Brunello di Montalcino 2015 La Fiorita
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希望小売価格9,900円税込→ 通常特価 7,980円税込→ 特別価格 6,980円税込
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2015 ラ・フィオリータ
《イタリア/フリウリ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
ヴェネト出身のロベルト・チプレッソ氏がモンタルチーノで醸造家として活動を始めたのが1986年、1987年からはチャッチ・ピッコロミーニの醸造を任され一気に著名なエノロゴの仲間入りを果たします。そんなロベルト・チプレッソ氏が自身のアジェンダを興したのが1992年。モンタルチーノ村の中心部から南東に‥カステルヌォーヴォ・デッラバーテに向う途中の僅か0.5haの畑から始まります。
初ビンテージは1993年で、当時エノテカ・ピンキオーリが独占購入したこともラ・フィオリータの名前を世にらしめることになりました。2011年からナタリー・オリベロスが当主となりました。ナタリー・オリベロスは、もともとはアメリカのAV女優でサヴァンナ・サムソンという芸名だったようです。1999年にダニエル・オリベロス氏と結婚するも、2004年には離婚されているようですね。
現在所有する畑は約7haで、標高150mから200mの南向きで粘土と砂質主体のポッジョ・アル・ソーレ畑と、標高約350m、南東から南西向きのガレストロ土壌を持つピアン・ボッソリーノ畑を持ちます。畑はこのアンナータもリゼルヴァも、ロッソ・ディ・モンタルチーノも共通で合計約7ha、ポッジョ・アル・ソーレ畑(南向き、海抜150m)とピアン・ボッソリーノ畑(南東向き、海抜350m)からのブドウが使用されます。もちろんロッソとのとの違いはブドウのセレクションと熟成期間になりますね。
2015年は冬はとても寒く、春は安定しない気候でしたが、夏はとても暑く乾燥し、サンジョヴェーゼは例年よりも房は小さめだったそうです。8月に数回の暴風雨があり収穫量は現象しましたが、糖度、ブドウの凝縮レベルは高い状態で収穫することができ良いビンテージになったとのこと。
2015年の収穫は9月24日から26日の三日間。最高25度までに温度管理されたスラヴォニア産の大樽でのマセラシオンとアルコール発酵は約17日間、マセラシオン期間中はポンプオーバーとデレスタージュが施されます。樽熟成は新樽30%のフランス産500Lの樫樽で24ヶ月の熟成後、澱引きを兼ねてステンレスタンクに移され4ヶ月の追熟成後瓶詰め。無濾過にて瓶詰めされ12ヶ月の熟成後リリースされます。生産本数は21,800本。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
扱うのは2011年以来ですね。アンナータは黒地のラベル(RDMは紫色地)となります。当主がナタリー(フリオイグレシアス風で)になってから、ラベルデザインも変わるのかと思ってましたが、今の所変更はないようです。ボトルはなかなかヘヴィなもの、コルクは良質の5cm、グラスはヴィノムのブルネッロ型一択。ちなみに表記のアルコール度数は15度となります。
色調は暗めですが、透明度があり、実はそんなに濃くないんだな。樽は500lと、バリックの倍と決して大樽熟成ではないし、30%とはいえ、フランス産の新樽も使用されていますので、樽由来の香りもありますが、派手ではないですね。サンジョヴェーゼらしい小豆っぽい豆の香りもあり、甘味な香りは思ったよりも控えめ、一杯目の注ぎたては、全開ではありません。スミレ、ミネラル、赤や黒のチェリー。このところ15度表記のトスカーナが続いていますが、どれもこれもコントロールできてますね。香りだけでは15度もあるとは思えません。
とにもかくにも口に含みますと、やわらかながら張りのある輪郭、酸味や渋味は豊富ですがトゲトゲしさのない丸みがありますね。旨味があり、すでに飲める状態。味わいに閉じ感はありませんが、さらなる開きに期待。全体的に数年前まではもっといい意味で分かりやすい派手さもあったのですが、まとまりもいいですね。2015年なのでなおさらとも言えます。味わいにサンジョヴェーゼらしい少しの粉っぽさ、これは渋味に通じる部分ですね。渇いた渋味、サラっとした渋味ともいえます。残糖感はまったくなくドライな収束。ほっこりとした余韻も長く、うーん、やっぱり2015年のバランス、好きだわ。
サラっとした渋味がベースになってきましたね。もちろん酸もありますが、果実味を縫うように張り巡らされている感じ。果実味はやわらさがありますが、その酸のおかげでダレないし、旨味がいいですね。グラスからの香りに全開を感じないだけで、飲み口は十分なレベルの開き。今、飲めてますよ。飲み口にも15度という高いアルコールが浮き足立つことがないのがいいですね。アルコールだけが突出して感じることはこの数年なくなりましたね(まあ、感じるものは扱ってないんだが)。
フルボディだし、密度もみっちりしてますが、ミネラル感が透明度をもたらし、アルコールも適切なので飲みやすいんですよね。もう最近、飲みやすさ重視な部分もあるので、なおさらおいしく感じます。
二日目もヴィノムのブルネッロ型。樽香は確かにあるんですよね。フィオリータらしいかもしれない香ばしい樽香が。ただ、ヴァニラっぽい樽香ではないし、ローストのロベルト・チプレッソ(以下ロベ・チル)の頃よりも強くないように思いますね。少しオリエンタルなスパイスがあり、甘味も含めてエスニック料理なんかにも合うかもしれないし、合わないかもしれない(どっちだよ)。旨味ですねー。甘味は強くなったわけではなく、旨味と甘味を透明感あるミネラルが繋ぐ。舌にしっかりと味わいが広がり、余韻も長く感じますね。二日目らしいまとまりがあり、これも15度って信じられないな。やっぱりナタリーの時代になってより女性らしいブルネッロに変わった印象です。
うん、甘味、旨味は感じるんだけれども、過度じゃないし、やさしさもそう。とはいえ、丸みがあり、渋味や酸味の尖りはないから飲みやすい。口の中でギュっとするわけでもないしね。でも、構成感はちゃんとある。そういうバランスもいい。これがビンテージによるものもあるかもしれないが、全体像としてロベ・チプ時代よりもイマドキのおいしさがありますね。
三日目もヴィノムのブルネッロ型、ようやくシガーのような香りも出てきましたね。しっとりとした旨味が酸味と相まってジュシー。いいまとまりがあり、やっぱり15度とは思えない飲みやすさ。うーん、これも非常においしいブルネッロですね。まいったなあ、2015年はハズレがない。ゴテゴテし過ぎないデミソースに、肉汁たっぷりのハンバーグもいい。
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