Climat Chardonnay 2016 Vie di Romans(6種6本セット)

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ヴィエ・ディ・ロマンス

更新履歴 2020/12/18
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54,800円(税込)

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クリマ・シャルドネ 2016 ヴィエ・ディ・ロマンス
《イタリア/フリウリ/白/シャルドネ/6種6本木箱入りセット/同梱不可》
 
フリウリ州‥スロヴェニアとの国境沿いの街、ゴリツィアの西に位置するマリアーノ・デル・フリウリ地区はイソンツォDOCエリアとなります。祖父の代から100年もの間、ガッロファミリーの手によって守られたその土地は、水はけのよい平らな土地で、海と山の両方から吹く風に恵まれるミクロクリマを持つテロワール。

17歳で家業を継いだ現オーナーのジャンフランコ・ガッロ氏は、同地区のみならずイタリアの生産者が一目置き、イタリア最高の白ワインの生産者として最も尊敬され信頼される‥「北の巨人」と形容される人物です。ジャンフランコが三代目‥次は息子さんが四代目となるそうです。

創立以来「ガッロ」と名乗っていたものの、カリフォルニアの大規模なワイン生産者である「(EJ)ガッロ」との商標権の兼ね合いで1986年に名称の変更を余儀なくされたそうで、現在の「ローマ人の道」という意味のヴィエ・ディ・ロマンスになったそうです。

彼の考えるテロワールとは「人間、土地、気候、ブドウ品種」であり、その中でも最も重要なのは「人間」であるとのこと。また「テロワールに最も適したブドウを栽培すること」「凝縮したブドウを作ること」「完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫すること」な、当たり前のことを当たり前に‥に向かって邁進する生産者。

流行の醸造法や、市場に流されることなく、彼がその地で得た知識、経験を元に毎年生み出されるワイン達。何度かご一緒させて頂きましたが、本当に偉大さを感じる人物ですね。そこには包容力もあるわけですが、自身の目標や探求へのストイックさをヒシヒシと感じます。とても几帳面でブレない‥見習いたいものですね。

2009年からの樽発酵やマロラクティック発酵の廃止、リースリングレナーノ単一のプリン・フリートや、メルロからなるロゼのチャントンスの生産終了もあり、転換期にあると言え、それまでのスタイルとの差異は少なからず感じて当然ですが、思想としては進化をたどっているはずなんですよね。

イソンツォDOCエリアは北緯45度から46度、日本でいうと最北端である稚内あたりとなります。この地区は平地で海抜も30m前後ながら「北」であることや、大陸性気候と地中海性気候の両方を併せ持つこの地区だからこその要因も多数でそのひとつにロシアから吹き付ける冷たく乾いた風"ボーラ"が平地ながら滞留を興さずに冷涼な気候を保っています。

イソンツォ川の南部は粘土質や石灰質が多い土壌で、畑での仕事量は半端ない。グリーンハーヴェストは二度行い、一本の樹から収穫されるブドウは600g、一本のワインを造るに1000gのブドウが必要と言われているので、そのためには二本の樹から収穫したブドウを使うことになりますね。

また徹底的に酸化を防ぐ醸造も彼ならでは。除梗の段階から極力酸化を防ぎ、発酵が始まるまではドライアイスの粒を混ぜることで酸素を寄せ付けません。またタンクには窒素を充填することで酸化を防ぐ徹底ぶる。酸化を防ぎきった果汁は、ブドウの粒の中味と同じ色、香り、味を持つそうです。

 【2016年のビンテージ情報】

 年明けから平均年よりも暖かくなり、結果的に発芽が少し早まりました。
 春の後半からは雨が降り出し、5月下旬から6月中旬にかけて20日間続けて
 降雨がありました。その後、気候が回復し、日中の気温は30度を越え始め
 収穫期まで安定した気候が続きます。温暖なビンテージとなりましたが、
 昼夜の寒暖差もしっかりあり香りの熟成、タンニンの熟成も良く、完熟し
 たブドウを収穫できました。ワイン全体の出来は素晴らしく、味わいも豊
 かで香りには太陽の温かみがかなり感じられます。オーナーのジャンフラ
 ンコ氏もワインの出来には非常に満足しており、自身が作った年の中でも
 素晴らしい年のひとつと語っています。

