Brunello di Montalcino 2016 Uccelliera

トスカーナ州の赤 > Montalcino

更新履歴 2022/05/25
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2016 ウッチェリエラ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》

モンタルチーノの街の南、カステルヌォーヴォ・デッラヴァーテに1986年に創業したのがこのウッチェリエラ。主に西南西向きのブドウブドウ畑はとてもミニマムなもので、サンジョヴェーゼが約7ha。他に少量の国際品種など合計0.3haを栽培しています。マレンマを臨む斜面に位置し、サンタンティモの丘によって北北西の冷たい風から守られています。

ウッチェリエラはイタリア語で鳥小屋を意味しますが、カステルヌォーヴォ・デッラバーテのアラバスター採石場にある農園の古代の名前で、そこから採掘された最上級の石はサンタンティモの修道院の建造に使用されています。ブドウ栽培も醸造も、担当するのは当主でもあるアンドレア・コルトネージ氏。「地の塩」と表現すべき人物で農家のひとり息子として十代の頃から父親を手伝ってきたそうです。

所有する7haの畑は買い増しを繰り返した結果でいくつかの地域に分かれます。日照量や土壌が様々な環境で育ったブドウを混醸するのは彼のスタイル。昨今はクリュ別に詰める生産者も多いのですが、もっと広い視点からみれば、モンタルチーノを表現するにモンタルチーノで育ち収穫されれば‥ですね。

シエナのピアッツァ・イン・カンポの近くで営むトラットリア(お母様は料理人だそうです)で自分のワインを出すも、国内や輸出分でほとんど残らない状態。2006年から始めたブロジェクト‥モンタルチーノの北側の畑から収穫されるブドウからヴォリエロというブランド名でブルネッロ・ディ・モンタルチーノとロッソ・ディ・モンタルチーノを作り始めましたが、上級ブルネッロであるカサート・ウノもワイン・アドヴォケイトで高く評価され品薄。

基軸となるアンターナは、1975年、2988年、2000年に植樹されたカステルヌォーヴォ・デッラバーテ地区にある約7haの畑から。海抜は150m、250m、350mに分かれます。収穫されたブドウは直ちにドライアイスを使用した除梗作業に取り掛かります。ブドウの温度を下げることと酸化を防ぐのが目的。低温で7日から8日のマセラシオンで天然酵母を活発にさせ、25日から30日間に渡るアルコール発酵期間中は、ポンプオーバーが施され香味を抽出します。澱引きをしてからマロラクティック発酵。スラヴォニアとフランス産の数種類の樽で最低24ヶ月の熟成後アッサンブラージュして瓶詰め。

ワインアドヴォケイト/96点
The Uccelliera 2016 Brunello di Montalcino opens to dark fruit and wild cherry with warmer tones of cured tobacco, spice and potting soil. It shows the extra density, darkness and richness that comes so beautifully to fruit grown on the sun-drenched southern side of Castelnuovo dell'Abate in the southern half of the appellation. What Uccelliera delivers so carefully, vintage after vintage, is a truly exceptional sense of mouthfeel with textural richness and lingering creaminess. It is also one of the wines that consistently shows a sense of place. This is a touchstone estate for this specific Montalcino microclimate. Production is 29,000 bottles.

ヴィノス/96+点
The 2016 Brunello di Montalcino blends richness, ripeness and refinement to create a model of total balance. At first, it’s dark, earthy and herbal; yet with time in the glass, a massive wave of black cherry, raspberry, sage and a grounding note of undergrowth comes forward. In the mouth, it coats all that it touches in silky, cool-toned textures, giving way to ripe red/black fruits complemented by spiced citrus, as nuances of lavender and tobacco form. While this feels round and pliant throughout, fine-grain tannins slowly saturate, sneaking up and reminding you of just how young the 2016 really is today. Hints of baker’s chocolate, licorice and a twang of tart blackberry resonate - wow, does it ever end?

ジェームス・サックリング/97点
his is really beautiful with complex black cherry, berry, walnut and dark chocolate. Some mushroom and smoke. It’s tight and reserved with polished tannins and wonderful balance and finesse. Persistent and intense. Drink after 2025.

ジェブ・ダナック/95点
The 2016 Brunello di Montalcino is sourced from three vineyard sites in Castelnuovo dell’Abate and spent three years in French and Slavonian oak of various sizes. It offers very pretty, soft floral aromatics of violet, black raspberry, and sweet baking spice. Structurally, the palate is plush and round on the mid-palate, with soft tannins and generous warmth, but without excessive weight.

