Barbaresco Martinenga 2008 Marchesi di Gresy
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バルバレスコ・マルティネンガ 2008 マルケージ・ディ・グレシィ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
マルケージ・ディ・グレシーは12世紀から続くトリノの貴族、スイスの不戦条約にサインしたベネディット・ディ・グレシーを先祖に持つ名家。現在の当主はアルベルト・ディ・グレシィ氏で、1990年、彼の祖父の代に避暑と狩猟を目的としてバルバレスコの土地を購入したのが始まりで、1973年にマルケージ・ディ・グレシィを興し、バルバレスコを始めとするワイン生産を開始します。
所有するブドウ畑は合計35haで、バルバレスコ村のマルティネンガ、トレイゾ村のモンテ・アリバルト、カッシーネ村のモンテ・コロンボとラッセッラの4カ所となります。すべての醸造はその本拠地であるマルティネンガの醸造所で行われています。特にマルティネンガは著名な畑で、現在もグレシィ家の単独所有となります。
空白の時期もあったかと思いますが、日本市場では古くからバルバレスコの優良生産者として紹介されていますのでご存知の方も多いはずです。あたしも、実は‥ちょっと古酒持ってるんだああ。
標高280m、南向きのマルティネンガの区画。果帽を浮かせたまま5日から10日間のマセラシオン。果帽を沈めて毎日ルモンタージュを行い8日から10日間の発酵後、マロラクティック発酵が行われます。フランス産のバリックで数ヶ月の樽熟成後に2,500Lのスラヴォニア産の大樽に移され12ヶ月の樽熟成後瓶詰め。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
シックだよねえ(髭剃りではない)、エレガントだよねえ。薄い生成り色地にブラウンのフォント、ここでフォントの種類が多過ぎるとウザいんだけれども、そうじゃないのがいい。同じブラウンのキャップシールになかなかの質の5cmのコルク、ここはヴィノムのブルゴーニュ型にしましょう。
開いてます。甘味あるネッビオーロの香りがとても開いています。これぞネッビーロなオレンジが射す赤は明るく、透明度があるんです。うっとりとするような旨味を連想させ、香りからも酸味の行き渡りが目に見える。もう、だくだくに濡れてるんだろう?あ、ちなみに表記のアルコール度数は14.5度‥そんなにあるのか‥香りからはそうは思わなたよ。
口に含みますと、すでに輪郭からしてマロく、馴染み、浸透する旨味が出てる。まだ一杯目ですぜ‥。口の中での存在感もとてもいい。決して、外向きでも、内向きでもない。そこにすでに完成された果実味が存在し、佇む。
めちゃくちゃバランスがいい。すでにおいしい。ほんのりとした甘味、華やか過ぎない鰹出汁。旨いなあ、すでに完成されてるよねえ。こういうキレイなネッビオーロはほんといい。樽は、ウッディな感じ、少し木質な香りがほんのりと。押し付けがましくない密度はキメ細やかで隙がない。
とても心地よい液体(あえてこう書く)。まだ若い?確かにネッビオーロのような長熟で熟してナンボと言い続けていますが、クリュ(区画)名ながら、グレシィのスタンダードなバルバレスコ‥2008年を思うと収穫年から8年は経過してるわけで‥。
実はすでに2011年が現地では販売されている頃合いなんですよねえ。ということは現行から3年の追瓶熟成もされているわけで、それがこの一杯目からの落ち着き、まとまりに繋がっているのです。大人なしっとり具合がすばらしく旨い。
土壌が粘土質だったかどうかはわからないが、粘度っぽさもある。やわらかい、しなやかながら詰まってて重さもあるの例えとして。
これは旨いわ。こういうしんみりとしたネッビオーロは好きやわ。かと言って大人し過ぎるとは思えない旨味がある。
二杯目はもっといい。甘味に輪郭、一段深い果実味、密度を保つ。いやあ、こんなにおいしいとは思ってなかったなあ。しっとりした果実味、タンニンはお茶系やね。紅茶、ダージリンの渋味。
二日目もヴィノムのブルゴーニュ型。華やかやわ‥セミドライのバラ、いい樽香、果実香もしっとりと、そして密度の高い甘味のある香りがいいですね。紅茶はタンニンだけではなく香りにも、穏やかな旨味と甘味、解放された果実香‥まったく閉じを感じないし、無理に開かれた感じもない。
こういう浸透系のワインがつくづく好きなんだなあと思う。
この甘味には14.5度というアルコール由来の部分もあるかもしれない。でも、まったく飲み疲れはないね。
三日目もヴィノムのブルゴーニュ型。華やかさ、香味の開きは二日目同様。ほどよく軽やかに感じさせる飲み口がとてもスムーズです。土壌由来の香味が少し前に出てきましたね。もちろん熟成も可能だし、5年後あたりの落ち着きや、10年後の‥も楽しみですが、今すでにおいしいネッビオーロですね。
旨味、甘味ともに維持していておいしいですね。ネッビオーロらしいネッビオーロ。バルバレスコという女性的な部分も感じますが、力強さという意味ではない豊満な飲み口はアルコール度数にもよるものですが、過剰な演出はありません。
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