Chianti Classico Le Cinciole 2015 Le Cinciole

トスカーナ州の赤 > Chianti

更新履歴 2022/01/21
販売価格

2,480円(税込)

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キャンティ・クラッシコ・レ・チンチョーレ 2015 レ・チンチョーレ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/ミディアム》

海抜430mから470m。キャンティ・クラッシコ地区の中心付近となるパンツァーノ・イン・キャンティに30haのブドウ園を所有するのがこのレ・チンチョーレ。当主はルカとヴァレリアのオルシーニ夫妻。

レ・チンチョーレの畑は一般的なガレストロとは少し違い、そのほとんどは石灰を含む粘土質でガレストロよりも重い土壌で、標高の高い部分にはシスト(片岩)が露出しています。そのシストは変成が進んだ土壌で無数の穴があり、水はけが良い。空気も含有するので土やブドウ樹の保温効果がある。反対に粘土質は水分を保有するのでブドウ樹を冷却する。

標高の高い位置にはサンジョヴェーゼを。日没時には一番先に日陰になる冷涼な畑ではカベルネやシラーを栽培してます。ブドウの栽培方法は日進月歩、以前は育成に合わせてブドウ樹を整形する芽かき、除葉、グリーンハーベストを行っていたがそのすべてを止めた。摘芯や芽かきをすることで生育を均一化することは、ブドウを均一に熟させるための術だが、チンチョーレではそれを良しとしない。均一化が単調、単純になるという考え。また、摘芯や芽かきをしないことでグリーンハーベストするよりも少ない房数となり、残った房はより多くの栄養を蓄えることになった。

自社畑のみ。東、南、西向き斜面のすべてを使用。土壌はシストを含む粘土石灰質で完全な有機栽培。畑は全てですが、収穫しながら選別が行われます。また、醸造所での殲滅もあり、発酵は大型のセメントタンク。醸しは20日から30日、マロラクティック発酵前に大樽や、バリックの古樽に移してマロラクティック発酵と樽熟成を12ヶ月。樽熟成後は今一度セメントタンクに戻し12ヶ月の追熟成後瓶詰め。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

2010年以来かな(たぶん)。当時の毒味を読み返すことなく、気持ち新たに毒味です。ラベルデザインは変わってないはず。たて長で、筆記体も繊細。ブルーグレーの枠はとても上品。地図が描かれてるんですが、これがモンテベルナルディの先先代のキャンティ・クラッシコの地図に似てるんだな。いずれもパンツァーノ、なにかあるに違いない(調べない‥おい!)。バックラベルにビオロジコの文字。どうしてもビオのワインを毛嫌いしているイメージがありますが、臭いビオでなけれもぜんぜんオッケーですからね。ビオだけではどやのこやのとも言いませんが、輸入元さんの名前を見て、あー、きっと無理だなあと思ったら、わざわざ挑戦もしませんけれども。コルクはまあまあの4,5cm、グラスはシュピヴェラウのユニバーサル型、表記のアルコール度数は14度となります。どう考えてもビンテージが遅れているはずの、今頃2015年、これは楽しみしかありません。

色はサンジョヴェーゼらしいルビー色に深さがありますが、艶やかな輝きもありとてもいい。注いでいる途中で(これは大丈夫なヤツ=臭くない)のは感じていたのですが、グラスからの香りも大丈夫。開放的ではありませんが、スミレとチェリー系果実なキャンティ・クラッシコの王道スタイルで、なんら汚れがない。口に含みますと、輪郭はやさしさがありますが、果実味に溶け込むタンニンと、行き渡る酸味、うん、これはまさしくキャンティ・クラッシコですね。ミネラル推しではありませんが、少し硬質に感じる(温度が低いのも原因)ミネラルにパンツァーノらしさを感じているのですがどうでしょう。

まだまだ二日目や三日目にはさらにまとまるでしょうし、旨味や、ジューシーさも期待できますが、一杯目から落ち着きがあっていいですね。バックビンテージの醍醐味を満喫。少し、ボワンとした缶詰のチェリーの風味(喫茶店のあれね)の風味、微かにプラムのヒント、うん、整ってますね。非常にバランスがいい。そうだ、これ、2015年だったんだ。2015年のバランスの良さを感じますね。浸透するような果実味もありとても美味しい。なかなか、久しぶりに真っ当(語弊あり)な、酸味と果実味のキャンティ・クラッシコらしいバランス。

うまい、うまい、うまい。

あれ、(期待超え)これ、おいしいやんか。

スタンダードなCCもボチボチお値段も上がってきましたが、【バックビンテージ(落ち着きあり)】【2015年(超優良年)】というブーストがあって、この価格は非常に、非常にコスパが高いですね。ただし、コスパが高い=まるでスーパートスカーナみたい‥ではないですよ。非常に真っ当にピュアなキャンティ・クラッシコの王道。これはいいです。すでに、ジューシーな部分あるんですよね。果実味の旨味に伸びがあります。

二日目もシュピヴェラウのユニバーサル型です。初日同様、グラスからの香りはそう開放的ではありませんが、決して閉じというわけでもない、少し温度が低いので、それが原因かと思います。でも、口に含むと果実「味」はとても開いてるんですよね。旨味も少しでてきて、ボディ感も増したようです。二日目らしいまとまりもありますね。果実の香味にはワイルドなチェリーやベリー系の風味も出てきました。最前列ではありませんが、少しスパイスがあるんですね。チェリー主体ですが、プラムや、重くないプルーンの風味もあり複雑さもありますね。

やわらかという表現のユルさは皆無。チンチョーレの個性もありますが、キャンティ・クラッシコらしいサンジョヴェーゼでとてもいい。アッビナメントは基本のトマトと、オリーブオイルさえあれば、あとはなんでもイケそうでもあるし、使い勝手もいい。

三日目もシュピヴェラウのユニバーサル型です。オッデーロのランゲ・ネッビオーロと同時の毒味なんですが、いずれも品種特性がほんとピュアに表現されてますね。チンチョーレのキャンティ・クラッシコは色も、果実味も(オッデーロのランゲ・)ネッビオーロよりも、密度感がありますが、こちらも「濃さ」がウリのスタイルではない。非常にバランスがよく、初日からしなやかに飲める。渋味も旨いですねえ。全体的に香ばしさのある甘味があるんですが、濁らない。もちろん、このワインの場合は、バックビンテージかつ、2015年ということもあるんだけれども、大幅に3,000円を斬るとなるとコスパも異様に良い。

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