Vie di Romans Chardonnay 2013 Vie di Romans

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ヴィエ・ディ・ロマンス

更新履歴 2015/09/01
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4,280円(税込)

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ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ 2013 ヴィエ・ディ・ロマンス
《イタリア/フリウリ/白/シャルドネ/辛口》


フリウリ州‥スロヴェニアとの国境沿いの街、ゴリツィアの西に位置するマリアーノ・デル・フリウリ地区はイソンツォDOCエリアとなります。祖父の代から100年もの間、ガッロファミリーの手によって守られたその土地は、水はけのよい平らな土地で、海と山の両方から吹く風に恵まれるミクロクマを持つテロワール。17歳で家業を継いだ現オーナーのジャンフランコ・ガッロ氏は、同地区のみならずイタリアの生産者が一目置き、イタリア最高の白ワインの生産者として最も尊敬され信頼される‥「北の巨人」と形容される人物です。ジャンフランコが三代目‥次は息子さんが四代目となるそうです。

創立以来「ガッロ」と名乗っていたものの、カリフォルニアの大規模なワイン生産者である「(EJ)ガッロ」との商標権の兼ね合いで1986年に名称の変更を余儀なくされたそうで、現在の「ローマ人の道」という意味のヴィエ・ディ・ロマンスになったそうです。

彼の考えるテロワールとは「人間、土地、気候、ブドウ品種」であり、その中でも最も重要なのは「人間」であるとのこと。また「テロワールに最も適したブドウを栽培すること」「凝縮したブドウを作ること」「完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫すること」な、当たり前のことを当たり前に‥に向かって邁進する生産者。

流行の醸造法や、市場に流されることなく、彼がその地で得た知識、経験を元に毎年生み出されるワイン達。何度かご一緒させて頂きましたが、本当に偉大さを感じる人物ですね。そこには包容力もあるわけですが、自身の目標や探求へのストイックさをヒシヒシと感じます。とても几帳面でブレない‥見習いたいものですね。

2009年からの樽発酵やマロラクティック発酵の廃止、リースリングレナーノ単一のプリン・フリートや、メルロからなるロゼのチャントンスの生産終了もあり、転換期にあると言え、それまでのスタイルとの差異は少なからず感じて当然ですが、思想としては進化をたどっているはずなんですよね。

イソンツォDOCエリアは北緯45度から46度、日本でいうと最北端である稚内あたりとなります。この地区は平地で海抜も30m前後ながら「北」であることや、大陸性気候と地中海性気候の両方を併せ持つこの地区だからこその要因も多数でそのひとつにロシアから吹き付ける冷たく乾いた風"ボーラ"が平地ながら滞留を興さずに冷涼な気候を保っています。

また徹底的に酸化を防ぐ醸造も彼ならでは。除梗の段階から極力酸化を防ぎ、発酵が始まるまではドライアイスの粒を混ぜることで酸素を寄せ付けません。またタンクには窒素を充填することで酸化を防ぐ徹底ぶる。酸化を防ぎきった果汁は、ブドウの粒の中味と同じ色、香り、味を持つそうです。


 ■オーナーのジャンフランコ・ガッロ氏による2013年のビンテージ解説。

2013年は全般的に気候が安定をしており、収穫自体も非常に良く、出来上がったワインは品種別にしても良好でした。結果、糖度と酸度が十分に高く、ワインの熟成面のポテンシャルも高いです。近年では2009年、2011年と同じレベルでヴィエ・ディ・ロマンスとしても良い収穫年です。特にオーナーのガッロ氏が自信を持ってお薦めするのは、樽熟成をさせている、ヴィエリス ソービニョン、ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ、デッシミス、です。若い時はパワフルさを感じていただけますが、各ワインのポテンシャルが非常に高く、熟成も期待できるヴィンテージとなります。

 ■熟成樽に関する追加情報

ヴィエ・ディ・ロマンスが使用する樽の容量は225Lと228Lの二種類。樽の製造メーカーによってブルゴーニュタイプである228L容量の樽と、ボルドータイプである225Lの樽を併用しているそうです。元々ヴィエ・ディ・ロマンスではブルゴーニュタイプの228Lの樽を使用したいたそうですが、樽メーカー(ダルジュ、バロン)がブルゴーニュタイプ(228L)の樽の製造を止めてしまい、以降はその樽メーカーからボルドータイプ(225L)の樽を購入することになったので、熟成に使用する樽の容量が複数あるようです。

なお、現在ヴィエ・ディ・ロマンスのワインの熟成に使用されている樽のメーカーとタイプは下記の通り。なお、3Lの差はワインに及ぼす影響はないとのことです。

・タランソ  :ブルゴーニュタイプ
・セゲンモロー:ブルゴーニュタイプ
・ダルジュ  :ボルドータイプ
・バロン   :ボルドータイプ


1990年から始まった単一畑別のワインの中でも、ヴィエ・ディ・ロマンスの名を冠した海抜31mの畑。1986年、2000年、2001年の植樹の樹がグイヨーで仕立てられており、平均樹齢は20年。比較的浅めの土壌に砂利や小石を含む赤みがかった粘土質の畑こそが、その名もヴィエ・ディ・ロマンスと呼ばれる8.61haの単一畑となります。2013年の収穫は9月25日と26日。

