Carmenere Piu... 2019 Inama

ヴェネト州の赤

更新履歴 2022/09/15
販売価格

2,680円(税込)

購入数

カルメネーレ・ピゥ... 2011 イナマ
《イタリア/ヴェネト/赤/カルメネーレ85%、メルロ15%/フルボディ》

ジュゼッペ・イナマ氏がソアーヴェ・クラッシコ地区の中央、モンテ・フォスカリーノの上部斜面に位置する最良の畑を購入したのは1950年。以降70年余りが経過しますがコンサルタントに頼ることなく自らの経験や研究、蓄積したノウハウによってソアーヴァの第一人者となりました。

ソアーヴェはイタリアを代表する白ワインでありヴェネトを代表する地酒でもありますが、大量生産品のイメージを持たれるかもしれません。大量生産品には二種類あります。粗悪なものと、上質なもの。上質なものを少量のみ造るよりも上質なものを大量(≒安定)に造るのとでは後者の方が困難を極めます。

ジュゼッペ・イナマが目指すのは‥どちらも。かもしれません。世界市場にも通用するガルガネーガの表現、ソアーヴェの品質向上に寄与してきました。また、ソアーヴェ・クラッシコの土壌は火山性土壌。そこで彼がまず選択したのはソーヴィニョンブランでもあります。また、1990年にはソアヴェから南東にあるコッリ・ベリーチ地区の石灰粘土質の土壌に畑を購入、日照量も多いその土地に適したブドウはカベルネソーヴニョンや、カルメネーレと判断し挑戦し続けています。2010年にはステヴァノの長男マッテオが、2018年にアレッシオ、リカも加わりイナマの大三世代がはじまりました。

このカルメネーレが栽培されるコッリ・ベリーチ地区の畑を購入したのが1990年ですから、まだ赤ワインの生産に関しては歴史は浅いながらも、このカルメネーレが成功していますね。イナマは赤も素晴らしいのです。南米はチリでも栽培されている品種ですが、イタリアならばロンバルディアのカ・デル・ボスコもカルメネーレからなる赤ワインをリリースしています。造り手を魅了する品種なのかもしれません。

イナマの赤は四種類あり、一番スタンダードなカルメネーレ(混醸)がこの「カルメネーレ・ピゥ」。カベルネを主体にカルメネーレを混醸したブラディジズモからは、コッリ・ベリーチDOCを名乗ります。カルメネーレ100%の上級ラインはカルミニウムと、リゼルヴァとなるオラトリオ・ディ・サンロレンツォとなります。

海抜50から250mlの鉄分や粘土、ライムストーンの土壌で栽培されるカルメネーレ。収穫したブドウは除梗し、内側にパドルが付いたステンレスタンクで12時間のアルコール発酵とマセラシオンの後、マロラクティック発酵が施されます。熟成は一年落ちのフランス産のバリック85%、ステンレスタンク15%で約12ヶ月。最後に軽いフィルターをかけた後、澱引きをして瓶詰め。清澄は行われません。

で、カルメネール。諸説ありますが現在ではチリなどでも成功している元々はボルドーを起源とする品種で、カベルネフランと同品種だという話もあります。確かにその個性はカベルネフランにも似ているのですが、カベルネフラン的青さはないんですよね。実際に飲んで頂ければ、カベルネフランにも似てるんだけれども、明らかに個性は違う。そして、南米のそれとの個性が近いのでカルメネーレの特徴はハッキリとしてきたのだと思います。

"Carmenere Piu..."の"Piu"は"もっと"という意味。カルメネーレ単一または混醸の四種類の赤ワインの中で一番軸でありスタンダードなワインだからこそ、カルメネーレを"もっと"飲んで欲しいという期待が込められているのかもしれません。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

