Chianti Classico 2015 Querciabella

トスカーナ州の赤 > Querciabella

更新履歴 2018/06/07
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キャンティ・クラッシコ 2012 クエルチャベッラ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》


1972年、アメリカのイタリア系移民だったジュゼッペ・カスティリオーニ氏がグレーヴェ・イン・キャンティ地区に150haの土地を購入。当初2ha程度だったブドウ園も、現在は約75haとなりました。いつの日か故郷のイタリアに戻り、その象徴でもあるワイン造りを‥は、イタリアをルーツに持つ移民の子孫や、イタリア内外で事業を成功させた者達は一様に考えるものなのかもしれません。

1,332本のみ生産された初めてのキャンティ・クラッシコは1974年ビンテージのこと。本格的に稼働したのが1979年からだそうです。1981年には当時VdTのカマルティーナを発表し、ジャコモ・タキスがエノロゴを勤めていました。現在はタキスからグイド・デ・サンティ氏が引き継いでいます。1988年からオーガニックでの栽培を始め、2000年からビオデナミでの栽培となっており、最近のクエルチャベッラはビオデナミ推しとなりますが西野嘉高が毛嫌いするような不潔さは皆無ですのでご安心下さい。

グレーヴェの生産者ではありますが、2006年に購入したラッダやガイオーレにも畑を持ち、地区は異なれどよい畑があれば‥な姿勢のようで、実はこのスンタンダードなキャンティ・クラッシコにはグレーヴェ、パンツァーノ、ラッダ、ガイオーレの各地区のサンジョヴェーゼが混醸されており、現在は単一品種ですが、複雑さに寄与しています。

素晴らしい作柄となった2015年は9月12日から10月7日にかけての収穫。手摘みで収穫されたブドウは除梗されますが粒を潰すことなく温度管理されたステンレスタンクに移されアルコール発酵とマロラクティック発酵を行います。醸しは約12日間。樽はすべてフランス産で新樽比率10%のバリック(225L)と500L樽の併用で約12ヶ月の樽熟成。兼ねてからクエルチェベッラでは動物的な要素を排除しており「100% Vegan」と記載しています(イマドキですね)。

スタンダードなキャンティ・クラッシコですが、ワインアドヴォケイト誌は90点(M.R.)、ヴィノスは92点(A.G.)ジェームス・サックリング92点(J.S.)と高い評価ですね。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


2012年を最後に久々の扱いですが、相変わらずのラベルデザインですね。すっかりクエルチャベッラらしさになっていますのでこれからもこのデザインでお願いしたいと思います。少し変わったとすれば、キャップシールに巻かれたDOCGの帯封の上から新しいデザインのガッロネロの丸いシールが貼ってあることぐらいですかね。コルクはもっとがんばって欲しい4.5cm、グラスはヴィノムのキャンティ型、ックラベルに記載のアルコール度数は14度となります。

深み、暗さのある赤ですがクリアですね。重厚なスミレ、アメリカンチェリーのような黒い皮を持つ熟したチェリーに、熟したての赤いベリー。芳香なおしろいの香りのヒント、キレイなミディアムを感じさせる香りがあります。口に含みますと、そう、真っ当なミディアムな酒質で、タンニン、酸味と果実味のバランスもいい。キャンティ・クラッシコ以外の何者でもない果実味がありますね。クラッシコエリアのブドウの混醸を確認できるわけではないが、素直さもあるが、複雑さも負けてはいない。単一品種と言えども、時間的なものや、口先から、舌に乗り、飲み込んで、戻り香まで段階によっての一貫性と、様々な表情が楽しめるのがとてもいい。14度というアルコールを適切と感じさせるバランスもあり、2015年はやっぱりバランスの年なんだな‥と思わせます。紫のラズベリー感がいいですね。樽も適度だし文句ないわ。

ネガティブな思想ではありませんが、これまではもっとクエルチャベッラ味推しが強かったように思いますが、この2015年はお手本通り、理想的なキャンティ・クラッシコにも思えます。何もクエルチャベッラらしさや個性がないわけではありません。本拠地だけではなく、キャンティ・クラッシコ複数エリアのブドウの混醸は、いい意味でキャンティ・クラッシコとしてのニュートラルさとして表れているのかもしれませんね。

はあ、二杯目のまとまり、まだまだピークではないが旨味も前にキタ。余韻にいい感じ(←なんて抽象的な)のスパイスがある。泥粘土を磨いている途中のようにだんだんとまとまっていく。最後はツルツルになるのかもしれない。

はあ、旨いなあ。奇をてらうことなく真っ当に上質なサンジョヴェーゼでありキャンティ・クラッシコだわ。

二日目もヴィノムのキャンティ・クラッシコ型。香りにまろやかさ、クエルチャベッラらしい甘味ある香りで果実や樽をまろやかにまとめる。旨味もあり、口に含んだタッチもとても心地よい。初日よりも一段深くなりました。いいですね。

クラッシックとかモダンとかではないが、古臭くない現代的なキャンティ・クラッシコで感心するほど良く出来ている。こう「出来ている」と書くと人為的に思われるかもしれませんがそういう意味ではなくて、「ちゃんと造ってる」とも言える。

三日目もヴィノムのキャンティ型です。うん。二日目とほぼ変わらずのまとまり。ブドウ果皮やスパイスも溶け込み、スミレ、チェリーやベリー、強過ぎず、弱過ぎず、ほどよいミディアムな飲みやすさがありやはり2015年らしいバランスですね。飲み疲れないのってほんと大事。渋味もいいですね。こうなると脂も欲しくなるんだけれども、豚の脂がいいかな。トマトの旨味と酸味も添えて。

2015年らしいバランス、期待を期待を裏切らないCCに仕上がってますぜ!

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