Bolgheri Rosso 2016 Le Macchiole
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ボルゲリ・ロッソ 2016 レ・マッキオーレ
《イタリア/トスカーナ/赤/メルロ50%、カベルネフラン20%、カベルネソーヴィニョン15%、シラー15%/フルボディ》
1997年までは「レ・コンテッシーネ」、2003年までは「マッキオーレ・ロッソ」と、名前だけでなく内容も進化してきた歴史を持つレ・マッキオーレのスタンダードラインがこの「ボルゲリ・ロッソDOC」。公式サイトには2004年が初ビンテージの記載となります。
レ・コンテッシーネも、マッキオーレ・ロッソもサンジョベーゼ主体のワインでしたが、2004年からボルゲリ・ロッソになってからは国際品種主体となります。近年では、サンジョヴェーゼもブレンドされることはなくなり、2009年あたりからメルロ、フラン、シラー+カベルネソーヴニョンなどの混醸がデフォとなっているようです。
公式サイトによる2016年のテクニカル情報では、Vignone 1999, Puntone 1993, Casa Nuova 1998, 2009, 2013(畑名+植樹年)となります。この2016年は8月の三週目から9月の中旬の期間に収穫。スチール製のタンクでの醸しと発酵は15日間。マロラクティック発酵の後、2年から4年落ちのフランス産のバリック80%と、コンクリートタンク20%の併用で約10ヶ月の熟成後アッサンブラージュされて2017年の12月18日に瓶詰め。この2016年は141,162本(フルボトル)、2,418本(マグナム)が瓶詰めされました。
トスカーナはもとよりイタリアの国際品種混醸で3,000以下となると、このワインがファーストチョイスになるのは間違いありませんね。ビンテージによる出来不出来の落差もこのクラスだからこそ上手く調節されている色んな意味でバランスに秀でたワインとなります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
すっかりお馴染みの白地に筆で描いたような一本の糸杉ですが、ラベルとしてはシンメトリーでもないし、画像にする際の中心をどこにするか毎度悩みますが、それはそれで印象に残るラベルデザインとして意図されたものだとするとすっかり引っかかってます。コルクは2015年同様十分な質の4.5cmとなります。表記のアルコール度数は2013年が14.5度、2014年と2015年は14度、この2016年は14.5度となります。グラスはヴィノムのボルドー型一択。
国際品種混醸ならではの深い黒、エッジは鮮やかな赤です。新鮮かつ甘味ある樽香、少しのモカ、カシスなどの黒いベリーの凝縮感ある果実香がとてもいいですね。2015年よりも、もう少し(いい意味で)派手でわかりやすい樽香と果実香となります。モカなコーヒー豆もヴァニラと相まってカフェモカ風。少しのシナモンや、スパイスがあり香りもなかなか複雑です。
口に含みますと、弾力のある輪郭、しっかりと詰まった果実味。甘味があり、渋みと酸味もある。まだ渋みや酸味にはさらなる溶け込みが期待できる状態ですが、14,5度のボリュームを保ちながらも、暑苦しくない濃さはすんなりと飲める。
国際品種らしい果実香でとてもわかりやすい。まだ一杯目ですが、どんどんと良くなるのも期待ができますね。レ・セッレ・ヌオーヴェを飲んだ時も、たまには国際品種もイイヨネと思った次第ですが、マッキオーレのボルゲリ・ロッソはビンテージ毎の個性はあれど安定していますね。だからド定番にもなるし、間違いのない選択でもある。
ワイン単体でも十分に楽しめる酒質。ながらやっぱりワインの肴は欲しい。クドくないタンシチュー、スープカレーでもいいかもしれないな。シラーやフラン由来のスパイス感はどこかオリエンタルかつエキゾチック・ジャパン。きっと億一千万の肴とも合うであろう‥。一杯目の最後ですが、旨味も出てきてまとまりつつあるな‥これは二杯目に期待。
二杯目、樽香は馴染み、果実味に溶け込みつつある。まとまって、旨味も湧き出てきますね。素直においしいです。果実味が鮮やかですね。パーっとわかりやすい、そして決して不真面目ではない果実味が開放的でとてもおいしい。二杯目は決して樽が先ではないし、程よくなってる。
二日目もヴィノムのボルドー型。なんだかマジでボルドーワイン飲んでる感覚がこの2016年はありますね。この価格帯だとクリュブリュジョワクラスとなりますが(いやん、コンセイエ発揮やわ)、いわゆるボルドーのフルーティーなワインそのものです。メルロ多めなのでとても親しみやすさ、わかりやすいベリーの果実香がいいですね。血生臭くないのもいい。
含み香に樽由来のヴァニラもあり、そこにフラン特有の香味がある。カベルネのタンニン、シラーのスパイス‥ボルドーブレンドの複雑さもしっかりある。飲みやすさも兼ね備えた複雑さが嬉しい。
グラスの中でまろやかさ、重さがUPしますね。グラスからの香りは華やかさもありますが、味わいはなかなかの重低音でとても満足感があります。
三日目はオヴァチュアにしてみます。このクラスは、グラスワインに使用される飲食店さんも多いでしょうし、気軽におうちでたのしめるボルゲリワインとして、たいそうなグラスを用意するまでもなく‥と意図。うん、やっぱり2016年はメルロの果実味がとてもフルーティー。いい意味でカジュアル。甘味もあるがそればかりではない。キチンとタンニンと酸味があってとてもバランスもいい。この親しみやすくわかりやすい‥大事だなあ。俺とはえらい違う(おい!)。コスパも抜群ですね!3,000以外のボルドーブレンドなら第一選択間違いなしです。
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