Chianti Classico Riserva 2015 Riecine
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※2018年5月24日17時更新:12本追加UPしました。
※2018年5月27日20時更新:12本追加UPしました。
※2018年7月4日9時更新:12本追加UPしました。
※2018年10月22日13時半時更新:12本追加UPしました。
※2018年12月18日13時半時更新:6本追加UPしました。
キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ 2015 リエチネ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
ガイオーレ・イン・キャンティ地区。1971年にイタリア人の妻パルミラを持つイギリス人のジョン・ダンクリーが避暑地としてバディア・ア・コルティブォーノの近くにある1.5haほどのブドウ園がついた修道院近くの別荘を購入。使い古された醸造設備を補修と、ブドウの植え替えを行い本格的にブドウ栽培とワイン生産を始めます。
初めてのキャンティ・クラッシコは1973年ビンテージで1975年にリリースされました。ジョン・ダンクリー氏はDOC法では認められながらも決してカベルネ・ソーヴィニョンを栽培するつもりはなかったらしく、「バロン・フィリップ・ド・ロートシルトがサンジョヴェーゼを植える時こそ、私はカベルネ・ソーヴィニョンを栽培し始めるでしょう」だなんて名言も残しています。
リエチネのワインは80年代にも高い評価がされました。ラ・ジオイアはサンジョヴェーゼからなるスーパータスカンとしてご存知の方も多いでしょう。2015年まで醸造を担当していたであるショーン・オキャラハンは、1988年にリエチネに訪れジョン・ダンクリーに出会っています。1990年までは他の生産者の元で醸造を行っていましたが、1991年にジョン・ダンクリーから畑や醸造設備を引き継いだショーンがオーナーとして再出発をしますが、1996年に経営状態が悪化し出資者を募ります。翌年にはニューヨーク在住のガリバーマンの出資により再建、1998年には元々セラーだった場所に醸造所を移設し経営を再建後はショーンが当主となっていましたが、ロシアの資本に買収され追われるようにリエチネから手を引きました。
2012年には設備も一新、セラーも拡充されました。新しく清潔な醸造所に、流行りの(語弊あり)卵形セメントタンク。もちろん栽培だってビオに移行している途中かと思われます。それが今‥なんですよね。ブドウ栽培だって醸造だって、少なからずトレンドがあるものです。
現在は合計15haの畑を持ち、ロゼ、キャンティ・クラッシコ、サンジョヴェーゼ100%のIGTはラ・ジオイアとその名もリエチネの二種類を生産しています。サバスティアーノと呼ばれるトレッビアーノとマルヴァジアからなるパッシート(ヴィンサントではなさそうです)も醸しています。また実験的にImprovvisazione(即興)というシリーズでピノ・ノワールとメルロも醸していた時代もありました。
この2015年のCCは新しい醸造長としてテヌータ・ディ・トリノーロで経験を積んだアレッサンドロ・カンパテッリ氏が加わった年とあんります。熟成までの全行程をショーン・オキャラハンの意志を継ぎ、尊重しながら最終のブレンドとボトリングをアレッサンドロが行ったビンテージとなります。このCCRは元々ラ・ジョイア用のブドウとして8つの区画からの収穫され、仕込まれたサンジョヴェーゼが使用されます。
CCと同じくプレ・マセラシオンを行い、その後28度までに温度管理されたセメントタンクで16日間のアルコール発酵。その後16日間のアフターマセラシオンを行い香味を抽出します。マロラクティック発酵が始まってから二日目に30HLのフレンチオークの大樽で18ヶ月の樽熟成後瓶詰め。2009年以来となったリゼルヴァは3,060本のみのリリースとなりました。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
