Carmenere Piu... 2011 Inama

ヴェネト州の赤

更新履歴 2015/04/26
販売価格

2,480円(税込)

在庫数 SOLD OUT

カルメネーレ・ピゥ... 2011 イナマ
《イタリア/ヴェネト/赤/カルメネーレ70%、メルロ30%/フルボディ》


ジュゼッペ・イナマ氏がソアーヴェ・クラッシコ地区の中央、モンテ・フォスカリーノの上部斜面に位置する最良の畑を購入したのは1950年。移行60年余りが経過しますがコンサルタントに頼ることなく自らの経験や研究、蓄積したノウハウによってソアーヴァの第一人者となりました。

ソアーヴェはイタリアを代表する白ワインでありヴェネトを代表する地酒でもありますが、大量生産品のイメージを持たれるかもしれません。大量生産品には二種類あります。粗悪なものと、上質なもの。上質なものを少量のみ造るよりも上質なものを大量(≒安定)に造るのとでは後者の方が困難を極めます。

ジュゼッペ・イナマが目指すのは‥どちらも。かもしれません。世界市場にも通用するガルガネーガの表現、ソアーヴェの品質向上に寄与してきました。また、ソアーヴェ・クラッシコの土壌は火山性土壌。そこで彼がまず選択したのはソーヴィニョンブランでもあります。以降、シャルドネや赤ならカベルネ、メルロにも挑戦していますが、1990年にコッリ・ベリチ地区に畑を購入しそこで栽培されていたカルメネーレにも注力しています。

現在、息子のステファノの代になり益々ブラッシュアップされたイナマ社。ソアーヴェを軸に、ソーヴィニョンを二種、シャルドネを一種。赤はカルメネーレを主体または混醸した三種類をリリースしています。

このカルメネーレが栽培されるコッリ・バリチDOC地区の畑を購入したのが1990年ですから、まだ赤ワインの生産に関しては歴史は浅いながらも、このカルメネーレが成功していますね。イナマは赤も素晴らしいのです。南米はチリでも栽培されている品種ですが、イタリアならばロンバルディアのカ・デル・ボスコもカルメネーレからなる赤ワインをリリースしています。造り手を魅了する品種なのかもしれません。

イナマの赤は三種類ある。この一番スタンダードな「カルメネーレ・ピゥ」と、真ん中のラインでカベルネ70%、メルロ20%、カルメネーレ10%の混醸の「ブラディッシモ」の二種類はIGT格。最上のカルメネーレ100%の「オラトリオ・ディ・サンロレンツォ」は2009年からコッリ・ベリチDOCを名乗るそうだ。

海抜50から250mlの鉄分や粘土、ライムストーンの土壌で栽培されるカルメネーレは新たに植樹されたものもあり樹齢は10年から42年を越えます。収穫したブドウは除梗し、内側にパドルが付いたステンレスタンクで12時間のマセラシオンの後、澱引きされアルコール発酵とマロラクティック発酵が施されます。熟成は一年落ちのフランス産のバリックで約12ヶ月。最後に軽いフィルターをかけた後、澱引きをして瓶詰め。清澄は行われません。

で、カルメネール。諸説ありますが現在ではチリなどでも成功している元々はボルドーを起源とする品種で、カベルネフランと同品種だという話もあります。確かにその個性はカベルネフランにも似ているのですが、カベルネフラン的青さはないんですよね。実際に飲んで頂ければ、カベルネフランにも似てるんだけれども、明らかに個性は違う。そして、南米のそれとの個性が近いのでカルメネーレの特徴はハッキリとしてきたのだと思います。

"Carmenere Piu..."の"Piu"は"もっと"という意味。カルメネーレ主体または混醸の三種類の赤ワインの中で一番軸でありスタンダードなワインだからこそ、カルメネーレを"もっと"飲んで欲しいという期待が込められているのかもしれません。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