 【ヴィエ・ディ・ロマンスの熟成樽に関しての追加情報】

 西野嘉高もテクニカル情報を書きながら気になっていたのが熟成樽の容量の
 情報なんですね。225Lと228L‥その3Lの違いに何があるのか?輸入元さんか
 ら回答が来ましたので追加情報として記載しておきます。

 樽の製造メーカーによってブルゴーニュタイプである228L容量の樽と、ボル
 ドータイプである225Lの樽のが異なるそうです。元々ヴィエ・ディ・ロマン
 スではブルゴーニュタイプの228Lの樽を使用したいたそうですが、樽メーカ
 ー(ダルジュ、バロン)がブルゴーニュタイプ(228L)の樽の製造を止めて
 しまい、以降はその樽メーカーからボルドータイプ(225L)の樽を購入する
 ことになったので、熟成に使用する樽の容量が複数あるようです。

 なお、現在ヴィエ・ディ・ロマンスのワインの熟成に使用されている樽のメ
 ーカーとタイプは下記の通り。なお、3Lの差はワインに及ぼす影響はないと
 のことです。

 ・タランソ  :ブルゴーニュタイプ
 ・セゲンモロー:ブルゴーニュタイプ
 ・ダルジュ  :ボルドータイプ
 ・バロン   :ボルドータイプ

ヴィエ・ディ・ロマンスのシャルドネを醸造するにあたり、そのシャルドネが産まれる畑は元々6つの区画に分かれていたそうです。単一品種でも区画毎の収穫や醸造は今の時代は当然のことですが、それを個別の作品として‥は、30年来の構想だったそうです。

ヴィエ・ディ・ロマンスでは、それを「クリュ」とは呼ばずに「クリマ」と呼んでいます。「クリュ」とすれば、ヒトが規定する人為的な区画を意味し、「クリマ」とすれば、誰もが規定できない自然の影響のみを考慮した区画とし、「クリマ」と呼んでいるようです。その、区画毎の違いを同じ条件(人の手や、技術、方法)でワインに転化すれば、その違いこそが土壌やそのクリマでの環境の違い、その素性を純粋に表現でき、どの年でも同じものにはならないと考えています。

この6つのクリマは、ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ(以下、樽ドネ)に使用される3区画、そしてチャンパニスに使用される3区画の合計6つのクリマを同じ手法で醸造し、それぞれ瓶詰めしたということになります。それによって初めてクリマの違いを体感することになります。


■ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ(樽ドネ)用畑

・GLESIE(15,40度)

表層部分にドロマイトを含んだ深い土壌。粘土泥炭土質であり、深い部分では表層部
にない石灰を含む。有機物を多く含む一方で、微生物、窒素は少ない。鉄分が豊かな
一方でリンは少ない。保水性は中程度。気温は高く乾いている。

海抜:32m
向き:北-南
面積:2,3ha
平均樹齢:9年
収穫:9月13日
温果皮浸透:8度で16時間
スキンコンタクト:10日間
清澄:低温で静置
アルコール発酵温度:16度から19度
アルコール発酵期間:25日間
マロラクティック発酵:なし
バリック熟成:9ヶ月(澱とともに)
ステンレスタンク熟成:9ヶ月(澱とともに)
清澄:静置のみ(澱下げ剤などの使用なし)
瓶詰:2018年6月20日
瓶熟成:24ヶ月
アルコール度数:15,40度


・CURIE(14,30度)

粘土泥炭土質の深い、または中程度に深い土壌。特に下層の集積層は粘土泥炭土、石
灰を含み、また酸化鉄が豊富。有機物に富む一方、微生物は少なく、保水性は低い。
比較的暖かい。

