Pinot Nero Alto Adige 2011 Franz Haas

トレンティーノ アルト・アディジェ州の赤

更新履歴 2013/08/25
販売価格

3,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

アルト・アディジェ ピノ・ネロ 2011 フランツ・ハース
《イタリア/アルト・アディジェ/赤/ピノ・ネロ/フルボディ》


アルト・アディジェ地方におけるワイン生産は、組合員の小さな畑から収穫されるブドウを集めて醸造、瓶詰する組合組織モノ多いのですが、このフランツ・ハースは1880年にモンターニャ・モンタン村で創業したという自社瓶詰の老舗生産者となります。代々その名である「フランツ・ハース」を襲名する‥まるで歌舞伎な一家で、現在の当主は1986年からそれを名乗る8代目のフランツ・ハースさん。

アルト・アディジェらしく海抜240m〜800mにも及ぶ高地な斜面に約30haの葡萄園を所有しており、その土壌は大きく二種類の異なる地質が複雑に入り組んだドロミテ峡谷独特の地質だそうです。自社畑は9haのみで、借畑(つまり所有権がないだけで、畑の面倒はハーツ家が行っている)が30ha、そして契約栽培の畑が10haとなります。

他のアルト・アディジェの生産者同様に、赤であれば土着品種のラグレインのみならず国際品種であるカベルネやメルロ、今回ご紹介するピノネロを‥。白は、トラミネールや、ミュラートゥルガウ、リースリングなど、やはりドイツ圏の影響を色濃く受ける品種や、シャルドネなどを栽培しています。

ボルツァーノは盆地‥昼と夜の寒暖差は大きく、しかも標高の差が激しく多彩なミクロクリマを持ち、栽培されている品種が多様になるんですね。その中でもフランツ・ハースが注力するのがこのピノ・ネロ。二種類あるピノネロの内、スタンダードなラ
インは‥これで十分!!モンターニャ村に合計約16ha‥35カ所の畑でピノネロが栽培されています。西〜南西を向く、海抜350m〜700mの急斜面で平均樹齢20年のピノネロは、粘土と石灰を含む砂質土の土壌で栽培されています。醸造も35カ所別に行っているらしく、発酵は約30度に温度管理されたステンレスタンクで14日間‥新樽比率100%のアリエ産のバリックで12ヶ月の樽熟成と、5ヶ月の瓶熟成が施されます。樽熟成後または瓶熟成後にブレンドされるようです。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


ブルゴーニュ型の黄色瓶。お馴染みのフランツ・ハースらしいラベルが印象的ですね。バックラベルに表記のアルコール度数は13.5度とこのワインの平均的なもの。コルクはまぁまぁの質の4.5cm。グラスはブルゴーニュ。ピノ・ノワールらしい透明度のある色合い。香りはしっかりと開いていて‥

うんうん。やっぱりこのワインはピノ・ノワールやあ!

を実感できる、野生のイチゴのジャム、アルコールに誘発されるピノ独特のスパイス。ブルゴーニュというよりも、冷涼な世界系のピノのスタイルとかなんとか語る資格はないが、俺好みのピノ・ノワールであることは間違いない。香りはほんとうっとりする‥ガメイちっくさはないしね。とても果実の甘味もあってなかなかエロいではないか。

口に含みますと熟度の高さを感じますね。輪郭はなめらかで密度は十分。酸味があたることや触ることはなく丸みがある。果実味自体は甘過ぎることなく旨味主体。まるでピノ・ノワールのだし汁。2010年は未熟さとヌケを感じたのだが、この2011年ネガティブな要素はまったくない。余韻も繊細ながらもとても長い。果実味は大海原系でゆっくりと波打つように穏やか。一杯目からやわらかく飲みやすい。

音域だな。チャーミングさはやや高めの音域(子供の声の様)ですが、2011年のハースは音域は低めの位置‥ただしレンジは案外高めもカバーしている。ちなみに17度ぐらいの温度なのですが、これがほど良いんでしょうね。もう少し低めだと音域は高めに感じる、イチゴもジャムではなくキャンディーのように感じるのかもしれません。

キャンディ(高音域)、ジャム(低音域)。

くどくない旨味‥でもアッサリというわけでもない旨味がとてもいい。マラスキーノチェリーっぽさもあるが、アルコール感は突出してものではなく馴染みがある。樽‥まろやかさに貢献していますね。過度な化粧はない。奥底に柑橘‥みかん?単一ならではの複雑さも楽しめる。

旨いねーピノ・ノワール‥だね。

二日目もブルゴーニュ型グラス。香りの開き方が立体的です。高くもあり、横への広がりも十分。スパイスにも甘味、高音のハーブも混じるが青臭さは皆無…それらにドライで乾いた印象はあるが、イチゴやチェリーの甘味ある果実香はしっとりとしている。口に含んで驚く。その膨らみ、深さはその香り同様に立体的。二日目のまとまりというのは、いい意味でコンパクトになる‥という意味合いもあるが、これは違う。まとまりながらも、初日の倍ほどの大きさを感じる。なのに密度不足を感じない。

旨い!

三日目もブルゴーニュ型グラス。むわんむわんとエロいピノ・ノワールの香りが開いていますよ!甘味ある野生のイチゴからなるジャム、樽香もとてもまろやかですね。ちょっとヨーグルなニュアンス、じゅんわりと旨味と酸味が馴染んでいます。

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