なかなか重量感のある怒り肩なボルドー型瓶。クリーム色地のラベルにお腹がぽっこり出た子供のようだがなかなか表情が険しい何かが根菜のような根を運んでいるように見えるがその周りには、洋梨やチェリー、イチゴ、トマトやハーブをまき散らしているというよくわからないデザインだが、ブドウの房のみ紫で、"Piu..."の文字のみ赤色でパッと見た感じは愛らしいのだが、よく見るとなんだかコワイ。なお、表記のアルコール度数は14度。

コルクはままあまあの質の5cm。お尻は薄らと紫に染まる。グラスはヴィノムのボルドー型でいいはず。さすがにエッジは紫で艶やかな黒色になる。一瞬チョーキーなミネラル香がした後は、はいはい、カルメネーレってこんな感じ‥飲んだことあるあるな甘味のある鉛筆の香り。鉛筆の芯は"B"で、芯の周りの木が樽に通じるし、表面をコーティングする塗料にインクのイメージもかぶる。そう、カルメネールは鉛筆なのだ。

そんな特徴的な香りは確かにカベルネフランに通じる部分もあるが、フラン特有の青さはない。色はカブトムシの甲冑のような艶のある赤茶色なテカリあるブドウ果皮をもつ果実。適度に甘味もあるしアルコールも感じるが、過度じゃないし、どこか白いミントのような爽やかさがミネラル香に溶け込んでいます。

口に含みますととてもしなやかで、シルキーな口当たり。継ぎ目のない密度で複雑ではない‥という意味ではなく一本気な気質でストレートな表現。ブドウの果皮のスパイス感がある。

味わいに深み、やわらかなエキス、余韻も長いですね。カベルネソーヴィニョンではない。確かにカベルネフランに一番違いが、カルメネールらさしさはある。そう、カ・デル・ボスコの羊の皮を被った狼を思い出す香味。こちらの方がよっぽど価格的にも近づきやすいが、硬さがなくしなやかな密度に無理がなくスムースにやや濃い目の赤ワインとして楽しめる。

目覚めたようにどんどんと香りが開いてくるし、口に含んでから、鼻に抜ける香りもぐんぐんと外向的に開き、余韻はめきめきと長くなる。なんだろうな、この爽やかな甘味を持つ草の香り、じゃあ「草」=「青い」のか?違うんだな。これがカルメネーレの魅力か。

シガー、ドライアプリコット、シナモンやナツメグを連想させるようなスパイスがありほんと個性的で癖になる。

うん、コイツいいぞ。

イナマはソーアヴェ=ガルガネーガの概念を根底から‥なほど、カルメネーレがいい。地ブドウ(あえて土着品種ではなく)ながら、まったく雑味がなく洗練されている。いや、マジ見直した。すぐに美味しい。14度だけどもまったく無理がない。香り開きまくりで、複雑。品種特製に忠実。いいやんこれ!

唯一の難点を挙げるとすれば、すでにワイン単体で完成されてますね。食べたい物が浮かばない。あれにもこれにも合わないわけじゃないんだろうけれども、このワインの個性が際立ち、51対49でワインが勝ってしまうかもしれない。

なんだろうなあ‥この爽やかさ。

檜ですわ。

人生で片手ほどしか経験していませんが、白木のカウンターのような爽やかさなんですね。いや、杉じゃないような気がするだけども、ケヤキや桑ってどんな香りだったかなあ‥悶々。

二日目もヴィノムのボルドー型。チョーキーなミネラル香、白いミネラルがシルバーを帯びて鉛になる。コーヒーやココアという意味ではないカカオ粉がタンニンに通じる。よりシビアに、そしてドライに乾くタンニン。甘味は控えめ。

口当たりがとてもなめらか。これぐらいでいい。これぐらいがいい。二日目がゆえの馴染みがよりスムーズな飲み口に感じさせる。酸味もとても繊細ですね。ちょっとこの赤はいいですよ。ほんとにいい。初日はワイン単体で楽しむこともできる(合わせる食事が思い浮かばない)が、この二日目の馴染みは、赤味の肉が欲しいし、ここはヴェネトだしな‥実はこってりとしたイカスミに合うじゃないかと思う。パスタというよりも少し香ばしく焼いたイカの身に、詰めたイカスミのソースとかね。

