Chianti Classico Gran Selezione Vigna del Capannino 2018 Bibbiano

トスカーナ州の赤 > Chianti

Chianti Classico Gran Selezione 特集

更新履歴 2022/07/15
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キャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネ・ヴィーニャ・デル・カパッニーノ 2018 ビッビアーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ・グロッソ/フルボディ》

ビッビアーノ家がアジェンダを興したのは1865年。現在は5代目となるトンマーゾとフェデリコ・マッロッキエージ・マルツィが運営しており、カステッリーナ・イン・キャンティの海抜270mから300mの丘に約33haの畑を所有します。栽培するのはサンジョヴェーゼ(・ピッコロ)とサンジョヴェーゼ・グロッソ、少量のメルロとコロリーノとなります。近年は、トレッビアーノや、マルヴァジアからの白、サンジョヴェーゼのロゼなどもリリースしています。

ビッビアーノと言えば、かのジュリオ・ガンベッリ氏が手がけていたことでも有名ですね。1925年、ポッジポンシに生まれたジュリオ・ガンベッリ氏は14歳の頃からトスカーナ最大の生産者であった「エノポリオ・デ・ポッジ・ボンシ」で働き始めました。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの基礎を築いたタンクレディ・ビオンディ・サンティに才能を見いだされ、サンジョヴェーゼの研究も行います。1942年、ジュリオ・ガンベッリが17歳の時に初めて手がけた生産者がこのビッビアーノだったんですね。ジュリオ・ガンベッリが1950年にモンタルチーノから移植したクローンを栽培し、ビッビアーノの土壌に合うように改良されてきたそうです(つまり出所は‥)。ジュリオ・ガンベッリは2004年まで従事し、2012年に没後は2000年から参加した若きエノロゴ兼アグロノモのステファノ・ポルチナイ氏が継いでいます。

スタンダードな(ブラックラベル)キャンティ・クラッシコ、そしてこのキャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ、クリュ名の付くリゼルヴァ、モンテルネッロも近年グラン・セレツィオーネに格上げした模様。ヴィーニャ・デル・カパッニーノのクリュ名の付くグラン・セレツィオーネもあり、CC1種類、CCR1種類、CCGS2種類の合計4種類のキャンティ・クラッシコをラインナップします。

このサンジョベーゼ・グロッソ100%からなるキャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネですが、以前まではキャンティ・クラッシコ・リゼルヴァを名乗っており、2010年よりキャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネを名乗ることになりました。ヴィーニャ・デル・カパッニーノはビッビアーノが所有する畑の中でも最上かつ、サンジョヴェーゼ・グロッソだけを栽培する畑。南から西向き、アルベーゼ(石灰質)主体の土壌で、1956年と2005年に植樹している7haの単一畑となります。果皮が付いたままのブドウを温度管理された発酵槽で33日間かけての醸しと発酵が行われ、40%はセメントタンク、60%はフランス産の500Lのトノー樽とスラヴォニア産の20HL大樽併用で24ヶ月の樽熟成後瓶詰め。最低6ヶ月の瓶熟成後リリースされます。この2018年は、2022年度版ガンベロ・ロッソでトレビッキエリを獲得しています。

ジェームス・サックリング/94点
This is really succulent with sliced plums, blackberries and some dark chocolate. It’s full-bodied and beautifully crafted. Long and flavorful with gorgeous polish. From organically grown grapes.

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

新しいラベルや、鈍器のようなボトルも見慣れてきましたね。グレーのラベル地色は一見地味ですが、高貴なブルーと、ネックの真紅、金文字も手伝ってなかなかシックで高級感があります。ガッロネロのマークはバックラベルに移ったのかな、コルクは4,5mですが、なかなかの膨張率でコルク内径が太い可能性もあり。グラスは、こちらはサンジョヴェーゼグロッソということもあり、ヴィノムのブルネッロ型、表記のアルコール度数は2015年、2016年同様に15度となります。

色調は暗さ、黒さももありますが、決して濃すぎることのないサンジョヴェーゼらしい赤。ああ、この香りがビッビアーノのヴィーニャ・デル・カパンニーノらしい。あくまでもキャンティ・クラッシコ地区のサンジョヴェーゼなんですが、そこはかとなくブルネッロも彷彿させるハイブリッド感は2018年も健在。少し鉄分、鉱物的で濃さを感じさせるんだけど重苦しくないこの香り。スミレもあるんだけれども、フルーツもどっぷりあり、そこに塩と酸味を連想させ引き締まってますね。

口に含みますと、軽く、ほんと軽いローストした樽香を伴う凝縮した果実香と、塊感のある果実味が口の中を満たします。張りもありますが、砂鉄のようにやわらか重い感じね。乾きながらもしっとりとした渋味、上質な酸味があり、トゲトゲしないし凹凸のないまろやかさ。果実味もしっかりあるが、それらの要素と塩味もあり、決して甘さ推しではない。ドライでフルボディ。アルコールの迫力はあるけれども、アルコールの熱量や甘味は大人しく15度でも気にならないね。じっくりと飽きない濃い果実味、旨味ともにまだ一杯目、少しの荒さはあるが、すでにまとまっている領域は、十分に熟成させてから出荷されるCCGSならではかと思います。サラサラとした、小豆の粉っぽさはタンニン、余韻がすごく長く続きますね。変わらないですね。ヴィーニャ・デル・カパンニーノの味してますわ。その小豆に軽いロースト感があるんだね。それらの樽の要素はほんとキレイに旨味や果実と一体になっています。自分で言うのもなんだけど‥趣味でちゃうよね。こういうタイプとても好き。また、明らかにクラス分けもできており、重厚さはやっぱりこれが一番。うん、しっとりと深い旨味がある。

二杯目、しっとりと旨味がありますが、酸味もとても質が高いですね。行き渡る系で、構成に寄与しまくりです。こういう感じって旨味とともに伸びがあるんですよね。余韻にも続くし、ほんといい。二杯目はさらにまとまり、荒さもどんどん取り込まれていって、なめらか濃くってとてもおいしい。

二日目もヴィノムのブルネッロ型。密度の高い完熟チェリーやイチゴの果実香がたっぷり。グラス内壁を垂れる足もゆっくたりとしています。クリーミーな樽香もありますが、ヴァニラ強さや、白い化粧っぽくないので、疲れない。渋味の隣に苦味があり樽のローストに近い要素。小豆の粉っぽさは健在でサラっとしっとりしています。一段深く旨味も出てきましたが、まだまとまる余地はありますね。濃密だけれども、溶け込んだ酸味はしっかりとあり伸びもいい。初日同様に余韻も長く非常に満足度が高い。

三日目もヴィノムのブルネッロ型です。旨濃密な香りが‥非常に密ですね。決して蜜ではなく、香りからもタンニンを感じます。確かにね、この三日目はブラインドだとブルネッロって答えそう。飲み口に濃さ、密度を感じますが非常にスムーズ。三日目のまとまりと馴染みひしひしでとても旨い。アルコールも15度ですが、疲れませんね。カーっと来ないともいえます。ああ、すんごい果実味も旨い。ジューシーでツヤツヤしてます。三日目は樽の風味もとてもまとまり、馴染んでますが、少しアーモンドの香ばしさやオイリーさを感じますね。ここは樽なんでしょう。うん、三日目が一番好きかな。もちろん、初日から非常に満足度高いおいしいワインですが、まだ若いワインですしね。2016年もおいしかったですが、なるほど2018年のトレ・ビッキエリも納得のおいしさです。スミレとチェリー、ベリーの果実味がとってもピュア濃い。2018年も旨いですよ!

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