Il Bruciato Bolgheri DOC 2004 Guado Al Tasso Antinori
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イル・ブルチャート 2004 アンティノリ
《イタリア/トスカーナ/赤/カベルネソーヴィニョン60%、メルロ30%、シラー他10%/フルボディ》
アンティノリ家がボルゲリに所有するのがテヌータ・グアド・アル・タッソ。中でもその名を関したグアド・アル・タッソはご存知かと思います。アンティノリの公式サイトでは、ボルゲリ・スペリオーレODCを名乗るようですね(大昔はVDT、少し前まではIGTだったはず)。最新の2013年はカベルネ55%にメルロ25%、カベルネフラン18%、プチヴェルド2%なボルゲリ(ボルドー)ブレンドとなります。
グアド・アル・タッソと言えば、このワインぐらいしか思いつきませんでしたが、公式サイトを確認すると8種類ものワインをリリースしています。ヴェルメンティーノからなる白を二種類と、混醸のロゼを二種類、そしてメルロとカベルネフラン単一。そして、グアド・アル・タッソ同様にボルゲリ(ボルドー)品種混醸でリリースされているのがこのイル・ブルチャート。
グアド・アル・タッソ同様にボルゲリ・スペリオーレDOCを名乗り、さしずめグアド・アル・タッソのセカンド的な存在かもしれません。ただし、2002年が初ビンテージで、2003年は造られず、この2004年がセカンドビンテージとなりますが、2004年はボルゲリDOCとなります。
この2004年は9月初旬のメルロの収穫から始まり、9月中旬にはカベルネとシラーを。収穫されたブドウは除梗された後、品種別に醸造されます。メルロとシラーは10度の低温でのコールドマセラシオンを施して香味を引き出します。28度に温度管理されたステンレスタンクでの醸しとアルコール発酵は10日から15日間。一部アメリカンオークを使いますが、ほぼフランス産のバリックに移してのマロラクティック発酵が2004年末まで続きます。マロラクティック発酵を終えて初めて各品種をブレンドし、あらためてバリックに移されて8ヶ月の樽熟成後に瓶詰めされます。
日本市場の現行は2013年。約10年の追瓶熟成を経た2004年はもちろん超優良年のひとつですね。カベルネなどの国際品種主体だからこそ、約10年の熟れが貴重です。そろそろ飲みたい時期ですね。
さて‥状態は、アースカラーでボルゲリの糸杉(じゃないかも)が写実的に描かれています。少し落ち着いたラベルデザインですね。少しの擦れや汚れ、バックラベルに破れのあるボトルもありますが、全体的にはキレイな状態です。キャップシールもとても新しく見える状態ですが、すべてのボトルでくるくると回るわけではありません。とはいえ、液面も揃って経年相応の位置をキープしており液漏れはなうはずです。色合いは、思ったよりも明るさもある赤は透明度がありますねえ。瓶底の凹みには一部にインスタントコーヒー状の澱が合体したような塊がコロコロと遊びますが、全体を濁らせたり、モヤらせるものではありません。状態もとてもいいですよ。
この2004年がセカンドビンテージ。グアド・アル・タッソのセカンド的な存在かと思われます。となるとオルネライアに対するレ・セッレ・ヌォーヴェ的な立ち位置となるでしょうね。ボルドーブレンドだからこその熟れの時間、今すぐに美味しいはずです。ちなみに、すべてのボトルに貼られているバックラベルに記載のアルコール度数は13.5度となります。
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