馴染むというのは一旦、核または芯に重量バランスを戻し、そこから‥そんな感じです。わかるかなあ。

三日目もヴィノムのボルドー型。乾いたチョーク、熟したブラム、プルーンにブラックチェリーの果実香。やはり白いミネラルと、鉛のような鉄分。決してアルコール感は強くないし、エキスぃでもないがしっかりと濃密さは三日目もある。旨味に酸味が乗ってきて旨酸っぱい。いいねえ。しっかりと深い果実味があるが、キレイに酸味も通るので飲み飽きしない。

うん、カルメネーレの個性がハッキリと表現されていますが、飽きませんね。正直、2,000円台中盤のワインだとはブラインドではわからないと思いますよ。高次元でのバランスがあり非常に満足度の高い一本に仕上がっています。

TOPに戻る TOPに戻る

イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus


大きな地図で見る
[運営] 株式会社ニシノ酒店会社概要詳細
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4
[電話] 06-6731-7406(実店舗専用)
[電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用)
 こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。
[URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/
[MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com
[MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。
会社概要プライバシーポリシー特定商取引法送料決済方法サイトマップお問い合わせ

TOPに戻る TOPに戻る

Members:にしの組

ログイン ログイン
ご購入時に会員登録された場合、登録したメールアドレスとパスワードにてログインが可能です。(パスワードをお忘れのお客様→パスワード再設定

Profile:にしのよしたか

にしのよしたか
西野 嘉高(1970年4月22日:A型)
イタリアワインに関することは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
ライン
campany 株式会社ニシノ酒店
(会社概要・実店舗所在地地図)
campany イベントスケジュール
定休日・臨時休業日・西野嘉高のスケジュールや、ワイン会などのイベントスケジュールの確認はこちら。
faq サイトマップ
メール お問い合わせ
モバイル 090-1899-4351(西野嘉高直通)
カフェ "極主観的イタリアワインブログ"(新ブログ)
"Buona Scelta!"(旧ブログ)

Cart:お買い物かご確認

カート お買い物かご確認

Category:商品一覧

TOPに戻る TOPに戻る

新着イタリアワイン情報

FAQ:総合案内所

faq お買い物全般に関するご利用ガイド

送料や決済方法の他、お買い物に関する情報、よくある質問に対する回答をまとめました。何か疑問に思ったら、まずはこちらをご覧下さい。
ライン
caution ワインをお求めのお客様への情報

ワインをお求めのお客様に、ワインならではの品質管理などの情報などをまとめました。ワインをご購入のお客様はご一読下さいませ。
ライン
会社概要 特定商取引法に基づく表記:返品
会社概要 プライバシーポリシー
モバイル 携帯電話からもご注文可能です。
qrコード
カメラ メディア掲載履歴

株式会社ニシノ酒店がメディアに紹介された掲載履歴をご紹介。取材依頼なメディア様もご一読下さいね。

イタリアワイン啓蒙活動

カメラ イタリアワイン会履歴

不定期ながらイタリアワインの啓蒙活動を兼ねたワイン会を開催しております。ワイン会の参加者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
ペン イタリアワイン教室|Vino Labo

比較試飲(人体実験)を通して、イタリアワインをより深く経験するワイン教室です。実験教室の被験者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
用語集 イタリアワイン用語辞典

イタリアワインを飲んで感じたことを表現・比喩するための、"使わないかもしれない" "使わなくてもいい"独断と偏見に満ち溢れた極主観的用語辞典です。
ライン
リンク イタリアワイン数珠繋ぎ

イタリアワイン情報サイトや、お客様のブログと繋がるリンク集です。

その他..

フィード RSS フィード ATOM


TOPに戻る TOPに戻る