Petite Arvine 2009 Les Cretes

イタリアの白ワイン > Les Cretes

更新履歴 2011/04/13
販売価格

2,980円(税込)

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プチ・アルヴィーヌ 2009 レ・クレーテ
《イタリア/ヴァッレ・ダオスタ/白/プチ・アルヴィーヌ/辛口》


ピエモンテの北西角‥スイスとフランスに接する州が、このヴァッレ・ダオスタ。アルプスを望む標高の高い山岳地帯で、イタリアで最もワイン生産量の少ない州となり、生産者も、ヴォロネッリ誌に記載されているのは数社。このレ・クレーテは、1700年代中頃にフランスより移住してきたCharrere家(読めません)が、1810年に2haの畑にアオスタの土着品種を植樹したのがアジェンダの始まりで、1989年には本格的な生産を開始し、アオスタの代表的生産者に育ちます。アオスタの西、標高500mを超えるアイマヴィルにアジェンダを構え、赤、白、泡‥と数種類のワインを年間15万本生産していますが、その15万本で、ヴァッレ・ダオスタ州の10%を占めます。たった15万本が10%‥かにヴァッレダオスタの規模が小さいのか?が伺えます。

その生産量の低さは、厳しい環境にもあると言えます。降雨が極端に少なく、アルプス山脈の峻厳は、栽培・収穫を困難にさせます。しかし、そこのとから昼夜の寒暖の差が20度以上あることは、葡萄に酸をもたらし、香味に複雑な要素を与えるのです。

もちろん、レ・クレーテ社も、そのアイマヴィル山の恩恵こそが、レ・クレーテの個性と認識し、haあたり7000〜10000本という高い密植度での収量制限を行い高い品質のワインを作り出しています。醸すのは、泡1種類、赤7種類、白4種類で、ヴァッレ・ダオスタらしい土着品種となれば、赤ならフミンと、白ならばプチ・アルヴィーヌでしょうか。その他、アオスタ近隣のフランス系、スイス系品種も栽培しておりますが、前述の通り、規模は大きくありません。標高が高く、山肌にある畑は機械、重機を使用するには不向き。厳しい環境ながら、がゆえの素晴らしい葡萄ができる地でもあります。アルプスの冷涼でミネラルを感じる酒質は、ヴァッレ・ダオスタならでは‥。お楽しみ下さい。


ヴァッレ・ダオスタを代表する土着品種は、ブラン・ド・モルジェ(プリエ・ブラン)や、このプチ・アルヴィーニュ。レ・クレーテでは前者は栽培されているものの単一で醸すことはないようですが、このプチ・アルヴィーニュは単一で。スイスのヴァリス地方で、シャスラーや、シルヴァーナ同様に栽培されている品種だそうで、どちらが起源かはわかりませんが、どちらにしてもマイナーな品種であることは間違いなさそうです。とはいえ、一応DOCに認定されている品種ですので、レ・クレーテ以外でも栽培しているのかもしれません。

約3.5haの畑には、haあたり7500本の密植‥グイヨ仕立てで葡萄が栽培されています。氷堆石質と砂質の土壌は、550〜600mの斜面に位置し水はけの良い土壌となります。手詰みで収穫された葡萄は、ソフトプレスで圧搾後、18〜20度に温度管理されたステンレステンクで12日間の発酵の後も、バトナージュを行いつつシュールリーの状態で約6ヶ月寝かされます。1992年が初ビンテージとなり、年間約30000本生産されています。ちなみに‥ヴェロネッリ誌2011年度版では、前ビンテージの2008年同様に★★★90点(G.B)の評価はを得ています。2008年よりもお求めやすくなり、3000円を斬ることができました!!



独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味



ブラン・ド・ヴィーニェ同様のブルゴーニュ型瓶ですが、こちらはコルク仕様。ラベルデザインもそれと同じタイプにリニューアルされていますね。コルクは天然で4.5cm、表記のアルコール度数は13度となります。昨年はブルゴーニュ型グラスとオヴァチュアで飲み比べてオヴァチュアにしましたので、今年は最初からオヴァチュア‥冷蔵庫キンキン温度です。

昨年同様、18金未満な濃い目の黄色‥透明度がいいですね。香りもタンジェリンのガリガリ君的。そう、ガリガリ君的な氷菓‥もちろん冷えてるからですが、冷ややかで、オレンジの濃い目の柑橘香、あっさりとしたシャーベット的甘味ですね。ミネラルと、サクマドロップの白いヤツ。とてもミネラリーで、ヴァッレ・ダオスタ‥レ・クレーテらしい表現ながら、グラス内側を垂れる脚はゆっくり。昨年のような救急箱的香りはありません。

口に含みますと、酸味が豊富ですね‥酒質はクリアですが、味わいもタンジェリンなオレンジ味がしっかりと効いています。そして、味わいにもミントのヒント。硬度の高いアルプスの湧き水のオレンジフレーヴァー。終盤にパイナップルの芯を凍らせた香り、鉱水ながら、とてもやわらかい輪郭を持ってます。レ・クレーテの公式サイトに記載されているテイスティングコメント‥昨年は感じなかったのですが、ジャスミンの要素を今年は感じますね。花のスパイス‥ちょっとオリエンタルな雰囲気があり、ジャスミンっぽいね。黄色と紫の花の両方の要素を持っている感じです。ミネラリーですが、それほどカッキンと芯まで冷えるタイプではない厚み。

二杯目です。それなりの量を口に含む方が美味しいタイプ。2009年らしい綺麗にシュっと伸びる酸味がまたイイね。余韻の部分が爽快‥鉱水で、アイス・ジャスミンティーを作って、喫茶店みたいにオレンジがグラスのとこに刺してあって‥ミントの葉がひとつ‥氷を混ぜる棒が、ガリガリ君‥そんな感じ?でも輪郭は薄い皮膜のぷるるんゼリー(わかり難いわ!)。現時点では昨年のように青リンゴや、塩っ気ではないかな。ながら、昨年同様、オレンジな柑橘が効いたミネラリー、クリアな酒質は、まさ
にヴァッレ・ダオスタらしいですね。

二日目です。冷蔵庫キンキン、グラスはオヴァチュア。初日よりもやや開いて感じる。やはりオレンジな橙色の柑橘の皮、黄色い要素の強いジャスミン、ミネラリーなのは相変わらず。橙色の柑橘と黄色の柑橘を6対4で割った感じ。

クリアですが、やわらかさがあり厚みのある果実。ながら、ミネラルと、素晴らしい酸味が重さを感じさせない。スッキリとした部分、酸っぱさ‥ほのかにミントに清涼感がある。余韻はミネラル、ミント、酸味から引っ張られる黄色の柑橘。

そういえば‥先日の夕食のサラダが、水菜、豆その他に、グレープフツーツの果肉が入っていたのですが、合いそうですね。

三日目はワイン会で飲めず‥四日目です。冷蔵庫キンキン、グラスはオヴァチュア。もちろんコルクを刺しっパですが、果実味に旨味がさらに乗った感じ。酸味は穏やかにまとまって、落ちた感は皆無。素晴らしい美味しさですね♪

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