Fornacelle Bianco 2019 Fornacelle

イタリアの白ワイン

更新履歴 2022/05/18
販売価格

2,580円(税込)

在庫数 SOLD OUT

フォルナチェッレ・ビアンコ 2019 フォルナチェッレ
《イタリア/トスカーナ/白/セミヨン/辛口》

ボルゲリへの進出組ではなく、元々ボルゲリで畑を所有していた家族経営の小規模な生産者だそうです。1900年初冬からビッリ家の所有で、現在の当主であるステファノ氏により1996年から徐々に畑の改植を行い、2001年には初めての自社瓶詰ワインをリリースするに至ります。現在所有する畑は15haで、オリーブや野菜も造っているそうです。そのうちブドウ畑は平野部に8ha。砂礫や小石の混ざった中程度のやわらかな土壌。ボルゲリらしく赤ワインは国際品種からなる2種類。白もボルゲリ=地中海らしいヴェルメンティーノをリリースしていますが、このフォルナチェッレ・ビアンコはセミヨン100%なんですよね。フランス酸のバリックの古樽での発酵と、シュール・リーの状態で6ヶ月の樽熟成を経て瓶詰めされます。

ボルゲリを地中海的ではなく、ボルドーや、ナパと気候条件が似ており、同様の赤ブドウ品種の栽培が成功するならば、白だって、ボルドーはグラーヴのセミヨンも‥となっても不思議ではありませんね。貴腐菌がつけば‥ソーテルヌのような甘口ワインも期待できそうですが、ここは辛口の白になるべくセミヨンが栽培されているようです。ボルドーの白としては、ソーヴニョンブランに混醸される副原料的な扱いかと思いますが、最近は、新世界で単一品種で醸されるワインも多いとか。トスカーナのボルゲリでセミヨン、面白いじゃないですか!

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

撫で肩瓶、エチケッタはトスカーナの現代アーティストであるFranco Menicagli氏によるもの。コルクはディアムではありませんが、ああいう感じの圧縮コルクで4,5cm。表記のアルコール度数は2017年は13,5度、2018年とこの2019年は13度となります。グラスは2018年と同じくザルトのユニバーサルで始めたいと思います。微かにオレンジ(橙色)も感じるレモンイエロー。樽発酵も感じる洋梨や、やはりオレンジ色の要素としての清見オレンジ果汁、アカシアな花もありますが、やはりフラワリー推しでもないし、樽香もそう目立つわけではないし、ヴァニラ推しではありません。同じくセミヨンのトリノーロのビアンコと比較すると、柑橘多めで、もう少し樽の風味があり、ボディ感がある。うん、ボルゲリっぽいね。それでも、白い可憐な花の上品さはフィアーノに匹敵するかなあ。そういうとこ、セミヨンとフィアーノ似てるかもしれません。

口に含みますとクリアに冷えた果実味ながら、輪郭は丸みがありまろやか。ふくよかに口の中を満たし、少しクリーミーさすら感じるかもしれません。とはいえ、やわらかさが前ながら硬度のあるミネラルもありますし、酸もでしゃばらず、不足せず‥いいバランスです。樽熟成を意識はさせるけれども、ぜんぜん邪魔じゃない。度数も13度よりも高く感じるボディ感があり非常に満足度は高い。そのボディ感にはなめらかさがあり、奥底にある緑の風味とともにオリーブオイルの彷彿とする。隙のない密度、いいですねえ。とても美味しいです。なめらかで、すでに旨味がありますが、決して甘味は強くなく、少し海に近い風味としての塩味もあって、単一品種ですが、なかなか複雑さがありますね。ミネラリー推しではいし、サッパリ系ではありませんが、しっかりとドライな飲み口です。

クリーム系のパスタにレモン汁、レモンピール。茹でるか蒸した海老にあっさりしたマヨネーズ、焼きではなく、茹でたてホカホカのイカにレモンとマヨ(個人的に一味か七味を)なんかもいい。なめらかさと、柑橘がアッビナメントのポイントかなあと思いますが、白身の魚ならバターでソテー、レモンにイタパセもいいでしょうね。ボルドーのヒトって、セミヨンに何を合わせて食ってるんだろうか(はてな)。