ワインスペクテイター/95点
Burly tannins put a grip on the black cherry, black currant, plum, earth and tobacco flavors in this dense version, yet it's also vibrant, building to a lingering finish. All the components are in the right place, so this should come together nicely over time.

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

今回はそのRDM2019年と同時毒味となります。ボトル形状や基本的なラネルデザインも同じなのは逆に珍しいかもしれませんね。それなりにボトルもネック部分も長めで瓶厚もしっかりとしたボトルはBDMとしても十分です。コルクは、コルクのロット番号に違いはありますが、同等の5cmでたぶん基本同じじゃないかな‥と、思うとRDMは贅沢な仕様ですが、二種類用意するよりも、統一した方がコスト安いのかもしれません(知らんけど)。同時毒味ですので、グラスもヴィノムのブルネッロ型に揃えております。ちなみに表記のアルコール度数は15度となります。

色調はRDMよりも一段深さ、暗さがありますね。樽香にはRDMには感じなかったヴァニラ香もほんのりとあり、バリックや新樽はBDMに優先的に使用されているのかと思います。続けて飲むことで共通した果実香を感じますが、BDMの方が果実香のトーンも暗めでベリー多めの印象。果実香全体にまとまりを感じますね。口に含みますと、なるほど、口の中を満たすボリューム、スケール感は(当然ですが)BDMの方が上。酸味はRDMのようにクッキリとした感じではなく、たっぷりの果実味に溶け込んでいますね。タンニンもサラサラというよりも、しっとりとしている感じです。全体的にRDMよりも低重心でボリューム、ボディ感も秀でます。うん、完成度高いですね。旨味もありますし、樽香もまったく派手ではない。丸く、丸く、磨き込まれた粘土のダンゴのようにまとまっています。RDMよりも果実本来の甘味はありますね。

二杯目です。あーう、うん。確かにグラスからの香りの時点で香りの密度のキメ細やかさや深みに違いは感じますね(高いので当然です)。一杯目のヴァニラの風味もさらに溶け込んでますね。ああ、旨味に溶け込む酸味もチュパっててとてもおいしい。グン‥ズン‥と一段深い味わいの深さがあり、もちろん重さを感じるフルボディ。とはいえ、カベルネ系のフルボディとはまた違いますからね。そこはサンジョヴェーゼなんです。うん。まあ、さすがにBDMは旨いよね。しかも2016年ですから、尚更ですね。深さに複雑さも加味されるし、単一品種でこの奥深さ(立体感)と、複雑さっていうのは、やっぱりすごいんですよ。


二日目もヴィノムのブルネッロ型。うん、樽香がBDMの方がハッキリ感じられますね。初日ほどヴァニラは強くはなく、タンニンにリンクする木質な気質の乾いた樽もあります。香りもより密度があり、少し鉄分も感じるかな。口の中を満たす果実味は輪郭に張り、十分にミネラルも溶け込んでおり、酸味、渋味はキメ細やかで上質。そりゃあ、RDMよりもさらに上質であるのは実感できますね。含み香にも樽の要素がありますが、果実味はもちろん負けてませんよ。ブルネッロらしいスケールの大きさヒシヒシ。やっぱウッチェリエラ、おいしいなあ。

三日目もヴィノムのブルネッロ型。エレガントな樽香がいいですね。これはRDMにはない要素。少し新樽も使用されている(年周り)かもしれませんね。三日目でもなお輪郭は、新鮮な生レバーのように角が立ってるというか、ヘニャっとしてない。スクっとしてるんだな。渋味や酸味のきめ細やかさ、溶け込みの密度もほんと緻密。体(てい)としての大きさよりも、やはり密度の高さですね。さすがの満足度。ブルネッロもアンナータですら良い造り手のものは、15,000円前後が当たり前になりつつある昨今、2016年で万斬りはこの上ない幸せ。

五日目です(四日目は動かしてません)。うーん、深い。しっとりとまとまってます。三日目とそう変わらないように感じますね。さすがBDMはいい意味で強い。でも、初日から強くて早まったとは思わせない完成度が嬉しい。余韻も長いなあ。まあ、なかなか五日目まで引っ張ることもないかと思いますが(四日目は一切動かしてないので、瓶内での酸化もそう進んでないんだけれども)、ポテンシャルもあるってことの証明でもありますね。

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