Chianti Classico 2015 Casalvento/Livernano

トスカーナ州の赤 > Livernano

更新履歴 2022/07/01
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キャンティ・クラッシコ 2015 カサルヴェント/リヴェルナーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ80%、カベルネソーヴィニョン20%/フルボディ》

リヴェルナーノの兄弟ブランドなのがこのカサルヴェント。これまでは、2006年を扱った際には、リヴェルナーノが買いました畑から醸し、新しい個性・キャラクターを与えられたのがカサルヴェントと説明していたようですが、初代オーナーである元スイス人医師であるマルコ・モンタナーリは、2002年ボブ・クイッリオ氏にリヴェルナーノを譲渡しますが、元々ボブ・クイッリオ氏はニューヨークのブロンクスで生まれ、アメリカ最大の自動車販売店のひとつを営み、1970年からはフロードウエーや、ロンドンで映画やショーのプロディースをしていた人物。そんな財を成したボブ・クイッリオ氏がトスカーナでの田舎暮らし、ワイン造りを志したのは1995年、このカサルヴェントを購入しました。よくある(語弊あり)成功者の隠居的な感じなんでしょうね。日本でいうと、定年後は軽井沢でそば打ちでもするかあ‥みたいな(語弊ありあり)。そう、元々ボブはカサルヴェントを所有しており、2002年にリヴェルナーノを買い増した‥というのが経緯のようです。なお、輸入元の資料ではボブ・クイッロではなく、グッドラン・クイロとなっていますが同一人物と思われます。現在はアメリカでイタリアワインのインポーターも兼ねているようで、いい意味でビジネスマンなんでしょうね。

リヴェルナーノのCCはサンジョヴェーゼ80%に、メルロ20%。このカサルヴェントのCCはサンジョヴェーゼ80%にカベルネソーヴィニョン20%と副原料が違いますね。使用されるカベルネソーヴィニョンはいわゆるリヴェルナーノIGTに使用されるカベルネの区画で比較的若い樹齢の樹からのブドウが使用されているそうです。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

その扱いは2006年以来なんですよね。その間、何度か試飲会で飲んだような気もします。それにしても日本市場は現行が2015年ということで、4年、5年遅れというのも嬉しいですね。ラベルは2006年と変わらないように思います黒字に白と赤文字、紙質や印字はよくなったようなきがしますね。バックラベルは、ガッロネロのトレードマークとQRコードのみ。 QRコードの下には、www.livernano.it の記載がありますから、元々はカサルヴェントの所有者がリヴェルナーノを追加買収したわけですが、主たるブランドはリヴェルナーノになっているようですね。コルクはまあまあの4,5cm、グラスはザルトのユニバーサル型、ちなみに表記のアルコール度数は13,5度となります。注いでいる最中からの果実香にも確かに20%のカベルネを感じますね。所詮は1/5ともいえますが、カベルネって強いので、香りの過半数を占めることはありませんが、結構6:4とか7:3ぐらいに感じることもシバシバです。そういう意味では、同じ20%でもメルロ20%の方が香りもやや穏やかかもしれません。ただ、カベルネが副原料だと、とてもわかりやすい。それこそイタ専でなくとも入りやすいキャンティ・クラッシコになるんだよなあ。うん、世のワインのほとんどが(語弊ありあり)カベルネですからね(おい、そんな言い切っていいのか!)。色味も確かにカベルネ混醸らしく暗く黒いですね。果実香には、キャンティ・クラッシコらしいサンジョヴェーゼのチェリーやスミレの香りもありますが、カシスやベリー系の香りもありますね。香りは結構まとまってるし、いい意味で継ぎ目があいまいでとてもいいと思います。とにもかくにも口に含みますと、あ、飲み口は言うてもサンジョヴェーゼだし、キャンティ・クラッシコを逸脱してませんね。ブラックチェリーな酸味もありますし、カシスに近いプラムの果実味と酸もある。カベルネが混醸されているからと言って圧倒的に濃いという感じではもちろんありませんよ。構成感としては、確かにキャンティ・クラッシコで、混醸がメルロではなくカベルネらしい。昨今は、サンジョヴェーゼ100%のキャンティ・クラッシコを紹介することが多いので、ある意味、新鮮だし、おいしい。少し樽の香ばしさはカベルネの方が似合う感じですね。決してヴァニラは強くないし、全体的にも甘味推しではない。2015年という好バランスさを感じますし、いい感じでまとまっている時期でもあるんですよね。酸味や渋みはイガイガせず、これも現行比4年以上という部分もあるんじゃないかな。メリハリはあるけれども輪郭はなめらかです。いいんじゃない、これ。なかなかカベルネ混醸のキャンティ・クラッシコ扱う機会は少ないのですが、2015年の良さもあるし、そもそも遅れてるのに、このお値段でしょう?これはお買い得ですよね。