手詰みでの収穫の後、ステンレスタンクで約8度でのコールドマセラシオンの。16度から19度に温度管理されたステンレスタンクで約22日間のアルコール発酵が施されます。2009年から公式に樽での発酵ではなく、ステンレスタンクでの発酵に切り替わり、マロラクティック発酵も施されておりませんでしたが、2013年は2/3はステンレスタンクで、1/3はバリックでのアルコール発酵となりました。樽熟成は225Lの樽と228Lの樽が半々、新樽比率20%で澱と接触させたまま8ヶ月の樽熟成後澱引きを兼ねてタンクに戻してから2014年の7月7日と8日に瓶詰め。9ヶ月の瓶熟成期間を経ます。

アルコール度数は、2008年は14.6度、2009年は15.15度、2010年は13.77度、2011年は15.10度、2012年は15.24度、この2013年は14.42度となります。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


お馴染みのラベルデザイン。バックラベルに表記のアルコール度数は14度となります。今年もヴィエ・ディ・ロマンスは生コルクとディアム社製の圧縮コルクの(無作為な)併用との情報ですが、チャンパニス・ヴィエリス同様の生コルク5cmとなります。ぶっちゃけシャルドネには生コルクが刺さってるのでは?と疑いの目。

冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのボルドー型です。思ったよりも色は濃く(オレンジ)には見えない。真っ当な黄色、透明度もありクリア。なお、表記のアルコール度数は14度ですが、実質は14.42度となります。

香りは完全に樽ドネ。そう、この2013年からは樽熟成モノは、樽発酵が1/3復活されているのが完全に大当たりです。樽熟成させたものは、ぜひその樽を感じさせて欲しい。となるとこの1/3の樽発酵がとても効果的ですね。とても新鮮キレイな樽香、ヴァニラの香りがパイナップル、アプリコット、マンゴーなどの熟しながらも新鮮な南国系フルーツにとてもマッチしていますね。香りになめらかさを感じます。皮の色が濃い目のオレンジの柑橘とマンゴー。熟しながらも酸化と言う意味での茶色は見せないバナナ。

いい樽ドネだよ。

口に含みますと、分厚いミネラルと果実、輪郭が液体金属のようななめらか、かつ、しなやかな合金でぬめる。非常に密度が高く、重いフルボディ。まだ温度は低めですが、閉じ感はない。すでに後半に旨味が溢れ、さらに酸味も溢れる。

2013年はとても香りに力強さがありますね。特に含み香。飲み込んでからも沸き上がるんですね。でも、芳香剤ちっくじゃないからなおいい。温度が低めだとミネラルも良く感じます。重いんだけれども、重苦しくないのはミネラルや酸の恩恵。

温度が上がってくると味わいがグっと深くなる。樽ドネ感がマシマシ。でもどこか新鮮さがあるのが飲み疲れない。もちろん、数年後のトロ味を帯びる頃にはそれが似合う酒質になるわけだが‥。鼻に抜ける香り‥樽の存在はここにも‥。ふわりと果実に寄り添うようなヴァニラ。

キンキン温度も許容範囲内という懐の深さ‥もちろん、温度が上がると本領発揮ですね。いやあ、実に旨い樽ドネです。

あっさりとしたカスタードプリンに、これまたあっさりの生クリーム、新鮮な南国フルールのプリンアラモード。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのボルドー型。キンキンよりも温度を上げるべきだと思うのですが、では、何分前から冷蔵庫から出しておけばいいのか?を、思うと出してから、注いでからゆっくり飲みましょうよとなる。ましてや、実店舗の冷蔵庫はビールも冷やしているので5度設定ですからね。

初日よりも樽香も馴染んできた感じ。こうなるとチャンパニス・ヴィエリスを彷彿とさせるのも確かで、より前に出て来たミネラルがさらにそう感じさせる。ただし、これはミネラルが栄える温度帯というのもある。樽ドネは樽ドネに似合う温度があり、それはもっと高いはず。

うん、少しでも温度が上がってくると旨味がじゅわじゅわ酸味を伴って出て来ますね。バナナ、マンゴー、パイン、オレンジのみっくちゅじゅーちゅ。花の蜜のヒント、ほんのりとした苦みがアフターにある。

三日目は知恵がつきましたのでセラーの温度(約18度)です。少々高いような気もしますが、グラスは一貫してヴィノムのボルドー型(ブルゴーニュでもいいんだけどね)。高めどころか丁度いい。さすが樽ドネである。口に含むとよりふくよかでなめらか。酸味が温かくならならずにミネラルが作用している。樽香は日に日に大人しく馴染んできますね。旨味があるフルボディ。三日目が一番柑橘も感じるかもしれません。ワイン単体でも飲めますし、ここは香ばしくない鶏肉、または豚肉、しっとりとした身をシンプルかつ薄めの味付けか、思いきってマーマレードとマヨネーズを混ぜたソースを付けたりしても保証外だ。

空気を含んでなおさらなめらかで深みもあるが、キレイな酸味がダレさせません。2013年は、一部樽発酵も復活させたわけですが、デッシミス同様に今年は樽熟成モノがなかなかいいですね。

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