パット見は2015年のCCと同じですね。ラベル下部にRISERVAと赤文字で記載がありますが繊細はフォント。コルクはCCと同じ4.5cm、グラスはヴィノムのブルネッロ型にUPします。なお、表記のアルコール度数はスタンダードなCC2015年が13.5度に対して、このCCR2015年は14度となります。リエチネらしいりんご飴的な透明度あるルビー色。甘味に濡れたスパイス、スミレに少しのバラ、イチゴ、チェリーの果実味に深い甘味、白くポップなミネラル香、基本的にCCとの共通項は多いですね。2015年ですから、まだショーンが仕込んだキュベで、熟成段階で良いものがリゼルヴァにポジティブに格上げされたのかもしれません。輸入元の資料ではラ・ジオイア用のブドウを仕込んだものとのことですので、本来はラ・ジオイアにブレンドされるキュベだったかもしれませんが、それをあえてCCRに‥今度は格下げと考えていいのかどうかは不明です(そりゃあ、ラ・ジオイアとして売った方が儲かるはず)。ただ、2015年、ショーンももう居ない、じゃあせっかくだからこれまでと違うことを‥そうだ!リゼルヴァ復活させたれ!というのもありえるかもしれませんね。
口に含みますと、綿密、緻密な密度がありますがやわらかさがある。輸入元のコメント通りの大きく口の中を満たすが解ける感はありますね。いい鮨の様です。CCと違う点はよりタニックであることかもしれません。サンジョヴェーゼ特有のおいしい旨味を伴う酸味ももちろん上質でありますが、少し乾いたタンニンがサラサラと流れますね。そのタンニンの渋味もあり、甘味はあるが、控えめに感じます。余韻も素晴らしく長く、やっぱいいいビンテージですなあ。複雑さも十分です。
飲めばCCと共通項を感じながらもスタイルの違いを感じます。ただ、ラ・ジオイアのようなIGT的ではないのおは、CCRとしていリリースするに相応しい樽あ選ばれたのかもしれませんね。30HLの大樽がひと樽分ということになるのでしょうか(あれ、俺、計算合うてるかな?)。
飲み口の果実はチェリーがいっぱい。もちろんベリー系もあるんだけれども。チェリーの皮、スパイス。14度という高いアルコールも十分にコントロールされていて熱さはないし、過熟感もない。味わいに濃さというか濃密さ、余韻までそれが続く。ほんと、色は黒さはくグラスの向こうが透けてみえるルビー色もキレイなんですけども、味わいはしっかりしています。
おいしいリゼルヴァですね。確かにCCよりももう少し大きく深く、タニック≒構成感もさらにあります。香りも味も余韻長くすばらしいサンジョヴェーゼ。フレンチオークらしい樽香もあるがとても上品なもの。
二杯目。すでに旨味たっぷり、確かに解け感がとても心地よくやさしい。14度というアルコールもあるので旨味がエキスィに感じる部分もあるが、過剰さはちっともない。そして変わらずタニック。うーん、こう解けるんだけれども、解けたものが寄り集まるようなまとまり、一体感が出てきましたね。これはめちゃくちゃ旨いじゃないですか。
二日目もヴィノムのブルネッロ型。深いイチゴの深い甘味。スミレとバラ、濃密に広がる果実香にやわらかさを感じます。口に含みますと初日よりも旨味がウマウマ、ミネラルの硬質さもありますが、行き渡る酸味があります。渋味もほどよく構成感がありますね。飲み口は果実味たっぷり、終盤に賭けて渋味、酸味が際立つ締まりのよいスタイル。
うん、甘味と旨味。おいしいですね。確かにスタンダードなCCとの共通項を確認しつつも一段大きく、一段深さがある。そして、よりタンニン豊かに感じますが、すでにおいしい状態でもある。スミレとバラは基本重心が低いんだけれども、華やかな部分もあり、それが濃密な果実味を重苦しく感じさせない。
三日目もヴィノムのブルネッロ型。香りに微かにレーズン的ドライフルーツ。高めのアルコール感もそう感じさせるし、その皮の感じも複雑さのひとつ。おおらかに開いていて萎縮感がありません。これぐらいのワインになるとヴィノムのキャンティ型ではやはり手狭。ブルネッロ型の方が似合います。なければボルドー型でもいいと思いますよ。甘味を抱えた旨味がたっぷりで、酸味と相まってジューシーだくだく。さすがリゼルヴァと思わせるすばらしいくおいしいサンジョヴェーゼですわ。
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