海抜:32m
向き:北-南
面積:1,5ha
平均樹齢:13年
収穫:9月21日
温果皮浸透:8度で16時間
スキンコンタクト:10日間
清澄:低温で静置
アルコール発酵温度:16度から19度
アルコール発酵期間:23日間
マロラクティック発酵:なし
バリック熟成:9ヶ月(澱とともに)
ステンレスタンク熟成:9ヶ月(澱とともに)
清澄:静置のみ(澱下げ剤などの使用なし)
瓶詰:2018年6月20日
瓶熟成:24ヶ月
アルコール度数:14,30度

・NUTS(14,20度)

泥炭土質の中程度に深い土壌。石灰は表層部では少ないが、下層では豊富。カリウム、
有機物、微生物に富む。保水性は低い。比較的暖かい。

海抜:32m
向き:北-南
面積:2,0ha
平均樹齢:15年
収穫:9月22日
温果皮浸透:8度で16時間
スキンコンタクト:10日間
清澄:低温で静置
アルコール発酵温度:16度から19度
アルコール発酵期間:36日間
マロラクティック発酵:なし
バリック熟成:9ヶ月(澱とともに)
ステンレスタンク熟成:9ヶ月(澱とともに)
清澄:静置のみ(澱下げ剤などの使用なし)
瓶詰:2018年6月20日
瓶熟成:24ヶ月
アルコール度数:14,20度

■チャンパニス用畑

・BOGHIS(14,30度)

粘土質の深い土壌。切開はなく、泥炭土、ドロマイトを含む。有機物、微生物を多く
含み保湿性が高い。他の区画に比べて年間平均で約1,5度涼しい場所。

海抜:32m
向き:北-南
面積:1,5ha
平均樹齢:28年
収穫:9月23日
温果皮浸透:8度で16時間
スキンコンタクト:10日間
清澄:低温で静置
アルコール発酵温度:16度から19度
アルコール発酵期間:18日間
マロラクティック発酵:なし
バリック熟成:9ヶ月(澱とともに)
ステンレスタンク熟成:9ヶ月(澱とともに)
清澄:静置のみ(澱下げ剤などの使用なし)
瓶詰:2018年6月20日
瓶熟成:24ヶ月
アルコール度数:14,30度

・CORTESAR(14,10度)

泥炭質の深い土壌。深い部分ではドロマイト、石灰に富む。有機物、微生物も豊富。
保水性は中程度。他の区画と比べると冷涼。

海抜:32m
向き:北-南
面積:2,0ha
平均樹齢:26年
収穫:9月22日
温果皮浸透:8度で16時間
スキンコンタクト:10日間
清澄:低温で静置
アルコール発酵温度:16度から19度
アルコール発酵期間:25日間
マロラクティック発酵:なし
バリック熟成:9ヶ月(澱とともに)
ステンレスタンク熟成:9ヶ月(澱とともに)
清澄:静置のみ(澱下げ剤などの使用なし)
瓶詰:2018年6月20日
瓶熟成:24ヶ月
アルコール度数:14,10度

・GOSS(14,70度)

ドロマイト、石灰、砂質泥炭土に富む。そこまで深くない土壌。表層部に酸化鉄、ア
ルミニウムを含み赤味を帯びた色。有機物が豊富で、微生物も含む。保水性はあまり
ない。比較的温暖。

海抜:32m
向き:北-南
面積:1,4ha
平均樹齢:11年
収穫:9月13日
温果皮浸透:8度で16時間
スキンコンタクト:10日間
清澄:低温で静置
アルコール発酵温度:16度から19度
アルコール発酵期間:36日間
マロラクティック発酵:なし
バリック熟成:9ヶ月(澱とともに)
ステンレスタンク熟成:9ヶ月(澱とともに)
清澄:静置のみ(澱下げ剤などの使用なし)
瓶詰:2018年6月20日
瓶熟成:24ヶ月
アルコール度数:14,70度

コンセプトとして醸造方法は同じ。純粋にクルマによる違いを表現するシリーズですので、収穫日に違いはありますが、テクニカル情報は同じです。昨年、2015年のご紹介時には、すべてバリックでのマロラクティック発酵としておりますが、この2016年はすべてマロラクティック発酵が施されていません。全体的に2015年よりもアルコール度数が高くなっておりますね。ビンテージ情報として温暖な気候だったようですので、その影響かもしれません。

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