ボトルネック部分がやや長め、肩部分がややなだらかにも見えますがボトル下部につれ穏やかに絞られたシェイプを持つボトルですね。ラベルデザインはきっと、昔に扱った2011年ビンテージと同じだろうと思ったら、天使のような少年は登場するもちょっとデザインは違いますね。ほぼほぼ下ネタになりそうなので、デザインに関しての説明はやめておきます。ただ、絵の中には色んなフルーツも描かれてますが、ブドウだけ、ワイン名にある「Piu..」と同じ(たぶん)ムラサキ色なのが効いてます。コルクは4,5cmの生コルク、ディアムあたりでもいいと思うんですが、イナマのヴィン・ソアヴェ同様に、採用されていませんので、それはそれで哲学があるんだと思います(ブショネはない方向でお願いしたい)。グラスは、シュビゲラウのディフィニッションのユニバーサル型にしました。表記のアルコール度数は13,5度となります。

色調は濃いですね。まさにカベルネフランの親戚がいとこの品種らしい。スパイシーな風味があり、黒糖とまでは言わないけれども、甘コク味のある香りがあります。いつものことながら、カベルネフランって、樹液的な、香ばしい甘味を感じますね。確かにメルロとの相性は良さそう、それはカベルネ・ソーヴィニョンの副原料としての相性の良さと同じ。口に含みますと、イタリア品種になれた舌には新鮮、かつ懐かしさも感じるボルドー右岸系の風味。いや、トスカーナにもカベルネフランの風味のあるワインもあるんだけどな(頭の中はトリノーロ)、決してかけ離れているわけではなく、どちらもフランっぽいんだけれども、こっちはボルドーっぽく感じているのは何だろうか。ただ、トリノーロ(クーポレが頭にある)は多品種混醸、こちらはメルロとの二品種というのにも理由があるかもしれない。ま、どっちにしても美味しんんだけどね。

毎日がダメなわけではなく、イタ専してると、ここらへんの品種をたまに挟むとやっぱりおいしいなあ‥も実感する。2019年とまだ若めですが、非常によくまとまっていて全体としての丸みもある。質の低い、渋味や酸味は皆無だし、パッと飲んで、パッと赤ワインの(一般的な)赤ワインらしさを感じる。そこに、あたしも惹かれてるのだ。それは、イタリアワインが難解という意味ではない。あたしのように、フランスや新世界からワインに入って、イタリアに行き着いた身には、なおさら懐かしい感じ。そして、すでにワインの質の良し悪しを知ってると、その質の高さもわかる。最初からイタリアなお客様にいは、フランスや、新世界っぽく感じるかもしれませんが、実は、アルコール度数13,5度とほどほどだし、樽も派手なものではなく、そこはかとなくイタリアを感じさせる他国の品種というのがご理解いただけると思う。

品種的にもそうだけど(フランス人はフランに何を合わせてるんだろうか)、ワイン単体でもほどよく満足感がある。もちろん、これで14度、14,5度あれば尚更だけれども、フランとなると、スパイスも感じるデミグラスソースとか、ポークチャップ的なケチャッピーな感じもいいかもしれませんね。このワインに負けないぐらいのある程度のインパクトもあるとなおよしです。ちょっと秋の夜長にベランダで(うちはないぞ)でしっぽり飲むのにいいですね。

香りも味わいもしっかり開いてますね。つまづきがない。とてもいい。二杯目飲んでますが、いやあ、渋味がいいっすねー。渋味が美味しいのもこの品種のええとこ。どこかスパイスのザラっとした感じもあるんですが、なめらかな舌触りもあるんですよね。これフランのええとこです。

二日目もシュビゲラウのディフィニッションのユニバーサル型です。ボルドー型でもいいと思いますよ。うん、香りは確かにフランそのもの。キレイに、上品に樽も効いてるし香りも力強いというよりも、ハッキリとしてますよね。個性もそうだし、想像するおいしい赤ワインの香りのはずです。口当たりも輪郭からなめらかで、決して香味がハッキリしているので、フルボディ的ですが、よくよく感じてみれば、ミディアムからミディアムプラスで、その分飲みやすさがあるのもいい。エグいような濃さ、押し迫る濃さではなく、ワイン単体でもいいんだけど、食中酒にも十分使える。個人的にはハンバーグ、デミソースでもいいんだけども、ケチャップとウスターソースを詰めたようなソースもいい。あと、牛脂‥ラードとも相性よさそうだな。そして、甘味もある感じ、だから、ハンバーグも実はテリヤキソースが一番合うのかもしれない。