果実味に甘味はもちろんありますね。旨味もあるんだけれども、上質かつキュっとした酸味もあるし、こなれた渋みもあって、全体的に何かが突出した‥という感じじゃない、2015年らしい好バランスが突出しています。ここね、すごく大事なんですよ。世界のワイン誌の評価の通り2016年はめっちゃええビンテージなんですけどね、現地の気候だどうだったかどうかなんて、関係なく、出来上がった作品的に2015年のこのバランス取れすぎててどこを評価すべきかという個々を見つけにくいぐらいのすんごいいいワイン感は2016年には希薄。いや、2016年もいいんですよ、とてもわかりやすい果実味があるしね。カベルネ感、この香りね、特に終盤の杉良太郎なだよな。流し目な余韻も長い。うん、カベルネの要素もしっかり(ハッキリ)と感じますよ。そういう意味でも、キャンティ・クラッシコなんだけどもちょっとIGTっぽさもあるかもしれませんね(あくまでもキャンティ・クラッシコを逸脱はしてません)。余韻はとても長いですね。これはカベルネの恩恵かもしれません。そもそも複雑な要素があり、しかも力強く余韻の長い品種、それがサンジョヴェーゼの果実の香味も引き連れてくれる。

二日目はシュピゲラウのユニバーサル型です。スミレとベリーの紫の共演。同じ20%でもメルロとは比較にならないほどカベルネの主張は強い。そもそもよく考えれば、メルロもカベルネの補助品種的な扱いでもある(左岸としても語弊あり)。メルロだとやんわりとサンジョヴェーゼに溶け込んで支えるが、カベルネだと、大リーグ養成ギブスを装着したようになるからオモロうまい。二日目はしっとりまろやか‥旨味もグンと深くなる。終盤に向けてカベルネ由来のサラサラとしたタンニンが砂時計のように流れる。ほろ苦い味わいもあるが、カベルネフランっぽさは微塵もなく、カベルネらしい。もちろん、サンジョヴェーゼが主体となっている感覚はあるんだけれども、カベルネの主張は声が大きい大阪人のようだ(お前や)。ただ、二日目ともなるとちゃんとまとまってて、口の中での満たされ感も十分、香味の複雑さは混醸、しかもカベルネならではで大変美味しい。ワイン単体でも楽しめますが、ハッキリしたデミソースのピフカツとか、ポークチャップとか、ハンバーグでもいいんだけども…ああ、やっぱりグリルとか洋食とか、そういうお店のお料理に合いそう。そうういう意味でエビフライなど甲殻類もタルタルではなくデミソースならバチコンと合いそうな気がします。

三日目はザルトのユニバーサル型です。ああ、いい香りですね。カベルネの熟れが出てきました。もちろん、メルロと比較すれば主張も強いのですが、熟成カベルネにある香りも出てきましたね(熟成香というわけではない)。小慣れた熟れですね。香りにも粘性を感じ、まったりとした感じもある。飲み口は日を追うごとにクリーンな旨味がマシマシでこれは旨いな。初日よりも二日目、二日目よりも三日目はさらに旨い。旨味にも粘性があり、余韻も長くなります。隠し味にコーヒー入れたデミソースとかバッチリなんじゃないかな。

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