Etna Rosso 2014 Terre Nere

シチリア州の赤 > Terre Nere(Marc de Grazia)

テッレ・ネレ

更新履歴 2017/09/01
販売価格

2,680円(税込)

在庫数 SOLD OUT

間違って画像消しちゃったお〜。


エトナ・ロッソ 2014 テッレ・ネレ
《イタリア/シチリア/赤/ネレッロ・マスカレーゼ95%、ネレッロ・カプッチョ5%/ミディアム》


シチリア島はカターニャ県に属するエトナ火山の北側、ロンダッツォ地区の居を構えるのが、このテッレ・ネレ。バローロ・ボーイズを率いたことで一躍イタリアワイン業界で名の知れたマルク・デ・グラツィア氏と弟のセバスティアン・デ・グラツィア氏が2002年に初ビンテージをリリースしました。

近年注目されている、このエトナ近辺は、フィレキセラに侵されていない、非常に高樹齢の樹が残っていることや、標高の高さ、複雑な土壌‥まだまだ、様々な可能性を持つ未開拓な地がイタリアにはあるんですね。そしてこの地の土着品種であるネレッロ・マスカレーゼ種は、もう日本のイタリアワイン好きならご存知。シチリアの赤‥ネロ・ダヴォラ同等の知名度の高さになりましたね。

テッレ・ネレとは「黒い土壌」という意味だそうです。岩石がゴロゴロとした火山灰土壌が黒いことから命名されたようですが、この土壌はエトナ火山の50万年以上に渡る噴火活動の結果、非常に多様で特殊な土壌が広がり、単一畑=クリュを名乗ることもしばしばなどほ、その畑の条件は様々だそうです。

テッレ・ネレでは、カリカンテ、カタラット、グレカニコ、インソリアをブレンドしたビアンコの他に、ネレッロ・マスカーレゼ主体のロゼ、そして5種類の赤ワインを醸しています。最上のワインは、「プレフィロキセラ ヴィニェート・ディ・ドン・ペッピーノ」で、次に、「ヴィーニャ・グアルディオーラ」「ヴィーニャ・カルデーラ」「ヴィーニャ・メッツォ」「ヴィーニャ・サント・スピリト」というクリュ違いのエトナ・ロッソを醸しています。

そんなテッレ・ネレの最もスタンダードなネレッロ・マスカレーゼが「エトナ・ロッソ」。スタンダードクラスと言えど、その樹齢は5年〜50年というから驚きです。エトナ火山の北側斜面で、海抜600mから900mのミネラル豊かな火山灰土壌で収穫されたネレッロ・マスカレーゼ95%に、ネレッロ・カプッチョ5%のブレンドで醸されます。古い畑なため混植されておりますのでアバウトな数字だとご理解下さい。

収穫されたブドウは、25度から28度に温度管理されたステンレスタンクでの発酵後、10hlから30hlのフランス産の大樽でのマロラクティック発酵と10ヶ月から11ヶ月の樽熟成後、澱引きと酒質の均一化のためにステンレスタンクに移され1ヶ月休ませてから瓶詰めされます。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


お馴染みの撫で肩のブルゴーニュ型ボトル。やはり生産者側もピノ・ノワールやブルゴーニュを意識するんでしょうね。となるとこのスタンダードなエトナ・ロッソはACブルゴーニュ的ポジションかな。

これまではバックラベルに"ECOGRUPPO( http://www.ecogruppoitalia.it/ )"なるビオの認定期間のマークが印刷されていましたが今年はありませんね。2013年のアルコール度数は13度の表記でしたが、この2014年は14度の表記となります。コルクはブショネの心配いらずの(99%)ディアム社製の4.5cmの圧縮コルクで安心ですね。グラスはオヴァチュアとします。

色合いは2013年よりも深みのある赤、それでも明るさ、透明度を感じるるのはネレッロ・マスカレーゼらしいですね。チャーミングなイチゴ、チェリーの楽しい果実香には、少しの甘味と少しの酸味の演出、この感じがイタリアにおけるピノ・ノワールと呼ばれる所以でしょうね。火山性土壌を感じる、黒いミネラル、そして白いミネラル、

口に含みますと溌剌とした新鮮な酸味を感じますがプチるわけではありません。果実の輪郭自体はやわらかさを感じ、密度も十分ありますね。決して重苦しいわけでもありませんし、その酸味を思うととても軽やかにさえ感じさせてくれます。

ネレッロ・マスカレーゼの素朴さ、純朴さがストレートに楽しめますね。紫のバラ、ブラックチェリー、フランボワーズ。刺すような若さではなく、あくまでも新鮮さ‥。華やかで果実の香味もよく開いています。

実はその核になり、やわらかな輪郭を持つ厚みはミネラルなんだなあ。エトナらしい冷涼さもあるんだけれども海風がもたらす何かヨードっぽさも感じる。これがエトナなんだろうなあ。とてもネレッロ・マスカレーゼらしさも出ていますね。二杯目にもなると味わいの輪郭がクッキリとしてきます。とてもハッキリとその美味しさを感じることができますよ。うーん、良く出来てるなあ。

2014年、めっちゃ旨いです。

二日目もヴィノムのオヴァチュアです。甘さ控えめのイチゴのコンポート、ミネラル香も上がってきますね。口に含みますとキレイなミディアムで、軽やかさもある。とてもスムーズで、キレイな酸味も広がりますね。この感じだともう少しグラスサイズは大きくしてもいいかもしれません。14度のアルコール感はありませんね。暑さはなく冷涼さはエトナらしい。ほのかな梅ガム、どこかカマンベールの皮の部分‥。

非常にバランス良くまとまっています。やはり、真っ赤に熟れた新鮮なトマトを使ったお料理か、セミドライトマトのオイル漬けでトマトの旨味とコクをプラスしたお料理が欲しくなります。あの、ほれ、シチリアにアーモンドとトマトが入ったのあるでしょ。トラパーニだったかの‥あーいうのもいいですよね。また干し肉だけでも飲めちゃう感じもいい。イワシにトマトにフェンネル、シンプルで熱々のショートパスタなんかも良さげ‥ああ、腹減った。

飲み進につれこの2014年のエトナ・ロッソが心地いい。ちゃんと開いてるしね。このクラスはちゃんと開いてるのって重要。ほんとバランスがいいですね。オヌヌメしますよ。

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