三日目もシュビゲラウのディフィニッションのユニバーサル型です。パレオとか、トリノーロ(クーポレ含む)などのカベルネフランの風味が好みのお客様はすごく喜んでくれそう。この価格だと尚更ですね。マッキオーレのボルゲリロッソと比較となると、複雑さはマッキオーレに軍配が上がりますが、決してこちらが単調なわけではない。初日からのまとまりや、飲みやすい濃さがあり、フラン‥いや、カルメネーレの個性もあってとてもよくできてて、3,000円でオツリがくるのはありがたい。

TOPに戻る TOPに戻る

イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus


大きな地図で見る
[運営] 株式会社ニシノ酒店会社概要詳細
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4
[電話] 06-6731-7406(実店舗専用)
[電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用)
 こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。
[URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/
[MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com
[MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。
会社概要プライバシーポリシー特定商取引法送料決済方法サイトマップお問い合わせ

TOPに戻る TOPに戻る

Members:にしの組

ログイン ログイン
ご購入時に会員登録された場合、登録したメールアドレスとパスワードにてログインが可能です。(パスワードをお忘れのお客様→パスワード再設定

Profile:にしのよしたか

にしのよしたか
西野 嘉高(1970年4月22日:A型)
イタリアワインに関することは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
ライン
campany 株式会社ニシノ酒店
(会社概要・実店舗所在地地図)
campany イベントスケジュール
定休日・臨時休業日・西野嘉高のスケジュールや、ワイン会などのイベントスケジュールの確認はこちら。
faq サイトマップ
メール お問い合わせ
モバイル 090-1899-4351(西野嘉高直通)
カフェ "極主観的イタリアワインブログ"(新ブログ)
"Buona Scelta!"(旧ブログ)

Cart:お買い物かご確認

カート お買い物かご確認

Category:商品一覧

TOPに戻る TOPに戻る

新着イタリアワイン情報

FAQ:総合案内所

faq お買い物全般に関するご利用ガイド

送料や決済方法の他、お買い物に関する情報、よくある質問に対する回答をまとめました。何か疑問に思ったら、まずはこちらをご覧下さい。
ライン
caution ワインをお求めのお客様への情報

ワインをお求めのお客様に、ワインならではの品質管理などの情報などをまとめました。ワインをご購入のお客様はご一読下さいませ。
ライン
会社概要 特定商取引法に基づく表記:返品
会社概要 プライバシーポリシー
モバイル 携帯電話からもご注文可能です。
qrコード
カメラ メディア掲載履歴

株式会社ニシノ酒店がメディアに紹介された掲載履歴をご紹介。取材依頼なメディア様もご一読下さいね。

イタリアワイン啓蒙活動

カメラ イタリアワイン会履歴

不定期ながらイタリアワインの啓蒙活動を兼ねたワイン会を開催しております。ワイン会の参加者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
ペン イタリアワイン教室|Vino Labo

比較試飲(人体実験)を通して、イタリアワインをより深く経験するワイン教室です。実験教室の被験者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
用語集 イタリアワイン用語辞典

イタリアワインを飲んで感じたことを表現・比喩するための、"使わないかもしれない" "使わなくてもいい"独断と偏見に満ち溢れた極主観的用語辞典です。
ライン
リンク イタリアワイン数珠繋ぎ

イタリアワイン情報サイトや、お客様のブログと繋がるリンク集です。

その他..

フィード RSS フィード ATOM


TOPに戻る TOPに戻る