Etna Bianco 2012 Terre Nere

イタリアの白ワイン

テッレ・ネレ

更新履歴 2013/07/23
販売価格

2,180円(税込)

在庫数 SOLD OUT

エトナ・ビアンコ 2012 テッレ・ネレ
《イタリア/シチリア/白/カリカンテ60%、カタラット25%、グレカニコ10%、ミンネッラ5%/辛口》


シチリア島はカターニャ県に属するエトナ火山の北側、ロンダッツォ地区の居を構えるのが、このテッレ・ネレ。バローロ・ボーイズを率いたことで一躍イタリアワイン業界で名の知れたマルク・デ・グラツィア氏と弟のセバスティアン・デ・グラツィア氏が2002年に初ビンテージをリリースしました。

近年注目されている、このエトナ近辺は、フィレキセラに侵されていない、非常に高樹齢の樹が残っていることや、標高の高さ、複雑な土壌‥まだまだ、様々な可能性を持つ未開拓な地がイタリアにはあるんですね。そしてこの地の土着品種であるネレッロ・マスカレーゼ種は、もう日本のイタリアワイン好きならご存知。シチリアの赤‥ネロ・ダヴォラ同様に、知名度も上がりましたね。

テッレ・ネレとは「黒い土壌」という意味だそうです。岩石がゴロゴロとした火山灰土壌が黒いことから命名されたようですが、この土壌はエトナ火山の50万年以上に渡る噴火活動の結果、非常に多様で特殊な土壌が広がり、単一畑=クリュを名乗ることもしばしばなどほ、その畑の条件は様々だそうです。


標高600m〜900m、エトナらしい火山灰土質で合計約1haという小さな畑で栽培されている土着品種達の樹齢は5年〜50年。2005年が初ビンテージですからその後植え替えられた物などもあるのでしょうね。醸造はステンレスタンクとなっています。昨年までのセパージュ情報ではミンネッラはバックラベルには記載されつつも公式なテクニカルシートには記載されていませんでしたが、この2012年から正式に5%のブレンドが発表されています。シチリアの方言では「オッパイ」という呼び名だそうですよ。ちなみに2012年の生産本数は40000本。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


私の知る限り2008年、2009年、2011年のアルコール度数の表記は12.5度ですが、この2012年は13度となります。2009ねから圧縮コルク、冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアです。もう少し薄いかも?と思ってましたが、2011年同様の16金ぐらいかな‥薄らと緑も射しますがブリリアントで透明度のある黄色です。フレッシュなグレープフルーツの果肉は未熟ではなく、皮からほとばしる揮発な柑橘もいい。白いミネラルと、潮風のミネラル、香りからも健全なブドウと、キレイに冷えるミネラルを感じます。

口に含みますと、冷ややかなミネラルの輪郭には、厚み・密度のある果実味がある。旨味があって酸味も良質で不足感はない。あら、2012年‥旨いじゃないですか。旨味があって、そこに甘味も少なからず感じ密度も十分。酸味に繋がる塩、ミネラル味は確かにあって、それこそエトナ・ビアンコらしい。標高の高い冷涼な気候、火山性土質、ながら海からの潮風が吹き抜ける感じね。

一時期は、あまりにも鉱物的な要素がドライ過ぎた時期もあったが、最近のビンテージはそうではない。ミネラルも塩辛過ぎないが、グレープフルーツの果実の香味の中にどこかフリンティーな部分は確かに存在する。

ふむ。2012年‥決してそのネガティブなイメージからスタートラインが低めだから‥な評価ではなく、いつも通りとてもいい。度数が0.5度高めなので、バランスに関しても注意深く計っているつもりですが、うん‥大丈夫、すごく美味しい。思ったよりも熟度を感じますね。あの標高の高さは雲の上か‥。時間が経過するとエトナらしいミネラルの風味が果実よりも前に出て来ますね。

二日目も冷蔵庫キンキン、オヴァチュアです。柑橘はやわらかながら、ミネラルが硬質‥。二日目もキレイに冷えてますね。無理のない厚み、ミネラリーな密度があり、ヌケはありません。二日目ならではの酸味も旨酸っぱさがありユルまない。2012年のネガティブなイメージを覆すし、例年よりも0.5度の度数の上昇はよく熟したのかもしれませんね。いやあバランスも秀逸だし、とても美味しいですね。

三日目はキンキンよりも少し高めの温度でオヴァチュア。うん、旨味と甘味が前面ですね。やわらかなミネラル、2010年頃が一番ドライで塩味が強かったかなと思う。基本はグレープフルーツ。フィニッシュにかけて、ドライな白いピロピロの風味や、乾いたミネラル、軽い苦味を感じるが、最初の甘味ある旨味からのグラデーションのバランスがいいですね。飲み終えると‥ああ、エトナの白だな‥と。

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