少しの時間経過で終盤に苦味が乗ってくるのもいいですね。二杯目に移行、温度も少し上がってきましたが、非常に余韻も長くなりますね。旨味やまろやかさも増しますが、決してダレない酸とミネラルは維持しているのもいいですね。非常に密度感があるんだな。どこか草の風味、そう、香草、ハーブというよりは草の感じがあるので、良質かつ、そういう風味を持つバター、生クリーム、牛乳を使った料理と合わせてみたいが(グラスフェッドバターとか)、いい乳製品+強過ぎないハーブ類でもいいと思う。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはザルトのユニバーサル型です。あれ、誰か飲んだ?三日目ぐらいの液量しか残ってないんですが、たぶん犯人はあたしです。キンキンですが、香りは萎縮することはないですね。白い果肉果実と柑橘、どこか柑橘に近いパインもあったりして、そしてやはり樽発酵と樽熟成による樽の風味があり、香りからもボディ感を感じることができます。

うん、非常によくまとまってますね。ネリネリしてるんだけれども果実味は澄んでます。樽があると白濁しそうなんだけれども(あくまでもイメージです)。渾然一体のまとまりと馴染み、二日目ならではのおいしさ。ワイン単体でも十分楽しめますね。ブッラータとか、いや、ゴルゴンゾーラあたりもいいかもしれない。やっぱり乳な部分を感じるので、そういった素材を使ったものがいいですね。そして、ヒントに柑橘をと。

旨味もあるけど強くはないよね。ボディ感も白としてはフルボディなんだけど、ウザくないから飲みやすい。ああ、いつの間にか注ぎ足しちゃって、三日目までは残らないわ。複雑さがあり、ボディ感もありますが、すんなりと飲めますね。セミヨン、何かに似てるようでしっかり個性もある。ボトルは撫で肩ですが、ボルドーの白と飲みくれべてみたいなあ。

TOPに戻る TOPに戻る

イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus


大きな地図で見る
[運営] 株式会社ニシノ酒店会社概要詳細
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4
[電話] 06-6731-7406(実店舗専用)
[電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用)
 こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。
[URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/
[MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com
[MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。
会社概要プライバシーポリシー特定商取引法送料決済方法サイトマップお問い合わせ

TOPに戻る TOPに戻る

Members:にしの組

ログイン ログイン
ご購入時に会員登録された場合、登録したメールアドレスとパスワードにてログインが可能です。(パスワードをお忘れのお客様→パスワード再設定

Profile:にしのよしたか

にしのよしたか
西野 嘉高(1970年4月22日:A型)
イタリアワインに関することは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
ライン
campany 株式会社ニシノ酒店
(会社概要・実店舗所在地地図)
campany イベントスケジュール
定休日・臨時休業日・西野嘉高のスケジュールや、ワイン会などのイベントスケジュールの確認はこちら。
faq サイトマップ
メール お問い合わせ
モバイル 090-1899-4351(西野嘉高直通)
カフェ "極主観的イタリアワインブログ"(新ブログ)
"Buona Scelta!"(旧ブログ)

Cart:お買い物かご確認

カート お買い物かご確認

Category:商品一覧

TOPに戻る TOPに戻る

新着イタリアワイン情報

FAQ:総合案内所

faq お買い物全般に関するご利用ガイド

送料や決済方法の他、お買い物に関する情報、よくある質問に対する回答をまとめました。何か疑問に思ったら、まずはこちらをご覧下さい。
ライン
caution ワインをお求めのお客様への情報

ワインをお求めのお客様に、ワインならではの品質管理などの情報などをまとめました。ワインをご購入のお客様はご一読下さいませ。
ライン
会社概要 特定商取引法に基づく表記:返品
会社概要 プライバシーポリシー
モバイル 携帯電話からもご注文可能です。
qrコード
カメラ メディア掲載履歴

株式会社ニシノ酒店がメディアに紹介された掲載履歴をご紹介。取材依頼なメディア様もご一読下さいね。

イタリアワイン啓蒙活動

カメラ イタリアワイン会履歴

不定期ながらイタリアワインの啓蒙活動を兼ねたワイン会を開催しております。ワイン会の参加者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
ペン イタリアワイン教室|Vino Labo

比較試飲(人体実験)を通して、イタリアワインをより深く経験するワイン教室です。実験教室の被験者募集はメルマガにてご案内しております。
ライン
用語集 イタリアワイン用語辞典

イタリアワインを飲んで感じたことを表現・比喩するための、"使わないかもしれない" "使わなくてもいい"独断と偏見に満ち溢れた極主観的用語辞典です。
ライン
リンク イタリアワイン数珠繋ぎ

イタリアワイン情報サイトや、お客様のブログと繋がるリンク集です。

その他..

フィード RSS フィード ATOM


TOPに戻る TOPに戻る