヴァンニ・ガヤ(アンジェロの父)や、リナルディなどと共に後のDOCGの基礎となるバローロの法規制を作ります。第二次世界大戦後、荒廃したランゲの畑は農民から手放されて行くことになりましたが、ジャコモ・オッデーロは畑を買い足します。よって現在でも、ラ・モッラ、カスティリオーネ・ファレット、セッラルンガ、モンフォルテ、バルバレスコなどランゲ地区の幅広い地域に、最良の畑を所有しています。

オッデーロが所有する畑はブルナテ、リオンダ、ブッシア、ヴィレッロなど、各地域の最良の畑がズラリ。またバルバレスコにおいては、法律ではバルバレスコ地域で収穫されたブドウをバローロ内のカンティーナで醸造するとランゲ・ネッビオーロに格下げしなくてはなりませんが、オッデーロのみがバローロ内でバルバレスコ(しかもガッリーナ)のブドウを醸造しても、格下げせずにバルバレスコを名乗れる唯一の生産者。これは、法規制前から「そうしていた」ことで例外的に認められているそうです。

現在所有する畑は合計35ha。90歳を越える先代から1997年に栽培や醸造を引き継いだのが娘のマリアクリスティーナ。先代の時代は農薬が推奨された時代だったが1997年から徐々に有機栽培に移行、現在は全ての畑で有機栽培を実践しています。畑ではコンポスト(堆肥)と硫黄、極少量の銅のみが使用され、除草剤、防虫剤は一切しようしません。害虫(ティニョーラ)にはホルモン剤を使用。ホルモンを麻痺させることで交尾できなくなり自ずと害虫の数が減るとのこと。

とはいえ、畑は各地に点在し、畑のひとつひとつは小さな区画となりますので、隣の畑の影響も受けやすい。よって近隣の造り手とも協力して有機栽培を推進しているそうです。また、古くから所有すている畑は同じネッビオーロでもクローンは様々で現在は16種類ものネッビオーロのクローンが混在しています。

また、葉だけではブドウ樹の循環型自主生育。ツルをできるだけ切らずに自由に伸ばすことで葉を増やし、光合成を促進します。ツルを切ることでブドウを凝縮させる造り手が多い中、グリーンハーヴェストもほぼ行わないのは過度な凝縮を必要としないからだそうです。またグリーンハーヴェストを行う場合は、凝縮のためではなく畑の風通しを良くするためだそうです。

醸造は一時期はバリックを試したり、ステンレスタンクでの発酵も試みたようですが、現在はセメントタンクでの発酵に戻しバリックは破棄したそうです。セメントタンクで自然酵母のみでのゆっくりと、温度管理をしない発酵。マセラシオンはブドウの状態に合わせて20日から30日とこちらもたっぷりと時間をかけて行われます。

熟成はオーストリアはストッキンガー社の大樽。ストッキンガーの樽材は厚く、目が詰まっていることから酸素供給率が低い。またタンニンも少なく、樽による香り、口中での甘味がほどんど出ないんとのこと。また、DRCやパカレも使用しているフランスはグルニエの大樽も良い結果を出しており、1年目の樽はバルベーラと、2年から3年の樽はランゲ・ネッビオーロに。4年目からバローロの熟成樽として使用しているそうです。すべてバローロは醸造は同じ。クリュの違いが表現されています。

 ※醸造はすべて同じと記載していますが、公式サイトのテクニカル情報はクリュ
  によって違いもあります。

オッデーロのランゲ・ネッビオーロは、ラ・モッラ村にある海抜200m付近にある約2haのサンタ・マリア・ブリッコ・サン・ピアッジョで栽培される樹齢約15年のネッビオーロが使用されます。バローロよりもマセレーションは短めながら15日間の後マロラクティック発酵が施されます。様々な大きさの樽で12ヶ月から18ヶ月の樽熟成後ブレンドされ瓶詰め。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


伝統のALBEISAの共通瓶。ラベルもお馴染みのデザインですね。コルクは膨張率も高くなかなかの質の4,5cm、グラスはヴィノムのブルゴーニュ型。表記のアルコール度数は14度となります。注ぎ口から華やかで果実香もたっぷり。まだ若くオレンジの片鱗すくない赤に深みがありますね。バラ、ローズヒップティー、スパイス、しっかりとした熟度を感じさせる果実香、甘味を連想させますし、14度も連想させますが‥まずは口に含みましょう。うん、ネッビオーロらしい茶葉の枯れた感じ‥若さ
と相反する、いや、共存する要素としてのそれ。14度の高いアルコールを過剰に感じさせることもないし、その茶葉的な要素からの乾いたタンニンと、濡れたそれがまたいい。酸味もほどよくあり、余韻も十分な長さがあある。

真面目か!と、決して安易に消費者よりの酒質ではない、ランゲ・ネッビオーロとしてはそれなりに厳しさを感じるタンニンもなんだかドMにさせてくれて嬉しい(変態か)。香味にカジュアルなネッビオーロらしさもあるんだけれども、味わいは予想以上にしっかりさん。

とはいえ、二杯目あたりからは旨味な甘味も出てきますね。厳しさというドSだけではないという強弱にドMはさらに萌えるのであった(おい)。うん、厳しさから旨味が出てきてやわらかく、しなやかになってくる。密度感もくるので、ミディアムからフルボディに近い感じですね。

二日目もヴィノムのブルゴーニュ型です。香りはよく開いていますね。バラやスミレなどの芳香な香りに牽引されるスパイス香、ああ、二日目は少し砂糖も入ったダージリンっぽさもある。香りに甘味は感じますが、飲み口には綿密で乾き、濡れたタンニンもギッシリとあり、酸味も十分。14度のアルコールもこのタンニンと酸味がそう感じさせない。グラスの中で一段深くなるのは初日同じ。グンと密度感や旨味が出てくるので、ぜひゆっくりと飲んで欲しい。

三日目もヴィノムのブルゴーニュ型。注ぎたてに少しミンティーな香りも。いい意味でスパイスに清々しい緑も感じる。やっぱり甘味がありながらも、それを上回るタンニンと酸味が硬派な酒質。余韻もほどよい。ラ・モッラだともっとやわらかい酒質かと想像していたが、ここはオッデーロらしさなんですね。うん‥旨味があるなあ。キュンじゃなくって、グイっとエグルような深さもある。

ランゲ・ネッビオーロ=格下、セカンドと侮るなかれ。ネッビオーロ好きならはまずは飲んでみて欲しい素晴らしい作品ですよ。


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