Brunello di Montalcino 2011 Caparzo

トスカーナ州の赤 > Montalcino

更新履歴 2022/03/11
販売価格

3,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2011 カパルッツォ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》

モンタルチーノ中心部の北側、アルテジーノの南側にアジェンダを構えるのが、このテヌータ・カパルッツォ。1970年の設立で、古代の地図に書かれていた“Ca'Pazzo”(イタリア語で「夢中になる」)という地名が語源。海抜は約220mに位置し南から南東向きの畑を持ちます。ブルネッロの畑が9ha、カベルネソーヴィニョンの畑の2.5ha、シャルドネや、ソーヴィニョンブラン、トラミネールなどの白品種を植える3ha、ロッソ・ディ・モンタルチーノ用の3haと、サンジョベーゼを1haに、モスカデッロを1.5ha所有します。IGTのワインも醸していますが、もちろんブルネッロ・ディ・モンタルチーノが主軸。アンナータとリゼルヴァ、単一クリュとなるラ・カーサのブドウ園は海抜275mに位置するカパルッツォご自慢のクリュ。その隣のアルテジーノが醸す"モンテソーリ(光の丘)"と同じ斜面にあるそうです。

今回ご紹介するのは、緑ラベルでお馴染みのアンナータ(スタンダードなブルネッロ・ディ・モンタルチーノ)。アンターナにはカパルッツォが所有するモンタルチーノ地区に持つ様々な条件を持つ4つの畑からのブドウが使用されます。

「カパルッツォ」海抜220m、砂と粘土質の持つ北部の8ha畑。
「ラ・カドゥータ」海抜300m、大きな岩、アレナス片岩の土壌の南西部の7haの畑。
「イル・カッセーロ」海抜270m、砂質を中心に堆積岩の混じる土壌で南部に位置する6haの畑。
「サン・ピエローカセッレ」海抜250m、砂と粘土の混ざる土壌で東部の2haの畑。

収穫されたブドウは28度から30度に温度管理されたステンレスタンクでアルコール発酵が行われますが、最初の二日間で、熟していない種子を除去しながら発酵が施されます。これはカパルッツォの新しい発酵タンクで可能になったとのこと。一週間のアルコール発酵の後、10日から15日間のマセラシオン。期間中はデレスタージュ、ポンプオーバーが施され香味を抽出します。澱引きの後、20度から24度でマロラクティック発酵が行われ大樽で最低24ヶ月の樽熟成後瓶詰めされます。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

そのラ・カーサは生成色地ですが、このアンナータは緑色地なグリーンラベル。ネック部分が少し長めですね。とはいえ、コルクは良い質のものですが、ITLIAって書いてあるだけで、せめて生産者の名前やブルネッロの刻印は欲しいですね。グラスはヴィノムのブルネッロ型一択、バックラベルに表記のアルコール度数は14度となります。色調はザ・ブルネッロというサンジョヴェーゼの色。香りもめっちゃいい。木質な気質のスギ系の樽香がほんのりさわやかで、キャンティではなく、ブルネッロらしいスミレや果実香は超真っ当に、開いておりますね。香りからしtげ艶っぽく、渋味と旨味を感じさせますね。おっと、これは超お買い得ではないでしょうか。現行は今年2017年がリリースの年周りだったかな、6年の追熟成かつ、このお値段は、ヤ・バ・イ。

口に含みますと、うん、熟成香がするわけではありませんが、初日の一杯目としては、確かに6年の追熟成を感じる、まとまりと、旨味、なめらかさがイキナリある。やはり香りの中に、さわやかな樽香もありますね。果実味は非常にクリアでピュア。汚れがなくすんなりと飲める好バランス。近年、どうしてもブルネッロも高くなってきましたが、十二分なバックビンテージ、優良年、この状態にして、この価格は奇跡的。

口先から旨味を感じ、ああ、確かに熟成感は少しあるね。それこそ最新ビンテージの二日目や三日目的なものを初日の一杯目から感じている。イガイガや、トゲトゲしさは皆無で、まろやかにまとまっています。とはいえ、まだまだ熟成ポテンシャルを感じさせるのもすばらしい。ついつい、クリュものを珍重しますが、アンナータでこの状態でサン・キュッ・パーとかお買い得感しかない。チェリー系果実が基本だけれども、いい感じでこなれたプラムの風味もとてもいい。

二杯目、すこし鉄分を感じるミネラルもあり複雑さが増しますね。果実味はさらに深く、まろかやかになり極上。これはヤバいでしょ。めちゃくちゃ美味しいブルネッロ。艶やかな旨味もあるボリュームというよりも表面張力的な厚みもとてもいい。

二日目もヴィノムのブルネッロ型。甘味ある香りはあくまでもピュア。二日目だけれども、初日から馴染みやまとまりがあり、それが継続されている感じ。これは、バックビンテージならではかもしれない。旨味穏やかでピュアな果実味、ちゃんとフルボディな密度があり、とてもよい。いやあ、とてもよいぞこれは。これはいいものだ(マ・クベ)。

舌に乗っかる果実味のピュアさ、その厚み、ボディがとてもいい。ほどよく表面張力、張りもありながらも、信玄餅のようにぷるんとしてる。いい意味でスパイス感が少なめなのは、なおさら果実のピュアさを高めているとも言えるな。とはいえ、樽香にはカパルッツォらしい、少しローストしたような樽香があるんだけれども、そのロースト具合がしっとりとしてて、乾いていないのでイガイガしてないし、樽香も穏やか。

三日目もヴィノムのブルネッロ型。樽と果実味がぬるぬると融合した香りもいいですね。三日目らしく旨味は最高潮で、少しまったりとした粘性も感じます。それにしても果実味はクリア。汚れがないのがとてもいい。重すぎないフルボディで、ほんと「程よさ」が際立ってますね。アンナータとして理想的、6年差となれば、古酒と言っても差し支えないけれども、この6年ほどのバックビンテージな恩恵をヒシヒシ。第一次飲み頃で、ピークの上り坂八合目、いや、七合目かな。アンナータの役割としてのまだ若いうちからのおいしさも持続。

赤身なんだけど、牛脂で焼くと良質な脂の風味ってつくじゃない、そういうのもいい。なめらかなタンニンがあり、脂も流してくれるんだけれども、あまり脂ノリノリである必要もない。それよりも肉の赤身の旨味のしっかりしたお肉が食べたい(食べたいだけかよ)。ビフカツ、さらりとしたデミソースとかもいいかもしれませんね。

それにしても余韻もすごくながい。果実味や旨味もほどよく強く、長く続きます。飲み頃のバックビンテージがこの価格はヤバイ、ヤバイです!

TOPに戻る TOPに戻る

イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus


大きな地図で見る
[運営] 株式会社ニシノ酒店会社概要詳細
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4
[電話] 06-6731-7406(実店舗専用)
[電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用)
 こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。
[URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/
[MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com
[MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。
会社概要プライバシーポリシー特定商取引法送料決済方法サイトマップお問い合わせ

TOPに戻る TOPに戻る

Members:にしの組

ログイン ログイン
ご購入時に会員登録された場合、登録したメールアドレスとパスワードにてログインが可能です。(パスワードをお忘れのお客様→パスワード再設定

Profile:にしのよしたか

にしのよしたか
西野 嘉高(1970年4月22日:A型)
イタリアワインに関することは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
ライン
campany 株式会社ニシノ酒店
(会社概要・実店舗所在地地図)
campany イベントスケジュール
定休日・臨時休業日・西野嘉高のスケジュールや、ワイン会などのイベントスケジュールの確認はこちら。
faq サイトマップ
メール お問い合わせ
モバイル 090-1899-4351(西野嘉高直通)
カフェ "極主観的イタリアワインブログ"(新ブログ)
"Buona Scelta!"(旧ブログ)

Cart:お買い物かご確認

カート お買い物かご確認

Category:商品一覧

TOPに戻る TOPに戻る

新着イタリアワイン情報

FAQ:総合案内所

faq お買い物全般に関するご利用ガイド

送料や決済方法の他、お買い物に関する情報、よくある質問に対する回答をまとめました。何か疑問に思ったら、まずはこちらをご覧下さい。
ライン
caution ワインをお求めのお客様への情報

ワインをお求めのお客様に、ワインならではの品質管理などの情報などをまとめました。ワインをご購入のお客様はご一読下さいませ。
ライン
会社概要 特定商取引法に基づく表記:返品
会社概要 プライバシーポリシー
モバイル 携帯電話からもご注文可能です。
qrコード
カメラ メディア掲載履歴

株式会社ニシノ酒店がメディアに紹介された掲載履歴をご紹介。取材依頼なメディア様もご一読下さいね。

イタリアワイン啓蒙活動

カメラ イタリアワイン会履歴

不定期ながらイタリアワインの啓蒙活動を兼ねたワイン会を開催しております。ワイン会の参加者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
ペン イタリアワイン教室|Vino Labo

比較試飲(人体実験)を通して、イタリアワインをより深く経験するワイン教室です。実験教室の被験者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
用語集 イタリアワイン用語辞典

イタリアワインを飲んで感じたことを表現・比喩するための、"使わないかもしれない" "使わなくてもいい"独断と偏見に満ち溢れた極主観的用語辞典です。
ライン
リンク イタリアワイン数珠繋ぎ

イタリアワイン情報サイトや、お客様のブログと繋がるリンク集です。

その他..

フィード RSS フィード ATOM


TOPに戻る TOPに戻る